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17-7.※
握った性器の先端に舌を這わせた。また頭の後ろを押されて、そのまま陰茎を口に含んでいく。オーディンの性器はすぐに硬さを増し、ロキの口内で膨れ上がっていった。
「うぐぅっ……」
ロキは必死に口を窄め頭を上下に動かすが、その動きに先立って、オーディンはロキの口蓋や頬の内側に先端を擦り付けてくる。
ロキの頬は膨れ、動かされるせいで唇の端からは唾液が糸を引いてこぼれ落ちた。
鼻腔を膨らませ必死に息を吸い込むが、上手く呼吸ができないまま、ロキは顔を真っ赤にしてオーディンの衣服の裾を握りしめた。
「もっと舌を使え」
「んっふぅっ……」
口内を行き来する陰茎にロキは必死に舌を這わせる。オーディンは今度両手でロキの後頭部を押さえつけると、腰を突き上げ喉奥まで深く押し込んだ。
「ぐっぅっ」
あまりの息苦しさに、ロキは頭を抑えたオーディンの手を掻きむしった。しかし、オーディンはそのもがくロキを嘲るように笑いながら、さらに動きを激しくしていく。
「ぐふぅっ……‼︎」
オーディンの性器が、口の中で小刻みに揺れた。
その途端、先端からロキの喉に性液が放たれる。ロキはむせ返り、思わずオーディン体を押し退け床に伏せた。
口を開き咳き込むと、白濁と涎が入り混じったものが床に散る。
「おい、せっかくおまえの中に出してやったのに、吐き出すやつがあるか」
オーディンが踏みつけるようにロキの頭に足を置いてそう言った。
呼吸が乱れ、咽帰る喉の痛みで言葉が出ない。ロキは代わりにオーディンの足首を掴んだが、蹴り飛ばすように振り解かれてしまった。
「おまえとんでもないな? こんなにされてんのにまだ興奮して勃たせてんのか?」
笑いながら、オーディンはロキの股間を踏みつける。痛みではなく、感情でロキは表情を歪めた。
「あ? 泣くのかチビ」
「くそっ!」
ロキはオーディンの脚を払い除け、立ち上がった。その勢いのままオーディンの肩に掴み掛かり、オーディンの体を仰向けにベッドに押し倒す。
自らの衣服をずらし、ロキはオーディンの上に跨った。そして、後孔に唾液に塗れたオーディンの性器を押し付ける。
「んぅっ!」
そのまま腰を落とそうとしたが、オーディンに胸ぐらを掴まれ体を反転させられた。
うつ伏せにベッドに押さえつけられ、ロキは手足を揺らして抵抗を見せる。
「はなせっ! くそっ! うわっ!」
オーディンはそのロキの体を起き上がらせた。後ろから抱え込むようにして、脚を絡めてロキの股を開かせている。
「なっ……んうっ!」
蜜を漏らして燻っていた後孔にオーディンの長い指が入れ込まれ、その感覚にロキは思わず体を跳ね上げ声を上げた。
「んっ……あっぁっ……!」
オメガの孔はすでに我慢ができないと訴えるかのように激しい水音を鳴らしている。
ロキは必死に体を捩り、背中にあたるオーディンの昂りに自分の入り口を押し当てようとするのだが、腰に腕を回されたまま動くことができないでいる。
「あっ……ふぅっ……」
内壁を掻かれ、体がびくびくと震え出す。膨れ上がったロキの先端からは先走りが溢れ出している。
「前は自分でやれ」
耳元に唇を寄せながらオーディンが言った。
意思に反して昂るオメガの本能が、その声に揺さぶられ、肉棒を求めて身を捩る。
イヤだと思うのに、体はひたすらにオーディンに犯されたがっているのだ。
「くそぅっ……さいっ……最悪だ……」
感情を抑えきれず、ロキは涙を溢れさせた。
内部を刺激され、腰は勝手に跳ね上がり、一方の手は肩越しにオーディンの衣服を握りしめ、もう一方の手は勝手に自分の性器へと伸びていく。
オーディンの指に中を嬲られながら、ロキは自らの性器を扱いた。二重の水音が、室内に響いている。
「殺す……殺してやるっ……」
ロキの言葉を、オーディンは耳元で笑った。
「全部終わったら、んっ、ぁっ……ぜ、絶対殺してやるっ……!」
腰を抱えていたオーディンの手がロキの性器に伸びていく。重ねるように握ると、親指でいやらしく先端をこねた。
「くっぅっ、んっ、あぁっぁぁぁ!」
同時に内部の繊細な部分を強く突き上げられて、ロキの足先に不自然に力が入り、びくびくと小刻みに体を揺らし、背筋がそりかえっていった。
込み上げる感覚と共に、ロキはその精を体外に吐き出した。
整わない呼吸のまま、体はぐったりとオーディンの胸元に落ちていく。
黒く長い髪がロキの肩に降り注いだ。薄いブルーの左眼を細め、オーディンがロキを見下ろしている。
「……殺してやる……」
ロキは力の入らない手で肩に落ちたオーディンの髪を掴み、呻くように毒づいた。
「好きにしろ」
オーディンはそう言って、またロキの言葉を鼻で笑った。
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