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第49話 ラテンの夜
凍夜は仕事を離れて今日はカジュアルな服装だ。何を着てもカッコいい。
「どこか行くの?」
「ああ、キースに会う。
車を預けて一緒に飯でも食うか?
それからキースに同伴させようか、おまえも一緒に。」
凍夜は、白いガヤルドもお気に入り,だけどいつもは黄色いウラカンに乗っている。
「こんなラフなカッコでいいかな?
スーツも持って行く?」
一応仕事用のスーツを二人分、車に積み込んで出発した。
キースはいつも六本木のランボルギーニのショールームにいる。車を預けて、一緒に出かける。
「凍夜とキースがシンクロしてる。服装がピッタリ合ってる。」
「別に、最近の若い奴は、みんなこんな格好してるだろ。」
凍夜は、緩いパンツにハイカットのナイキを履いてる。白いTシャツにパンツと同系色のシャツを着ている。全体に緩い感じ。
今日はサングラスをかけている。それがもう奮いつきたいほどセクシーだ。
「やあ、キース、もう仕事上がっていいの?」
「うん、大丈夫。凍夜と遊べるなら、仕事なんかサッサと切り上げるよ。
ま、若い奴に任せられるから。」
キースもまた、凍夜に合わせるように、オーバーサイズのTシャツにカーゴパンツを剥いている。ハイカットのシューズがお揃いっぽい。
やっぱりサングラスをかけて、金髪の髪に似合ってる。
「ミコトも私服はかわいいな。学生っぽい。
遊んでる不良学生?」
「えっ?不良?」
3人とも服装のテイストが合っている。
凍夜が、ピンクのキャップをミコトの頭に被せた。
「おまえはサングラスの代わりにキャップ。
可愛いな。」
「なんかひどいなぁ。」
こんな派手な帽子、被った事ない。
ミコトからみたら、凍夜とキースは息がぴったりだ。
(ホントに仲がいいんだな。
昔からの付き合いだって言ってたし。)
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