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第3話 この気まずい雰囲気はー3ー
上を向かされた詩乃
詩乃の身長は177㎝と低い訳じゃ無いのに
彼はそれより高く見下ろされる
何だろうかこの敗北感は………
この目の前の彼が異質に綺麗な奴
ムカつく
そんな心情を知らない彼はクスリと笑い
こんなことを言い出した
「へぇ~お前顔はいいんだな」
「はい?」
貴方に言われても何の説得も無いのだがと心の中でつっこむ
だがそれよりも驚くような事を言い出した
「お前も俺とヤる?」
「……………はい?」
……この人一体何と言った?
いきなりの事で頭が着いてこない
「だからエッチ、する?」
「いやいやいや、だってあんた恋人………」
「あれ、ただのセフレだし」
「ああ……そう、ですか……」
いや、そうではなくて
「え?」
再び思考停止した
だってエッチ………
「ふっ、変な顔してるぞお前
でも、そんな顔もそそるな………」
そう言って彼の唇が詩乃の唇へと迫る
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