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21 最後のショーはド派手にいこう②
「ひゃああああァッ!!」
ガクンと背中が反り、電マの刺激に耐えきれずに再び俺は射精してしまった。
「おい。また寸止めでいじめようと思ってたのに」
「あー、わり。まさかこんな早くイクとか思わなくて」
「…ま、イッたなら仕方ねーし、めちゃくちゃにイカせまくろうか?」
「やぁ…っ!あっ、待っ…」
一人のお客さんに竿を支えられて、電マを持ったお客さんは継続して先端に当ててくる。イッたばかりのそこに強い刺激は少しだけ痛みを感じたが、それ以上に気持ち良い。
「ああっっ!!やぁぁっっ!!」
ガチャンと手足の枷が鳴り響き、拘束具が軋む音がした。乳首に当てられたローターも止まっていないので、我慢なんて出来るはずもなく。
「ぁぁ、ア"、ッ、ぅ…っ、きも、ちいい…!気持ち良いっ!!」
ガクガクと震えながら叫ぶと、お客さん達は嬉しそうに笑ってくれた。ぎゅっと拳を握り締め、強い快感に惚けていると、また絶頂の兆しが見えた。
「い、く…っ!イク、イク…っ、また、イッ…」
近くに居る響くんを見つめながらそう叫ぶと、優しく頷いて、手を繋いでくれた。
「~~…っ、ふ……ぁ、…ンン、んぅ……っ」
響くんの手を痛い位に握り締めて深い絶頂を迎えた。ビクンと体は大きく震え、ボロボロと涙が溢れた。
「詩ちゃん、やばくない?平気?」
「へ、……きぃ、気持ち、いっ…気持ちいい、」
まだお客さんを喜ばせる言葉を伝える事が出来る位には余裕がある。俺は蕩けた表情でみんなを見つめながらそう言うと、電マと玩具は離れていった。
「…やば、可愛い…次は中を可愛がってやるからな」
「じゃあ足広げますね」
響くんがリモコンを操作すると、俺の足は大きく開かされた。それに対して羞恥を感じる余裕はなく、ただ響くんの手を握り締めた。
ローションをたっぷりと指に絡めたお客さんは、ゆっくりと後孔に当てがい、少しずつ挿入していった。
「ん…っ、ん……」
態とらしくいやらしい音を立てながら掻き回す指に小さく体が反応した。今はもう何処を触られても気持ち良いと思ってしまう。
「中にはこれ入れようか」
「おう。すぐ入ると思う」
他のお客さんが玩具を取り出すと、指を進めて慣らしてくれているお客さんがそれを受け取った。
「詩ちゃん、入れていくね」
「うん…入れてぇ…早く、我慢出来ない…っ」
もちろん多少の演技はしているが、それに対してお客さん達は大歓喜。
「はぁ…っやば、可愛い……」
指が引き抜かれてバイブが当てがわれると、少しだけ強引に中へ進んできた。
「んん…っ」
それを痛いと思わない体は、すんなりとそれを咥え込んだ。
「何処ら辺かな…誰か分かる?」
「響くんが見つけてあげたら?」
「あ、それいいね。響くん、詩ちゃんの事ヨクしてあげてよ」
「はーい、分かりました」
中途半端な所で止まった玩具を持つと、響くんは俺の表情を見ながらゆっくりと動かした。
「あ…っ、あ、待って…待って!」
様子を見る為なのは分かっているが、真正面に響くんが来て見つめられると、一気に冷静に戻ってしまった。
「ん?痛い?」
「痛くないけど…っ、恥ずかしい…っ、響くんの顔、見れない…っ」
「うわ、何その反応。前まで普通だったのに」
「かーわいい…詩ちゃん、響くんの事大好きなんだね」
「大好きな響くん見ながら中でイカせてもらいなよ」
背けた顔を左右から支えられて響くんの事を見るように強制されると、パチリと目が合う。
「あ…っ、見ないで…っ」
「詩、すごく大きくなってきたね。みんなに見られながら僕にヨクされちゃうのは恥ずかしい?」
グリッと動かされた玩具が前立腺に当たると、体が大きく跳ねた。
「ひぁぁっ!あっ、!そこ…っ、だめっ」
「ここ?」
グリグリと突くように動かされると、耐えきれずにビクビクと痙攣しながら絶頂した。
「うわ、早……」
「詩ちゃんは中の方が気持ち良いの?」
中でイクと絶頂が深くなってすぐに感覚が戻らない。震えながら響くんを見つめると、少し意地悪な笑みを向けられた。そして俺の様子を確認しながらカチッとバイブのスイッチを入れた。
「ひッ、あっ、あっ!今…!動かさ、なっ、いでぇぇ…っ!響く、響くん…っ」
前立腺に当たる様に固定されたバイブが中で動き出すと、目の前がチカチカと光った。
「後はみんなで詩の事可愛がってあげて下さいね」
響くんはまた俺の真横へ移動すると、手を握ってくれた。
「なぁ、俺ずっと試してみたい事があって」
「何?」
「これ」
鞄から取り出したのは、響くんが用意したと思われるガーゼ。
「お、ローションガーゼだっけ?詩ちゃん壊れない?響くんいいかな?」
「いいですよ。反応見て休憩が必要なら僕が止めるので好きに責めて下さい」
そんなやりとりをぼんやりとした頭の中で聞きながら握る手に力を込めると、先端に今までない程の刺激が襲った。
「あああ"っ、何…っ!?ひゃああああ!!!!!」
「お、すげー反応」
「なっ、にッ、や"、めッ!!やぁぁぁぁ!!」
激しい刺激に暴れまくるも、刺激は弱まる事を知らない。たっぷりとローションを含んだガーゼが俺の亀頭を包み込み、左右に引っ張られた。
「あ"ッ!!!!~~ッ、だ、っ…めぇぇぇ!!むりむり、むりっ、無理っ、ムリムリムリ!!!…~~や"ッああァァァァアア!!!」
激しい叫び声は会場中に響き渡り、凄まじい音量だからか、他の人の所へ居た人もこちらへやってきた。
「うわ、えっろ……」
お客さんに見られながら何度も体を捩って叫びまくった。それでもガーゼは離れてくれなくて、バイブもガンガンと責めてくる。
「詩ちゃん、可愛い。…ね、さっきの言葉言いながらイッてみて?"響くん大好き"って」
まだその話終わってなかったのかと思いながらも、もう恥ずかしいとか言ってられない。
俺は響くんの手を思いっきり握り締め、ぐちゃぐちゃになっているであろう顔でじっと響くんを見つめた。
「ひ、っび、きくん…っ、好きッ、好きです…っ、す…きぃ…っ、大好き…っ、あ、ァ"ッ……やっ、む"、り……いく、イクっ!!やぁぁぁぁあ!!!!」
最後にそう絶叫しながら思いっきり絶頂すると、玩具とガーゼの動きは止まった。グッタリとする俺の体を拭いてくれる響くんと、周りのお客さん。
もうみんなの反応を見る余裕を完全に奪われた俺は、ゆっくりと息を整えながら目を閉じた。
それとほぼ同時に司会者の声がアナウンスされ、ショーのレベル3は終了を迎えた。
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