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第65話 冒険者と男娼(5)

 7ー5 クルーゼ  クルーゼは、俺が着ていた服を剥ぎ取っていく。あっという間に俺の体は、露にされた。  まずい!  このままじゃ、やられる!  俺は、自由がきかない体でなんとか逃れようとベッド上で手足をバタつかせた。俺が蹴った足を掴むとクルーゼは、俺の足の指を口に含んで舐め始めた。  「なっ・・あっ・・!」  くすぐったさに俺は、背をそらした。クルーゼは、足からじょじょに上へと舌を這わせてきた。  奴は、俺の足を開かせると俺の股間に顔を埋める。乱暴にそこを含まれ俺は、その激しい熱に腰を揺らした。  「あぁっ・・もっ・・いっちゃ・・」  「いけっ!」  クルーゼは、俺のものを咥えたまま俺に命じた。俺は、すぐにいってしまいクルーゼの口内に白露を放ってしまう。  クルーゼは、俺の吐いたものを飲み込むと顔をあげて口許を拭った。  「なかなかうまい!」  「ぅっ・・」  俺が涙ぐむとクルーゼは、体を重ねて俺の頬へとキスをした。  「ふん。これぐらいで泣いてるなんて、男娼ってもたいしたことないな」  クルーゼは、俺の胸のぷっくらとした尖りを見ると指で摘まんで引っ張る。  「お前、ここ、すげぇな。ぷっくら膨らんで、まるで牝じゃねぇか」  「あぁっ!・・そこ、はっ・・」  俺は、弱いところを刺激され身悶えした。媚薬で意識が朦朧としてきて、俺は、夢中で快楽にしがみついていた。  「ぅん・・あぅっ!・・」  「なんだ?お前、いったばっかなのに、もう、ここ、たってるぞ?」  クルーゼに言われて俺は、頬が熱くなる。  「いやっ!・・見ないで・・」  涙をぽろぽろと溢す俺を見てクルーゼが息を飲む。  「お前・・」  クルーゼが俺の両足を広げてそこに潜り込んだ。すでに屹立している自分のものを俺の後孔に押し付けるとクルーゼは、余裕がない様子で侵入してくる。  荒い呼吸音が部屋の中に響いて。  俺は、ぐにゅん、と奥を貫かれてすぐにいってしまった。  「ふぁっ!・・はっ・・あっ・・」  「入れると同時にかよ?どんだけだ、ほんとに淫乱だな、ルシウス」  クルーゼは、俺の中をぐちぐちと抽挿を始める。俺は、媚薬に犯されもう、快感の波に飲まれて頭の中が真っ白になっていた。  「ひぁっ!・・ああっ!いいっ・・きもち、いっ・・」  「ああっ!俺も・・いくっ!」  びゅくっとクルーゼが俺の中で精を吐き熱いものが体の奥に拡がっていくのを感じながら俺は、意識を手放した。

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