9 / 68
教育
少しの間固まってて…
「ユウ…えっと……なんか、シュウの体…いつもと違くなかった?」
「全然?いつも通りだったよ?どこも血とか出てなかったし、普通だった」
「そ…そうかな…?…なんか…気になるとこなかった?」
「気になるとこ?……シュウが…泣いてた」
「ん…あとは?」
「シュウが…なんか、すごく必死だった」
「ん~~…そうなんだけど…体の部分で、気になるとこなかった?」
体の部分で、気になるとこがなかったから
分からなくて、俺は悩んでんだけど…
「シュウのさ…ここ…いつもと違う感じになってなかった?」
そう言いながら、大和が、俺の股間をそっと指差す
「いつもと違う感じ…ではあったけど…俺も、朝起きた時とか、時々なるよ?」
「ユウは…それ以外で、そうなる事ない?」
「それ以外で?……ないんじゃないかな」
「……そっか」
大和が、優しい顔して
優しく頭撫でてくれる
「結叶…マスターベーションって、聞いた事ある?」
「マスター…ベーション…」
どっかで聞いた様な…
どこだっけ?
誰から聞いたっけ?
「蓮も、中学生くらいになったら分かるかもな?」
あ…
郁人 兄ちゃんだ
「聞いた事ない?」
「ある!けど…それが…どういうのか…分からないまま…」
郁人兄ちゃん、死んじゃって…
俺は、中学生になったけど
中学生になった蓮は、生きるのに必死な毎日で…
すっかり忘れてた
「そっか…その時は、どんな事聞いたの?」
「…なんか…自分で気持ち良くなるんだとか…なんとか…」
なんせ、前世の記憶で
前世でも、忘れてた記憶だ
「そっか。その…やり方とか聞いた?」
「やり方?そんなの…言ってたかなぁ…」
「シュウはね、それ、してたんだと思う」
「それ?…そうなの?…それって…あんな苦しくなるもんなの?」
「そうだなぁ…気持ち良過ぎて、苦しいって感じ」
「大和も…した事ある?」
「あるよ」
「苦しくなる?」
「そうだな」
苦しくなるの分かってて
なんで、やる訳?
だって…ほんとに、凄く苦しそうだった
「痛くて苦しいとか、ユウが風邪引いた時苦しくなるのとは、少し違うよ?」
「そうなの?」
「例えばさ、結叶、四葉の撮影の時、首触られたり、キスされるの、弱いだろ?」
「うん」
「その時さ、苦しそうな声出ちゃってるの、分かる?」
「苦しそう…かな?」
「ん。本人以外にはね、そう聞こえる。それに、似てる」
でも、堪えられない感じだから
苦しいには似てると思う
でも、痛いとかとは、全然違ってて
ん~~…なんか…
分かる様な、分からない様な…
「ふっ…じゃあ、少しだけな?」
「え?」
そう言って、大和が
俺の股間触ってきた
「幾つだからって、知らなきゃなんない事じゃないけど、シュウの気持ちとか…少しは分かった方がいいからな?」
「うん…?」
こんな風に、人に触られるの久しぶり
蓮の時は、動けなくなると
オムツだったり、しびんだったり、管だったり
当たり前の様に沢山触られた
「これで、シュウの気持ち分かるの?」
「う~~ん…なかなか手強いな。ちょっと、手、中に入れていい?」
「うん…?」
今度は、下着の上から触ってきた
「ユウ…少しも、気持ちいいとか思わない?」
「気持ちいい?……分かんない。気持ちいいのかな…」
「う~~ん…結叶…兄ちゃんは少し、心配になってきた」
「え……心配?」
心配?
俺…病気?
