13 / 101
第13話 抜き合い
後始末が楽なように二人で裸になって風呂に入った。
バスタブに湯を張って身体を洗ってやる。大人しくしているのにミコトのペニスがいきり立って来た。
「恥ずかしいよ。」
「大丈夫、普通の事だ。
俺のも元気になって来た。」
「オレに欲情してるって事?」
「多分違うな。単なる生理現象だろ。
外的刺激で起き上がる。」
自分で擦って大きくした。ミコトに見せつける。ミコトも負けてない。手でしごいて隆々としたペニスをこちらに向ける。
「あ、あ、オレ出そう!ヤマトは?」
「なんだ、少し口でやってやろうと思ったのに。
俺にかけてもいいぞ。」
「ヤマトもイッて。オレと一緒に。」
腰を震わせて二人で射精した。お互いの身体にかけた。オスの匂いが風呂場に充満する。興奮する匂い。
「エローイ!オレたちエロいね。」
「ミコト、嬉しそうだね。」
(本当に愛し合ってするセックスがどんなに尊いか、教えてやりたいと思う。
でも、俺とタケルの愛し合っている所を見せるのは絶対ダメだ。
そんな事をしたら恥ずか死ぬ。)
ミコトがしばらく居着くらしいので、物置になっている小さい部屋を片付けた。
捨てればいいような物が放り込んであった部屋は直ぐに片付いて、使っていなかったソファベッドだけになった。
「あと、必要な物があれば買ってこよう。
しばらくここを使え。」
住む所まで円城寺に握られたく無い。プライバシーは守ってやりたかった。
ともだちにシェアしよう!