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そう思ってはいけない。しかし、そう思えば思うほど、夫の手によってもたらされる刺激もあって、興奮の頂に昇りつめていく。 もっと触れて欲しい。 下腹部がむずむずとし、恐らく、戒められた箇所は本来であれば愛液が垂れていることだろう。しかし、その先は碧人の許可なしでは抜けない棒を挿入()れられており、閉じ込められた檻の中でもがいでいるような状態であった。 そんなことを考えてしまっては、どんな手段を使ってでも戒めを解いてめちゃくちゃに弄りたいと、悪いことを考える。 それよりも、碧人のを受け入れるための後ろで壊れるほどめちゃくちゃにして欲しい。 そんな欲求が思考を巡らせていた時、刺激を与えていた手が離れていった。 なんで⋯⋯と、口に出す前に目で訴えていた。 ところが、気が変わったらしい碧人は葵人のその視線に気づく様子はなく、正確には気にしてないと言うべきか、目を合わせた彼はにっこりと笑ってこう言った。 「葵も身長を測ろうか」 今まで散々弄んでいたことはなかったかのように、そんなことを言う碧人に何を言っているのかと自分の耳を疑った。 「なに? 葵は身長を測りたくない?」 「測りたくはないっていうわけじゃない、けど⋯⋯」 「けど?」 「え、えっ⋯⋯と⋯⋯」 笑みを絶やさない夫がそう聞き返してきて、まだ頭の理解が追いついてないのもあって、葵人はしどろもどろになったが、右手の感触に不意にハッとした。 「そ、そうだ⋯⋯真がまだ僕の指を吸っているみたいだから、ちょっとここから離れない⋯⋯」

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