病気…
「ちょっと、待ってろ」
大和が、ドアの鍵をかけた
「ユウ…ちょっと、下脱いでみよっか」
「うん」
ちゃんと見てもらおう
何でも早いうちに見てもらうのがいいんだ
そしたら…早いうちに治るかもしれない
さっさと下を脱ぐ
「…えっと…見られるの、嫌じゃないのか?」
「俺…病気?大和見て…分かる?」
「ユウ…大丈夫。病気じゃないと思うよ。でも、一応ちゃんと見てみような?」
大和が、優しく頭撫でてくれる
郁人兄ちゃん…中学生になったら分かるって言ってた
でも、蓮は、それどころじゃなかったから…
だけど、結叶は、健康だ
中2になって、分からないの…
きっと異常なんだ
「ユウ…俺の上に後ろ向きで乗って?」
大和が手を広げてくれる
「うん…」
「大丈夫だよ?これはね、気持ちとか、気分とか、そういうの凄く大事だから、そんな不安になってたら、多分出来ないかな?」
後ろから、大和が抱き締めながら言ってくれる
「ん…」
「結叶さ、好きな子居た事ある?」
大和が、太ももの辺り触りながら聞いてくる
くすぐったい
「居た事あるよ?でも…シュウが好きだって言ってきて…シュウを見てると…なんか…俺が思ってたのと違うかも…」
「そっか。ユウの好きは、どんな感じ?」
大和が、もう片方の手で
腰とか下腹の辺り触ってくる
くすぐったいよ…
「可愛いな…とか……?」
「ユウの可愛いって、どんな?」
「んっ…大和…くすぐったい…」
「ん。くすぐったいの、大事だからね?」
「えっ?…そうなの?」
「そうだよ?」
なんと…
くすぐったいが、役立つ時があるのか
「で?ユウの可愛いは、どんな?」
「一生懸命…な…子……とか…んっ……優しい…子…とか…」
「じゃあ…シュウの好きは、どんなだと思う?」
「んっ…なんかっ……」
なんて言ったらいいのかな…
って言うか…
くすぐったい!
くすぐったいよ!
大和が、両手で、あちこち触るから
「大和っ…くすぐったいっ…」
体が勝手に動く
「ん…そろそろ、いいかな?」
いいかな?
そう思った時
大和が、俺の股間を優しく触ってきた
ビクンッ!
「あっ...!」
ビックリした…
なんか…
ビックリした…
「ユウ…大丈夫?」
「え?…あ……なんか、ビックリした」
「このまま、少し触るよ?」
「うん…」
大和が、優しく握ってきて
根元から先、先から根元に
ゆっくりと動かす
「ユウ…何か感じる?」
「なん…か…って言うか……太ももとかのが…くすぐった過ぎてっ…」
「まだ、こっちか…1回気持ち良くなると、分かるんだけどな?もう少し…強く握るよ?」
「うん…?…やっぱり…おかしい?」
「大丈夫。初めから…ちゃんと気持ち良くなれなくても、おかしくないよ?」
大和が居て良かった
こんなの…
他の誰にも聞けない
郁人兄ちゃんに…
ちゃんと聞いとけば良かった
………あれ?
なんか……
何だろう?
さっき大和が触ってた
下腹の辺りが…
変な感じ
「大和…」
「ん?やな感じする?」
「や…って言うか…なんか…変な感じ…する……この辺…」
「ん…この辺も?」
大和が、お尻の少し上を触ってくる
「っ!…んっ…そうっ……合ってる?」
「合ってるよ?これね…感じてるって言うんだ」
「感じ…てる…」
「ユウ…俺の手だけに意識集中してて?」
「んっ……でもっ…これ以上…大丈夫かな…」
「怖くなったら言って?」
怖い?
