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第13話 意外な告白ー3ー

告白は嫌がらせなんだと考えたら 答えは決まっている 「あの、すみません…… 嫌がらせのつもりで告白しようと考えてもその手には乗りませんよ 俺は貴方とは付き合えません」 「嫌がらせ?何のことだ? 俺は単純にお前が気に入ったから付き合いたいと 思っただけだ」 「いや、信じられるわけ無いでしょう 本当に俺のことを好きなのかも分からないのに それに、言葉では何とでも言える 人の心なんて結局分かったもんじゃない」 「…………」 ああ、こう言うの嫌い 愛なんて……恋なんて……… 簡単に語るもんじゃない 人の心なんて単純なもの すぐに心変わりしてしまう 「すみませんが貴方とは付き合うきはありません 俺貴方みたいな誰とでもいいみたいな人嫌いなんです」 「嫌い?」 「はい、嫌いです あと、男とかマジ無理なんで」 例え本気だと言われても付き合うつもりはない そもそも恋愛に興味ないのだから…… いや、興味が持てないと言った方が正しいか そうなったのにも理由はある 自分の存在が何なのかも分からなくなるような……… 「話は終わったんで失礼します」 「おい‼」 志筑の制止する声も聞かずに詩乃はこの場を去った

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