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融愛 2

放課後の教室。 図書館の倉庫。 屋上。 色んな場所で恋人を犯したし、部屋で毎日のように繋がった。 最初こそ恋人は嫌だと言ったけれど、そうし続けたなら、自分から脚を開くようになった。 恋人の真っ黒な瞳が、潤んで涙を流す。 そうなるまで感じさせるのが好きだった。 恋人は覚えが良かった。 その身体を食らうだけでも十分満たされていたけれど、恋人はさらに積極的にセックスをしてくるようになって、もっと甘くなった。 恋人に咥えられるのはたまらなかった。 小さな口に淫らに咥えられ、いやらしい舌に責められ、薄い唇に扱かれると、思わず呻いてしまった。 思わず頭を掴んで喉を犯しても、恋人は嫌がらなかった。 そこを犯されながら自分で前を扱く恋人の姿のいやらしさ。 恋人は飲みたがったから、その暖かい口の中で出した。 精液を口から溢れさせ、むせながら飲む恋人のエロさ。 尖らせた乳首を指で弄り、もう片方の手で自分のペニスをしごき、喉を犯され、口から零しながら達する恋人の姿よりクるものはなった。 ここにも出してと、自分から穴を広げられ、夢中でそこに突き立てた。 使いこまれ、柔らかく、でも締め付けてくる穴は、自分だけのものとしてカスタマイズされていた。 突き上げるたび、尻は貪欲に動き、中が絡みつく。 その中で直接何度も出すようになった。 もっと欲しいと恋人が強請る。 後ろから溢れさせながら。 欲しい欲しいと締め付けてくる。 夢中になる 甘すぎて。 穴を色んな角度で楽しみ、そこがさらに自分の為の場所になるのを楽しんだ。 好きな場所を突き上げると、恋人は一番乱れるようになるのが、穴が自分を覚えているのがわかるのに狂喜した。 そのうち恋人が自分から跨り、責め立てるようになった。 深く受け入れ、絞り淫らにしゃぶるように動く。 枕を噛んで声を出すのを耐えるのは自分になった。 恋人は好きに動いた。 喉をそらし、イキ狂いながら、それでも責め立ててきた。 絞りとるその動きは、耐えられるモノではなく、何度も何度もイかされ、気を失っても止めてもらえなくなった。 恋人の白い肉体。 赤く熟れた乳首を突き出されたなら、それを齧らずにはいられなくて。 欲しがられたなら、どこででもそうした。 恋人がシャツをめくったなら、それを舐めしゃぶり、噛むしかなかった。 誰が見ててもそうしてしまったかもしれない。 バレる危険を恋人は楽しみだし、それは確かに興奮して。 本当にどこででもやった。 バレるかもしれないことを楽しんで。 人がいる更衣室のロッカーの中。 トイレの個室。 シャワー室の薄いカーテンの仕切りの中。 バレていたかもしれない。 名門に入ったのは他の学生達とコネクションをつくる意味もあるのに、恋人以外はどうでも良くなって。 恋人は狂ったように求めてくるから、それに応え続けていて。 休みになっても実家に帰らず、寮にのこってひたすらセックスをした。 恋人の肉体だけが全てだったから成績はガタ落ち。 辛うじて卒業した。 それでも良かった。 卒業しても、恋人は一緒だった。 見捨てられた親からもらった部屋で暮らした。 恋人がペニスをしゃぶる。 それに泣き喚く。 無理。 出ない。 そう言われても許して貰えない。 ここに欲しいと言われたなら、抵抗出来ない。 だってそこは甘い穴。 挿れてしまえば、ひたすら叫びながら狂い動き続ける。 気持ちいい 気持ちい 出ない でないよぉ 許してぇ そう叫んでも、腰は止まらない。 突き上げて、奥まで犯し続けて。 何度も何度も、放ち続ける。 とうとう、動けなくなってからが恋人は本番で、上に乗り淫らに動き、絞りとってくる。 もう何も出ないはずなのに。 舐めて。 齧って。 吸って。 胸を突き出されたならそうせずには居られない。 夢中であじわいながら、また搾り取られる。 「オレのもの。オレの」 恋人が言う。 恋人は美しい闇。 それが自分を見つめる。 初めてあった時から美しく。 今はさらに美しい。 自分は干からびてきてるのに。 「オレのモノになると言ったよね」 恋人はささやき、それに何度も頷く。 「もっとちょうだい」 恋人に強請られ、もう無理だと泣く。 でもそう、される。 待って。 ここはどこ。 この部屋は。 何かがおかしい。 恋人が綺麗すぎる。 いや美しいのは知ってる。 でも。 闇に恋人だけが光るのはどうして。 「オレのモノになると言ったのはお前だよ」 恋人の綺麗な唇が動く。 恋人は動く。 動く。 動く。 悲鳴 射精 悲鳴 射精 ここは。 最初の夜の。 寮の部屋。 この部屋は一人部屋で、同室の同級生など存在しないことを思い出す。 過ごした日々などなかったことも。 「でもお前が言った。オレのモノになると」 恋人が言った。 美しくて甘かった。 ソレは間違いなく。 何かに約束したのは間違いなく。 「オレにお前を食べさせて?」 恋人が言うことに逆らえなかった。 本当に文字通り。 死ぬまで射精した。 新入生の変死体が見つかり、20年に一度起こるそれはまたこっそり隠蔽された。 恋人は、新しい次の恋人を得るまでの間、また長い眠りにつく。 次の恋人も満足させてくれると良い 終わり

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