知らない人じゃないんだから
大和なんだから
教えてもらってるんだから
怖いとか思わないけど…
この…
感覚を、どうしたらいいのか、分からなくなる
たしかに…
首とか触られた時に近い…
「やっ…まとっ……これ…こうやって……堪えるしかないの?」
「ん…でも、堪えられない様なら、止めるから言って?」
「んっ……大和が…言ってたの…わっ…分かって…きた…かも……」
「ほんと?」
「苦しいじゃっ…ないのにっ……はっ…ちゃんと…んっ…息…出来ないっ…」
「ん…そうだな?ねぇ、結叶…俺が触ってるとこ…見て?」
「はぁっ…触ってる…とこ?」
大和に言われて
大和が、さっきから触ってたとこを見る
「ユウの…いつもと違うだろ?」
「ん…少し…勃ってる…?」
「勃つってのは…分かるのか?」
「前に郁……えっと…朝勃ちについて…教えてもらったから…」
「そっか。朝勃ちは、そういう事考えなくても、なったりする。でも、そうじゃない時に勃つのは、ユウの体が気持ち良くなってる証拠」
「気持ち…良く……なってるのかな…?」
「ほんとは、イカせてあげたいけど…今日は、ここまで。よく、頑張ったな?」
そう言って、大和が手を離して
代わりに、俺をぎゅっと抱き締めてくれた
「お…俺…心配ない?」
「心配ない。俺も、少し安心した」
「そっか……大和、苦しい声は分かったけど、シュウは苦し過ぎて、俺の名前呼んでたの?」
「違う…けど…今言っても、よく分からないだろうから…とにかく、シュウはユウの事が大好きって事かな?」
「……そう……大和が、同じシチュエーションだったら……泣く?」
「ははっ…泣くかもな?」
「え……」
シュウも驚きだけど
大和の泣いてるとこなんて、見た事ない
その大和が、泣くかもなって言った
「シュウに…謝った方がいい?」
「多分シュウは、ユウが意味分かってないの理解してるだろうけど……そうだな…ユウが今思ってる事伝えたら…シュウ、嬉しいかもな?」
「……分かった……っはぁ~…」
「よしよし。慣れない事して、疲れたな?ちゃんと服着て、もう寝な?」
大和が、俺の頭撫でながら、そう言ってくれる
優しい大和
頼れる大和
大好き
一度立ち上がり、ちゃんと脱いでた物を着て…
「大丈夫?怖くなってない?」
「なってない……けど…」
「?…けど?」
「……大和……抱っ…」
「だ?」
抱っこして欲しいとか言ったら
やっぱ…
さすがの大和でも引く?
だって、もう中2だもんな?
でも…
たまに甘えたくなる
四葉じゃないけど…
ってか、
四葉が居る手前…
あんまり甘えない様にしてた反動?
「ふっ…結叶…おいで?」
「~っ…大和…」
俺の思考、全部見透かしたかの様に
大和が、めちゃくちゃ優しい顔で
腕を広げてくれた
大和の膝の上に
今度は前から乗って、抱き付く
「大和…重くない?」
「ん…まだまだ、俺の方が大きいからな」
そう言って
頭撫でながら
背中トントンしてくれる
これじゃ、ちっちゃな子供だって思うけど…
嬉しい…
「ごめん…もう中2なのに…」
「幾つだって、結叶に甘えられるの、嬉しいよ?いつも、俺が居ない間、四葉の兄ちゃん頑張ってくれて、ありがとう」
「大和は?大和は…ずっと俺と四葉の兄ちゃんで…誰かに甘えたくなる事ないの?」
「ん~~…ないな。俺は、甘えられるのが嬉しい」
ほんとかな…
大和は、俺達が喜ぶ事しか言わないから
ほんとは、寂しい時とか
あるんじゃないかな?
でも…俺達に甘える訳にはいかないから…
「結叶や四葉に甘えられてる時…俺も少し甘えてる。だから…いっぱい甘えてくれていいよ?」
「ん…大和、大好き」
「俺も…結叶、大好きだよ」
なんだ…
俺達が甘えてた時、大和も甘えてたんだ
だったらいいか
俺でも恥ずかしいんだから
大和から言うのなんて、もっと恥ずかしいに決まってる
四葉が居ない時だけでも
大和に甘えよう…
「じゃ…ありがとね、大和」
「ん…おやすみ」
「おやすみ」
パタン
かっ……わい~~~~~~っ!
って、思いっきりデカイ声で叫びたい
俺の弟は可愛い
こんな可愛い弟居ないと思う
ブラコンだと思われようが何だろうが構わない
ただ、結叶の可愛いさを分かってる奴に自慢したい
『可愛い 可愛い 可愛い 可愛い』
『可愛い過ぎる』
『結叶可愛い 可愛い過ぎ』
結叶は可愛い
しかし、ほんとの可愛いさを知ってるのは、限られる
シュウに言う訳にはいかず
不本意ながら、言える相手は、唯1人
ヴヴ ヴヴ
『うっざ!』
『マジキモい』
『イチイチ送ってくんな!』
こいつは幼馴染みの1人にして
一番長い付き合いだ
この、優しさと穏やかさで包まれたニ家族の異端児、東雲 朔真
ま、ある意味、四葉も異端児だけど…
こいつは、優しさと穏やかさからは、かけ離れているので、扱いが適当でいい
『結叶の触っちゃった♪︎』
『結叶まだ、マスターベーションしたことないんだって』
『超可愛いくない?』
ハッキリ言って
俺の家族と、東雲家(朔以外)の人達以外
適当でいい
自分で言うのもなんだが
イケメンで、頭良くて、運動神経も良い俺は
ちょっと笑って、優しくしてれば
大抵の人間関係はバッチリだ
ヴヴ ヴヴ
『キモっ!』
『けど…俺も2年前シュウに教える羽目になった』
ゲッ!
