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2回目の訓練①
擽り/媚薬/玩具(電気)/筆/焦らし/連続絶頂
攻→上司/柚木/七彩 ※柚木視点
受→由麗
◇ ◆
「二回目を始める前に柚木と七彩には、由麗の体について報告してもらいたい」
由麗の二回目の訓練が決定された後、俺と七彩は上司に呼び出された。
「まずは七彩。最後一時間担当して気付いた由麗の弱い箇所は何処だった?」
「柚木が感度上げまくってくれてたんでー最後イカせまくったら堕ちた感じすね。なんで前立腺が効果あったと思いまーす」
七彩がそう報告すると上司は嬉しそうな表情を見せた。
昔から可愛らしい男の子が好きな上司は、必ずと言っていい程に二回目の性的訓練に参加したがる人だった。
一回目は必ず一対一なので、俺や七彩クラスの中間に位置する役職者が担当することが決まっているので、気に入った子はどんな手を使ってもリタイアさせるとの噂。二回目からは複数での攻めが可能なので、自分も参加することが出来るからだ。
今回もラスト一時間に七彩を投入してきたのも、二回目に参加したいがための戦略。
「柚木は?最初はどんな感じだった」
「媚薬の効果が強かったですね。使用して効いてきた直後の感度は分かりやすく、ゆっくりと長時間攻め続けると見るからに反応していました。今回の訓練は時間がカギでしたね」
「特に何処が弱かったとかある?」
「乳首と股間、あと七彩が言った前立腺と言ったある程度誰もが性感帯と言える場所が弱点だったと感じます」
「そうか、可愛いな…由麗。楽しみで仕方ないよ。焦らした方がいいとか、激しい方が効果あったとかは?」
「焦らした方が感度は上がりましたね。寸止めしたらかなり効力はあったかと」
「了解。次は俺達三人での訓練になる。当日はどんな玩具を用いても構わない。しっかりと訓練しよう」
「分かりました」
会話が終了すると、それで終わりだと思った七彩が部屋から出ようとしたので、その腕を掴みニコリと笑う上司。
「?何すか」
「最後の一時間、本当は何をした?まだ報告は終わってないだろう」
「何の事すか?」
「由麗の一番苦手な弱点、二人とも隠すのは何で?」
「……」
チラッとこちらを見た七彩に、俺は全てバレていると感じてコクリと頷いた。
「…あー、伝え忘れてましたぁー。擽んのが一番効果、あったかもー?」
「こうやって?」
七彩の両手を後ろで押さえつけると、壁に思いっきり追いやり、上司は七彩の脇腹を刺激した。
「ひぁ…っ!?ちょ。何するんすかっ」
「何できちんと報告しなかった?」
「あぅ…っ、つぅ…っ、やめて、下さい…!」
「やめて下さいじゃない。理由を言え。柚木は由麗を庇ったんだろうが、お前は何故隠した」
「…っ、ぅ…ッ、」
体格の良い上司に押さえつけられて動きを制限された七彩は必死に声を我慢しながら震えていた。
やべー、怖いんだけど…と俺は他人事のように見ていると上司はこちらを見てニッコリと笑った。
「柚木も後でやってやるからな」
「………」
「って事で七彩。まずは理由を教えて?」
「んん…っ、言いますっ!言いますからっ、ぁは…っ手、やめてっ」
「言え」
「ぁぅ…っ、んんっ、…か、可哀想だから…っ!本当は、二回目ないはずだったのに、ルール無視して…俺が責めてリタイアさせたから、流石に…っ、ぅッ、」
「お前にもそんな心があったんだな。そんな物、この訓練にはいらないよ」
「~~ッッ、すみ、ませっ、やめ、て…!」
「二回目も手加減せずに出来るよな?」
「は、はいっ、やります!やりますから…っ」
「それなら良し」
パッと手を離すとガクンと崩れ落ちた七彩は荒い息をしながら呼吸を整えていた。
「柚木は何で?」
俺に向かって近付いてくる上司に恐怖して後退り、素直に理由を告げた。
「僕も同じく…、可哀想だからです」
「柚木、手を上げて?少しお前もくすぐるから」
「…いや、です」
「じゃあ無理矢理するよ」
冷え切った瞳に怯えた俺は素直に手を上げた。
「ん…っ」
上司が脇腹に触れるとビクッと反応し、暫く指を動かされた。
「柚木も七彩も攻めたかったんだよね、もうこんな機会ないだろうから嬉しいよ。じゃあ当日二人とも手は抜かないようにね」
去って行った上司を見送ると、俺と七彩は舌打ちをした。
「何なのアイツ」
「…バレてたかーくそー」
「でも七彩が由麗のこと庇うとは思わなかった」
「ま、流石にあんなやり方だと俺も気にはしてるよ。可哀想すぎるでしょ。俺も逃げれなかったから遂行したけどー」
今の上司の対応を見て、こいつも苦労してたんだなと感じて、由麗には悪いけど次もくすぐり責めするか…と言う事で話はまとまり、当日に備えることになった。
◇ ◆
「柚木、七彩。玩具は用意した?」
訓練当日。大荷物を持った上司が嬉しそうに話しかけてきた。
「…いや、俺はしてないですーくすぐり一択にしようかなと思ってー」
「僕も七彩と同じくです」
「そうだと思って沢山玩具持って来た」
出された大量の玩具や薬を見て俺達は青ざめた。
「あー…俺達は使わないと思うんでー…」
「七彩?」
「…あ、はい。使わせてもらいます」
相変わらず圧力が凄い上司に圧倒される七彩は、玩具を選んでいた。
そうして一人しか望んでいない二回目の訓練が開始された。
「……」
前回と同じ部屋で拘束される由麗は、三人に囲まれて全裸を晒している為か恥ずかしそうに震えていた。
わざとらしく明るく照らされた部屋に、大きく開かされた足。萎えた自身やお尻にある可愛い蕾を隠す術もない。
それを満足そうに見つめる上司と、早く終わらないかなと冷めた顔をしている俺と七彩。
完全に上司得しかないこの訓練は、幕を開けた。
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