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第7話 意識ー2ー
次の日詩乃は志筑を警戒しながら学校へ行くと
学校に着くや否や既に玄関は騒がしい
遠目に志筑洸夜が見える
詩乃は彼に見つからないようにささっと靴を履き替え教室へと向かった
何とか見つからずに済んだ詩乃は机に突っ伏して
チャイムが鳴るまでそのまま寝ていた
昼休みは朝早くに作った弁当を取り出し蓋を開ける
すると弁当の玉子焼きが詩乃のではない箸が
持っていった
「玉子焼き頂きまーす」
「お前……」
玉子焼きを勝手に食べたのはクラスメイトの
遠坂流星 だ
笑顔が眩しい爽やかイケメンで女の子によくモテる
人との馴れ合いが苦手な詩乃になぜかいつも絡んでくる物好きな奴
「あ、あの……天桐君、遠坂君
一緒にご飯食べない?」
すると横から女の子二人が一緒に昼食を取りたいと
話しかけてきた
ああ……こう言うの苦手だ
人と話すの好きじゃ無いからめんどくさい
「あ~ごめんね、俺天桐と話があるから」
「そう……」
こう言うとき遠坂はすぐに断ってくれる
ありがたいっちゃありがたい
それにまだ知り合ってそんなに経ってないのに
こいつには自然体で接しられてる気がする
何でだろう………?
「ところで昨日、一緒に帰るから待っててって
言ったのにいなかったんだけど?」
「あ、ああ………忘れてた」
昨日詩乃は倉庫に荷物を戻しに
遠坂は職員室に用があるから靴箱の所で待ち合わせてたけど
志筑の事で頭が一杯で忘れてた
「忘れてたって………
何かあった?」
「…………………無いけど?」
「何その間は?」
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