キモッ!
『キモい!』
『やめろ!』
『んな事報告すんな!』
シュウなら分かりそうなものだが…
でも、まあ…小6なら分かる
中2は…
さすがに、色んなとこで、そんな話してると思うんだけど
結叶が聞いてないのか
あるいは…あの結叶を見て、察した周りの人達が、話題を避けてんのか
ヴヴ ヴヴ
『お前が先に報告してきたんだろが!』
『俺は、実演しただけだ』
『シュウのは触ってねぇ!』
『マジキモい!』
ゲッ!
こいつ実演したの?!
キモッ!
キモッ!キモッ!キモッ!
『吐くからやめろ』
『お前がしてるとことか想像させんな!!』
信じられない
弟の前でやるか?普通
変態だな、あいつ
ヴヴ ヴヴ
『想像すんな!変態!』
『それより、少しまともになってたシュウの様子がおかしいぞ?』
変態だと?!
お前が変態だ!
隠れブラコンめ!
『お前が変態』
『シュウがユウの名前呼びながら』
『やってる声聞いてユウが風呂場に入ったらしい』
そりゃ泣くわ
そして、何の反応もない結叶見て
呆けるわ
よく今日、俺ん家来たな
しかも、忘れてた撮影会してたぞ?
分からん
ヴヴ ヴヴ
『え?ユウとヤッたって事?』
はあ?!
自分でもした事ねぇのに、ヤられてたまるか!
『シュウが怪我してるの隠してると思って』
『無理矢理見に入ったらしい』
『ついつい苦しくてユウの名前呼んだと思ったらしい』
初々しいなぁ…
ああ…
結叶の初めてがシュウなら
録画させてくんないかな
ヴヴ ヴヴ
『は?』
『で?』
エロエロ大魔王の朔には分かんないだろな
『シュウの体どこも何ともなかったって』
『大和分かる?って聞いてきた』
『超可愛い』
あ~~~~っ!可愛い!
何であんな可愛いの?
四葉が、ずっとあんなん見てんのに
なんでそんな無知で居れんの?
可愛い過ぎ
ヴヴ ヴヴ
『んな訳あるか!』
『ユウにキスされたって呆けて学校休んだんだぞ?!』
『絶対おっ勃ててたろうが!』
だよな?
まあ、朔じゃなくても、そう思うか
しかし
うちのフェアリーは違うのです
『ユウはね、朝勃ちは知ってたんだよ』
『可愛いくね?』
しかし…
うちの可愛い子に、そんな事やら色々教えたのは誰だ?
まあ…やり方までは教えてなかったみたいだから、セーフだな
キスマーク付けた奴はアウトだ
四葉と、そのうちユウから吐かせよう
ヴヴ ヴヴ
『朝勃ちなんぞ、小学生でも知っとるわ!』
『シュウの勃起を返せ!』
勃起を返せって何だよ?
この変態ブラコンが
シュウの気持ちは分かるが
ユウが可愛いんだから仕方ない
『ユウに惚れたんだから諦めろ』
シュウに彼女ができた時は驚いた
てっきり四葉のシナリオ通り
順調に結叶を好きになってるんだと思ってたのに
いつからか、ユウを見る視線が変わって
四葉は喜んでたのに
なのに、
学校の帰りが遅い!
部活にも入ってないのに!
休みにユウと遊ぶのが減った!
絶対シュウ君彼女居る!
