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融愛 1

可愛い恋人。 甘くて愛しい。 出会ったのは全寮制の男子校。 同じ部屋だった。 出会った時から透き通った黒い瞳に心を奪われて。 その日の夜にベッドの上で組み敷いた。 嫌だと言われた。 好きなんだ。 本当に。 自分のモノになってくれ、と懇願した。 押し倒した肉体の熱さに頭が焼ききれそうだった。 その目の深さにどうかしてしまいそうだと思った、いやしてしまったのだと思い直した。 細く長い手足と、スウェットからはみ出た薄い腹の白さに自分の勃起したソコがさらに疼いたのがわかる。 その身体が欲しかった。 飢えたように。 抵抗する身体無理やりを押さえ込み、その身体を抱きしめていた。 欲しくて欲しくてたまらなかった。 抵抗していることさえ愛しかった。 暴れる身体を抱きしめ続けていた。 「オレがお前のモノになるのではなく、お前がオレのモノになるのなら」 恋人が渋々受け入れたのは、無理やりやられるよりはマシだと思ったからだし、男に襲われてるのを寮内で知られたくなかったからだろう。 この学校は名門で、ここを卒業することには大きな意味があった。 だからこそみんなこんな山奥まで来てるのだ。 ここで過ごす3年には意味がある。 問題は起こしたくなかったのだろう。 それに。 これは願望だが、男しか居ないここで、性欲の発散を男相手でも、と思ったのかもしれない。 「お前のモノだよ俺は」 すぐに頷いた。 それでも良かった。 だけど恋人は間違っていた。 恋人は仕方なさそうに抱かれることに同意したけれど、恋人が思っていたように、手短に済ませて貰えるなんてことはなかったからだ。 無理やりやったりなんかはしなかった、が、それなりに経験豊富な高校生ではあったが、恋なんかしたことはなかった人間が、初めての恋した人間を抱いて手加減など出来るわけもなく。 明らかに初めてだった恋人は、隣りの部屋に声が出ないように枕を噛み締めたまま、何度も何度も犯され、そして何度も何度も、気を失ってもイかされつづけた。 気絶しても快楽でまた引き戻すようなそんなセックスを恋人との初めてのセックスにした。 今まで抱いた女と男としたことは、このセックスに比べたなら意味の無いモノだった。 誰も、この恋人程甘くなかった。 そう、恋人は甘かった。 絡めることをまだ知らない舌も。 誰にも使ったことも無いペニスも。 オレだけが許された後ろの穴も。 痛みに耐えきれず泣く涙も。 その痛みが生まれて初めて知る快感になり、叫びそうになるのを噛み締める唇から零れる血も。 何度も何度も達した項から滴る汗も。 飲まないで、と泣く恋人の姿を楽しみながら飲んだ精液も。 甘くてたまらなかったから。 だから、つい、食い尽くしてしまった。 枕を噛み締め、震えて泣く恋人。 穴の中で感じている自分が信じられない恋人。 声を殺して、泣き続け、何度も何度も痙攣し続ける恋人。 逃げる腰を押さえつけ、その中を堪能した。 小さな尻を無惨な程に突き上げた。 それでもそこはしつこく慣らした甲斐はあり、奥まで受け入れてくれたし、恋人が何度も気を失ってもその中は痙攣し、そこで感じてることを伝えてくれた。 恋人が枕も噛めなくなってからは、指で口の中を弄ったり、キスしたりして、声を殺すのに【協力】した。 声どころか、もう微かな喘ぎ声しか出なくなっていたけれど。 無理、と泣いかれても、出ないと泣かれても、恋人から離れなかった。 繋がりつづけた。 揺すり、突き上げ、中を擦り上げ続けた。 可愛くてたまらなかった。 黒い黒い透明な恋人の目を覗き込み、好きだ、愛してると何度ももささやいた。 恋人の中から出たくなかった。 こんなのは初めてだった。 恋人の中で何度も出したが、そこはちゃんと寮にまで持ち込んでいたコンドームを全部使った。 男子寮に可愛い子がいたら喰うつもりでそれを持ち込んでいたのは内緒だ。 でも、その日から恋人以外は抱いてない。 恋人一筋になった。 次の日、体調不良ということで寝込ませてしまったのは反省する。 そこからはさすがに手加減したし、何より恋人もセックスを覚えて慣れていって。 いつからか手加減が要らなくなっていった。 最高の寮生活だった。 隠れてできる場所では全部した。 恋人を食らった。 甘くて。 甘くて。 滴るような甘さだった。

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