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11.※対面座位

「⋯⋯ッ!」 突然、後ろに衝撃が走った。 その衝撃に耐えきれず、口からこぼしそうになった。 視界が火花が散るほどに衝撃を覚えている葵人のことを気にすることもなく、貫かれた確かな硬さが下から突き上げてくる。 「うっ、んん⋯⋯っ、ふ、ふっ、んん、ん⋯⋯ッ」 口に挿入()れられた時からそこに欲しいと思っていた。 だが、口の中に碧人の放った精を含んだまま行為をするとは思わなく、常に奥を激しく突く行為に気づけば耐えきれない声を上げてしまうぐらいなのに、それを制限されているなんて。 捉えようによっては、こういうのもお仕置きと呼べるのかもしれない。 気持ちいいと、耐えられないのだから。 「ふぁ⋯⋯っ、ふ⋯⋯っ、ふっん、んっ、⋯⋯あ、あっ⋯⋯あっ、あっあ⋯⋯ッ!」 「気持ちよくて⋯⋯声、出ているね⋯⋯ッ」 「あぁ⋯⋯っ」 きゅう、と開ききった蕾を締める。 「⋯⋯ふふ、そんなにも締めて⋯⋯。口なんて垂らしちゃってるし、悪い子⋯⋯」 口元に垂らしていたらしい精を碧人が拭ったことで、慌てて口を閉めた。 「そんなにも気持ちよかった?」 ゆるゆると腰を動かす碧人に意識が途切れそうになりながらも、様子を窺うように頷いた。 「そう、そうなんだね。ナカが痙攣しているぐらいだもの。でも、おかしいな。ココが全く反応してないんだもの」 撫でるようにその少しも勃ってもない葵のソレに触れ、ビクッと身体を震わせた。 「ずっと器具を付けていた影響かな。完全に壊死したかもしれない。そうしたらココを切ることになるかもしれないね? そしたら葵、完全に女の子だ。そうなったら、嬉しい?」 なんてことのない、まるで天気の話でもするように言う碧人の口から信じられないことを告げられ、自分でも思った、まさかの事実を突きつけられる。

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