20 / 29

第20話 恋は盲目ー6-

詩乃と話す内に分かったことがある 「天桐は自分のことを話すのが好きではないようです なので何かあっても言おうとはしない 多分それが自分の命が晒されてたとしても」 「は?何それ?」 遠坂の言っている意味が分からず聞き返す志筑 「だから要は干渉されるのが嫌いなんですよ 特に貴方みたいなしつこい人苦手でしょうね」 「お前だって色々質問攻めにしてんじゃねーか」 「俺は貴方とは違って上から言ったりしませんし あいつがどの範囲までなら大丈夫かってのは ちゃんと学びましたから それにあいつは本当はなんですよ 人が苦手なだけで」 「意味が分かんねぇ……… 人が苦手ってことは一人が好きってことじゃねぇの?」 志筑はイマイチ理解できていないようだが 本当は寂しがり屋な性格 人肌が恋しくて仕方がないくせに 人と接するのはめんどくさいと矛盾している それは裏を返せば助けてほしいと言っているようで 多分自分でも心の奥底が分かってないんだと思う だからどうすればいいかも分かってない それが分かってしまったからつい、構ってしまうんだ 二人がそんな話をしている内に詩乃が戻って来た そして相変わらず志筑と距離を取る 人が苦手なくせに寂しがり屋……… そのよく分からない性格に戸惑いながらも 理解してみたいと思った 自分とは全く考え方の違う存在 詩乃を知れば彼の見ている世界がみえるのではないかと

ともだちにシェアしよう!