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闇の中の何か3

逃げるべきだったのか。 どこへ? この部屋せいかと思ったが、何年も暮らしてきた部屋で突然始まったソレが、部屋から逃げても終わるとは思えなかったし、この部屋の外でそれが始まり、人に見られるのを恐れた。 実家に帰れるわけがない。 実家の親にあんな姿を見せれるはずがない。 また夜が来て。 そして始まった。 灯りをつけていたのに、それはぼんやりとした闇として存在し、天井から滴り落ち固まり、のしかかってきた。 闇。 モヤ。 透けていようなぼやけているような。 でも熱い肉体で、巨大で、なのにこちらからは触れられない。 熱い肌。 男の肌だとわかった。 大きな大きな。 2メートルは超えていると分かる身体がのしかかる。 筋肉の分厚さと、重さがリアルだった。 諦めたように受け入れた。 どうせ触れない。 ソレの大きな指はシャツを捲りあげ、そこを撫でた。 乳首だった。 その撫で方が、その大きな指で撫でる丹念さに、恐怖を感じて硬直した。 この前はペニスしか触らなかったのに。 指が乳輪をなぞる。 乳首を指先で擦る。 硬直していた身体が思わず震えた。 なにを、とは思わなかった。 昨夜あれほどまでそこを責められた。 終わることが無いかと思う程に。 今度はソコなのだ、とわかった。 熱い濡れたソレ、舌だとわかった。 それが乳首を柔らかく押し潰した。 くすぐったさと熱さに身を捩った。 左胸を撫でられながら、心臓が打つそこを、巨大な手でそれでも優しく撫でられながら、乳首を舐められいた。 巨大な身体をその肌で感じ、大きな頭と髪を顎先に感じた。 押しのけられないのは知ってた。 でも、手応えの無いそこで必死で腕を振り回しながら泣いて叫んだ。 やめてくれ 嫌だ と。 言葉が通じるか分からず、通じたところでやめてくれるわけもないことは分かっていたのに。 心臓の鼓動を掴み出すように、時乱暴に左胸が揉み込まれ、乳輪をなぞられ、尖りはじめていく乳首を何度も舌先で転がされた。 熱く鼓動する心臓を扱かれ 尖るそこにくすぐったさだけではないモノが疼き始める。 嫌だ いやぁ 泣いてもダメなのは分かってる。 でも泣いて叫んで、そうしてる頭を押しのけたいのに、手はひたすら宙を掴むだけ。 熱い舌はペニスの穴をいじめた時のように、乳首の先をほじり始めた。 強く弱く、心臓ごと胸を揉まれる感触が、何故か乳首のそこに血が集まるような感覚をもたらせていく。 尖って勃起して硬くなってるのが乳首なのだとわかる。 濡れた唾液にからまられ、じっとりと舐められて。 舐めるだけで焦らされ続けたりもした、ペニスのことを思い出してしまう。 ひいん 泣いた。 勃起していたからだ。 それを悟られたのもわかった。 舐めながらズボンが脱がされた。 確かめるように勃起したペニスを撫でられた。 昨夜で散々その手に教え込まれたペニスは、震えながら先からこぼした。 でもそれ以上は触られることは無かった。 胸を揉みこみ、舐めることが続けられた。 ぺちゃり ぺちゃり 舐める音が、昨日散々聞かされた音が、股間にくる。 昨日はずっとそうした舌は、今は乳首をそうしてて、乳首硬く熱く芯を持ってる。 そう、ペニスのように。 腰が揺れてた。 男の身体にペニスを押し付けていた。 笑い声が聞こえた気がした。 でもそれはすぐに、そこを舐める執拗な音に変わる。 ひいっ ひんっ また女のような声が出ていた。 舐められるだけでは足りないと分かってしまった。 男押し付けモゾモゾ動くだけでは足りないのと同じで。 でも、硬くなった乳首の芯を舌で育てられ、潰されるのも時に強く揉まれるのも、脳をシビレさせるのがわかる。 それが快感だと理解して、泣いた。 嫌だ いやぁぁあ でも、乳首を舐めるだけでなく強く吸われて、その疼痛に歓喜した。 胸を自分から突き出していた。 大きな歯で優しく噛まれて、射精した。 乳首とペニスが繋がった瞬間だった。 ひいいいっ ひいいいっ 泣き叫びながらする射精は恐怖と、凄まじい快感と、絶望があった。 舌が今度は右胸に移った。 今度はこちらなのだとわかった。 右胸がペニスと繋がらまで可愛いがられた。 でも心臓を握るのが気に入ったらしく、時折左胸を揉むのをソレは繰り返した。 右胸でも射精できるようになると今度は、右左どちらも交互に責めたてられ、乳首の快楽の芯がむき出しになり、そこにある神経がこれほどまで感じるのかを教えられ続けた。 舐められる濡れた快楽。 舌で潰され身体を引き攣らせ、歯で神経を研ぎ澄まされる。 ペニスと同じくらい感じる場所だと教え込まれた。 終わらなかった。 自分から胸を突き出し、手応えのない頭を抱え込もうとする程にそれに感じていた。 だけど、ペニスが疼いていた。 何度射精をしてもそこをいじめて貰えない切なさに。 昨日あれほどまでにここを責め抜かれた感覚はまだ残っているのに。 思わず自分で弄っていた。 胸を責められながら、そうすると、たまらなく気持ち良かった。 また低い笑い声が聞こえた。 噛まれて、吸われて。 舐められて。 育った快楽の芯を好きなように扱われ、ソレを感じながら扱くペニスの気持ちよさ。 ああっ いいっ いいっ 泣きながら叫んでいた。 腰を振り、胸を突き出し喘いでいた。 強く噛まれて射精し、舐められて痙攣した。 むき出しの神経をゴリゴリと削られるようで何度も白目を向いた。 今度は夢に逃げなかった。 それが身体の上から居なくなるまで、叫び達し続けた。

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