と四葉が憤慨したのは
中学入ってすぐだった
朔に聞いたら、3年の先輩に告白されて、付き合ってるらしいと分かった
ってか、朔に教えてるとか
シュウも可愛いなと思った
母さんから
最近四葉が、本屋に行くと
危ない本の前で立ち止まってると
度々相談される様になる
誰でも出来る呪い全集
現代に生きる呪いの正体
謎の死を遂げた100人……以下略
「四葉、人殺しはバレるぞ?」
「バレない方法探してる」
四葉…
今時の小5怖っ…
「シュウは、ユウの事好きだよ。見てれば分かる」
「なのに、シュウ君に手出した奴、許せないね?」
口…悪くなってるよ?
「どうせ、すぐに気付くよ。ユウのとこ戻ってくる。ユウと付き合う為の、練習してんだと思っときな?」
「練習……たしかに……シュウ君にはリードしてもらわなきゃ……そっか。そうだね?」
と、機嫌良くなってくれたのに
ある日の夜…
四葉が、俺の部屋に来てぶち切れた
「しんっじらんない!絶対あの女遊んでる!シュウ君、イケメンだからって、遊んでるんだ!シュウ君、何とも思ってなさそうなのに、ベタベタベタベタ!ダメだよ!あんな女!」
どうやら、シュウのデート現場を目撃してしまったらしい
シュウ…御愁傷様
もう、別れるしかないかも
…ってか、遊んでるとか分かんの?四葉…
「分かった、分かった。じゃ、あと1週間待っても、シュウが別れなかったら、俺が言ってあげるな?」
「1週間?!1週間?!」
「え…あ、じゃあ…3日」
「明日!四葉が言うから!」
「え…」
「何?!」
「いやぁ…何でもないよ…うん…シュウも、四葉に言われたら、気付くかもなぁ…うん…」
はい、終わり~
シュウ、明日で終わりだって
だってシュウ
面と向かって四葉に言われて
敵う訳ないもん
ってな訳で、さっさと別れさせてしまった四葉
シュウはシュウで、さほど落ち込んでもいないし
なんだかなぁ…と思ってたら
ユウを見る目が、どんどん熱っぽくなってくし
四葉の撮影のせいもあるんだろうけど
彼女と付き合って
色んな経験とかしてしまったら
自分の気持ち、誤魔化せなくなったか?
そんで、ユウで妄想とかしてんのか?
なんて思ってたのが去年の事で
今年は色々、急展開だなぁ…
ヴヴ ヴヴ
『ユウに恋愛が分かる日は来るのか?』
『一生分かんねぇまま、誰かにヤられんじゃね?』
『なら、シュウにヤらせろよ』
はあ?!
縁起でもない事言うな!
けど…
その危険が迫って来てるのも確か…
保健室連れてったって事は、クラスメイトだよな?
ユウが知らないうちにって
寝込み襲ったって事だよな?
ぶち殺してやりたいけど
そこは四葉の手前、我慢我慢
色んなとこ触ったり、キスまでされてたかもしんない
けど、結叶が覚えてないならノーカウントだ
可愛いが成長してきて
シュウの、近づき難いイケメンタイプじゃなく
まだそこまでイケメンじゃないが
近づける可愛い子になってきてしまった
確かに、変な奴近づけるくらいなら
さっさとシュウと付き合って欲しいとこだが
シュウとユウなら、男同士でも
周りにとっても福眼でしかないのでは…
とも思うが…
だが、ユウを、せめてもう少し教育しない事には…
あのシュウの手に負えるとも思えない
『俺はユウの教育する』
『お前、あのユウと付き合える様にシュウを教育しろ』
シュウが朔なら、全く問題ないが
いや、別の問題は大有りだけど
シュウがシュウだから
あのユウと付き合うのは、なかなか困難だ
最悪2人して泣く
ヴヴ ヴヴ
『ユウの教育なんて何年かかんだよ?』
『とりあえず1回シュウにヤらせりゃ早いって』
『ユウなんかチョロいんだから流されるって』
殺す
朔殺す
『お前殺す』
『明日の朝、起きたらお前の口ん中、何入ってるかな?』
『明後日は何にしようかな?』
『何日堪えられるかな?』
そうかもだけど
そうだとしても
お前に、言われるとムカつく!
ヴヴ ヴヴ
『嘘です』
『なるべくユウを傷つけないようにします』
『そう出来る様に教育します』
ったく…
分かればいいんだよ
さてと…
俺は、少しずつユウの教育してこっと♪︎
ともだちにシェアしよう!