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第41話 過去と現在
5ー1 床入り
ヤーマン老、いや、カルゼとの床入りは、思いもしない激しいものだった。
「これまで何があった?」
カルゼは、アンリによって淫らに作り替えられた俺の体を弄びながら俺にきいた。
「いったいなぜ、純朴だったお前がこんな淫らな体になったんだ?」
カルゼは、俺が答えるまで俺の胸の尖りを苛んだ。胸に吸い付いて舌先で捏ねたり、軽く歯を立てたりしながら彼は、俺を問い詰めた。
「あぅっ!・・そんな、吸っちゃ、やだっ!」
体をくねらせ快感に悶える俺にカルゼは、目を吊り上げさらにそこを責め立てた。
「答えろ!言わなければこのままここだけでいくまで続ける」
「ひぁっ!」
俺は、カルゼに胸の頂だけを責められていきたくて涙目になっていた。だが、カルゼは、俺が触って欲しいところには目もくれずに俺の腫れた尖りをきゅっと指で摘まんで引っ張った。
「あっ・・んぅっ!」
「どうした?リュカ」
カルゼが俺の下腹をちらっと見て薄く笑う。
「もう、ここだけですぐにいきそうだな」
「あ、あっ・・」
俺は、涙を流しながら哀願した。
「もう、そこばっか、いやぁっ・・」
「どうして欲しい?」
カルゼが俺に訊ねた。俺は、掠れた声を出した。
「いかせて、欲しい・・」
「なら、お願いしてみろ、リュカ」
俺は、カルゼに胸だけを弄られ続けて頭が快楽でぼうっとしていた。涙を流し顔をぐちゃぐちゃに汚して俺は、カルゼに頼んだ。
「お願い、だから・・俺をいかせて、ください」
俺の嘆願を聞くとカルゼは、ふん、と鼻を鳴らした。
「よく仕込まれているな。まあ、いい。いかせてやる」
「あぁっ!」
カルゼは、俺を抱き上げると膝の上に後ろから抱き抱えて俺の前に手を伸ばした。もう、頭を持ち上げている俺のそこを大きな掌で掴むと擦りあげた。
俺は、彼に2、3度擦られるともう、達してしまいカルゼの手の中へと白露を吐き出した。カルゼは、俺の精で汚れた掌をぺろっと舐めると舌なめずりした。
「相変わらずお前のは、甘いな、リュカ」
カルゼは、俺の体を持ち上げると俺の後孔にいきり立ったものを押しあて、ゆっくりと押し入れてきた。
熱いその高ぶりに貫かれ俺の目の前に星が飛んだ。頭が真っ白になり、脳が蕩けて。俺は、もう、何も考えることができなかった。
「あぁっ・・きもち、いいっ・・」
カルゼは、俺の下から最奥へと突き入れる。俺は、快感のあまり腰を揺らしながら甘い哭き声をあげた。
「も、だめぇっ・・きもち、い・・よすぎて、おかしくなっちゃうっ!」
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