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第27話 知りたいー7ー

初めて興味を示されついニヤけてしまうが 思いっきり気持ち悪いと貶される 嬉しいやらムカつくやら…… 「ほんと可愛くねぇな そう言うところ」 「ええ、可愛くないですよ? なので俺の前から消えてくれて構わないんですけど」 「ほんとお前……… ま、そう言うところが気に入ったんだけどな」 こんなに面と向かって悪口言うなんてこいつくらいだ 「にしてもお前俺の事嫌いなくせにちょっとした事に気づくとか本当は俺の事好きなんじゃねぇの?」 「は?冗談でしょ? 俺は人の変化に敏感なだけです」 「ふ~ん…………」 人の変化に敏感……… 何だか人に対してトラウマがあるような言い方だ もっと知りたいと思ったがこれ以上踏み込むのは 良くない気がして聞くのは止めた 遠坂の言う境界線みたいなのが多少分かってきた気がする しかし彼は一体何を抱えているんだろうか? もう少し近づくことは出来ないか? 「なぁ、連絡先知りたい 教えろ」 「嫌です」 「なんで?」 「逆になんで教えなきゃいけないんスか? 大体そんな上から目線で教えろとか言われて 教えるわけ無いじゃないですか ほんと何様ですか? ああ、俺様でしたね」 「ほんっと可愛くねぇ」

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