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劇薬 2
ソイツが言ってた通り丁寧に時間をかけられた。
当たり前に取り出されたローションで、後ろの穴をじっくり解された。
それは想像しようとして出来なかったことだった。
だって。
自分がされることを想像するのは怖かった。
でも。
他の誰かにソイツがするのを想像した。
そこで誰かがソイツを受け入れるのを。
でも。
自分のこととして考えるのは怖かった。
でもソイツの指が潜り込んできた時からそうされたかったのだとわかってしまった。
アイツがまた笑う。
「そんなに欲しかったの?オレの指をそんなに締め付けて。嬉しいね?でも、力抜いて?ここにオレのをぶち込んであげるから。ちゃんと拡げないとね」
そう言いながら、指はそこをゆっくりかき混ぜた。
濡れた音に性器に変えられていくのが分かってしまった。
思わず声を漏らす。
「声出していいよ。外で誰か聞いてるかもしれないけど、そんなの大したことじゃない」
アイツは平然と言う。
「声出した方が気持ちいいし、アンタが気持ち良い方がオレも楽しめるし。ほら。声
出して?アンタが大好きなオレがこうしてるって実感したら気持ちいいでしょ。慣れてなくたって」
ソイツの傲慢な言葉。
でもその通りだった。
夢にまで見たアイツの指。
それが自分に入っている、それだけで頭の中から焼き切れそうになる。
あの指。
綺麗な指。
女の髪を撫でたり、頬を撫でてたあのヤラしい指。
あれが今、自分の中にある。
ああっ
ひいっ
声を出してた。
ヨダレを垂らす。
かき混ぜられているだけでもこんなにも興奮して、感じてしまう。
「セックスは脳からするからね。オレに触られるだけでもアンタは気持ちいい。そしてオレはもちろんものすごく上手いんだよ」
そんなにいやらしく指は動けるのだろうかと言うほどいやらしくて気持ち良かった。
ゆっくり教えるように出し入れされ、中を教え込まれる。
ビクッと身体が何度も震え、声が出てしまう。
ああっ
ああっ・・・
「ここはアンタのマンコだよ。女の子にしてあげるね」
優しく囁かれ、そうされる。
ガチガチになって、濡れてるペニスもアイツは笑って撫でた。
「マンコで感じて、チンポで出すんだよ。良かったね。女の子より楽しめる身体なんだよな。男って。たまには男もいいよね。女の子の方が好きなんだけど、こうやってバカみたいなってる男はそれはそれで可愛いよね」
中のどこかを潰された。
頭の中が真っ白になる
大声で叫んでた。
ひぃいいいっ
「良いでしょ。ここは女の子には無いとこだから沢山楽しもうね」
アイツの声は優しかった。
でも指は容赦無かった。
気持ち良いところを指で何度も潰された、そしてそこで射精することも教えられた。
むりぃ
むりいいいい
声を上げ、泣きながら射精した。
終わらないかと思った。
いつまでも絶頂感が続き、怖くてたまらなかった。
「可愛いね。アンタみたいな女の子が好きだけどまだ何にも出来ないような童貞くんが、女の子とする前にメスになっていくのっていいね。これはこれで本当に楽しい」
アイツは笑った。
後ろを弄られての射精に、呆然とし、身体をひくつかせているその背中にアイツはキスした。
唇が落とされる度に、何故か泣いた。
背中へのその熱さを肌が記憶しようとしていた。
「じゃあ、そろそろオレの挿れよっか?アンタなら楽しめる」
アイツは尻を掴んで持ち上げた。
無理だと言った。
今はまだ無理、怖い、とも言った。
「ダメだよ。オレが楽しめないなら意味ないよね」
そう笑って言われた。
そして。
あてがわれ、ゆっくり貫かれた。
焼けるようだった。
「痛い?でも・・・嬉しいでしょ?ずっとこうされたかったんでしょ」
笑われ、その通りだと思った。
痛かった。
でも。
そうして欲しかった。
ずっと。
貫かれて犯されたかった。
こんなふうに。
「息吐いて。オレがキツイのは嫌だから。そうそう上手・・・処女は狭いねぇ。まあ、オレ男は基本処女しかしないんだよね。女の子なら全然処女じゃ無くてもOKだけど、使用済みの男はねぇ・・・良かったね処女で。オレと出来て本当によかったねぇ」
そう言われた。
でも。
ゆっくりと挿れられたし、馴染むまで待ってくれた。
それが楽しむためだと分かっていても。
それでもそれが嬉しかった。
萎えてしまったペニスも扱いて、苦しいだけじゃないようにしてくれた。
「大丈夫。アンタは楽しめる。気持ち良くてたまんなくなる」
そう言いながら髪を撫でられ、首筋にキスされた。
ペニスを弄る指がとても気持ちいいのに、触れるだけのキスにもっと感じた。
それがバレてた。
アイツは笑う。
ずっと笑ってる。
「キスされたいの?可愛いね」
顔を後ろに向かされ、キスしてくれた。
唇にそっと。
それは初めてのキスだった。
男に口の中で出され、後ろを犯されて、やっと初めてのキスを知る。
穴が痙攣した。
キスされて嬉しくて。
身体がアイツを求めてる。
「フェラした口の中はアレなんで、これだけね」
間近で笑われた。
でももう1回キスしてくれて。
唇が触れた感触に、焼けたような痛みが何故か胸に広がった。
そして。
後ろはアイツを欲しがっていた。
身体が。
アイツを求めていた
「ああ、いいねぇ。いい感じだね。オレを好きだと穴が言ってる」
アイツは笑う。
ずっと笑ってる。
笑い声。
その声と。
またしてくれたキス。
ああっ
声を上げた。
勝手に穴が痙攣した。
全身を貫くような快感があった。
「いいねぇ。じゃあ、楽しもうか?」
優しく囁かれた。
そして。
アイツはゆっくりと動き出した。
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