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ローション

「大和…何してんの?」 「髪の毛抜いてるの」 「げっ…何で?」 「朔のも頂戴?」 「え~?何すんだよ?」 「作りたい物あるんだ」 髪の毛で? また、四葉の何かか? 女の子が好きな物は、よく分かんない 「はい…もう痛いから無理」 「ありがとう」 パチッ... 最悪な目覚めだ 嫌な事思い出しちゃったよ 昨日一瞬、思い出したからだ あれは…ユウが小学1年だから 俺達が小4か 改めて思い返すと怖っ… 小4で、あんな事考える大和…怖っ… コツコツと髪の毛を抜いてた大和… 俺も、時々、何本かはあげたけど 2ヶ月位経っただろうか… ある日の朝、俺達4人が下駄箱から離れて、廊下を歩き出した後 下駄箱の方が騒がしくなった 「何だ?」 「何だろね?」 皆で立ち止まって振り返る 「大和、見に行ってみよ?」 「だ~め。人集まって来て騒いでたら、ユウ具合悪くなるだろ?」 「あ…そっか」 「教室行こ?」 「うん」 その時は、俺達には関係のない出来事だと思ってた 「1年生の、ある子の靴の中に、あまり良くない物が入れられていました。もしも、心当たりのある子や、何か見たという子が居たら、先生に言って下さい」 ある子の靴の中に あまり良くない物… あっという間に、学校中が、その話題になった 噂って、凄いもので ちゃんと情報が入ってくる どうやら、ユウと同じクラスの子の、下駄箱の上靴の中に、凄く怖い物が入ってたらしい でも…結局、犯人は分からなかった それからしばらくして そんな事があったのも、すっかり忘れた頃 大和が、何やら可愛いらしい物を作っている 「また、四葉にプレゼントか?」 「今は、こういうのが、流行ってるらしい」 「ふ~~ん?分っかんねぇな?」 「四葉、喜ぶかなぁ♪︎」 ふと、思い出す 「そう言えば、あの髪の毛使ったのって、何作ったんだ?」 「……ああ…あれね?」 「四葉、喜んだのか?」 「あれは、四葉にじゃないよ」 「え?そうだったの?」 「……まあ、もういいか」 大和が、手を止めて俺の方を見る 「朔さ、ユウが鼻血出されたの、覚えてる?」 「え?……ああ…クラスの奴らが喧嘩してんの、止めに入ったら、巻き添え食ったとか、言ってたっけ?」 「あんな可愛いくて小さなユウがさ、勇気を持って、そいつらの為に頑張ったんだよ?なのに、ユウの事殴って、鼻血出させるとか…許せないよね?」 「まあ、そいつも、故意に殴った訳じゃないんだろうけど…」 「ユウに痛い思いさせて、鼻血出させた事に、変わりないよね?」 なんで急にユウの話になったのか… 前に作ってた物の話は? 「藁人形って言ってもさ、藁なんて手に入んないし…」 「え?藁人形?…何…急に…」 「要はさ、念がこもってればいいんだよね?」 「……何…何の話?」 「髪の毛ってさ、俺の一部だった訳で、俺の念、たっぷり込めれるよね?」 「……え?髪の毛…使って…藁人形作ったの?」 「藁じゃないから、何て言うんだろな?首と、腰と、手首、足首、赤い糸で括ってやったんだ~」 怖っ! それ…ユウを殴った子の靴ん中入れたの? その中に俺も…髪の毛提供しちゃったよ… ってか… あんな、学校中を震撼させた噂の張本人… お前かよ! よく、少しの動揺もなく居られたもんだな 「お前…そんなもん作ったのも…誰かにバレるかもしんないのも…怖くないの?」 「怖い?何で俺が、俺の念に怯えんだよ?バレる?そんなヘマすると思うか?この俺が?」 小学4年生にして、そんな事考えつくのも やり遂げてしまうのも 揺るがない自信も 怖過ぎた 絶対ユウを、四葉を… 間違えてでも、偶然でも、傷つける様な事をしてはならない 俺は、大和にそう刻み込まれた 「う~~わっ…ほんと、お前…エグっ…」 「あ?」 ぼ~~っとしながら、ジャージに着替えようと、シャツを脱ぐと… 「マジか!すごっ!」 「どんなプレーしてんの?」 どんどん俺の首の周りに集まって来る やっとケツから離れたと思ったら… 「つっ…!触んな!まだ痛ぇんだよ…」 「お前、黙って噛ませてんの?」 「やっさし~彼氏だなぁ…」 「何個付けられてんだ?」 「1…2…3…」 「群がんな!着替えさせろ!」 ったく… すぐ、そういう話で盛り上がろうとする Tシャツに両手を通してると っ! 「…なっ…?!」 首に…キスしたの?こいつ… 「今度、彼女といつヤんの?」 「はっ?」 彼女じゃねぇし! 「他のキスマーク付いてたらさ、ヤキモチ妬いて、燃えるんじゃね?」 「お~…猟奇的な彼女が燃えたら、どうなっちゃうんだ~~?」 「馬鹿かお前ら…人の…っ!」 無視して、Tシャツに首も突っ込んだとこで ほんとに、キスマーク付けてる奴居る! 「おい!やめろって!」 「おっと…シャツはまだ着るなって」 「は?!」 せっかく首入れたのに、脱がされた! 「じゃあ俺は、この辺に…」 「俺は、この辺り…」 「なっ…やめろ!馬鹿かお前ら!」 「俺はキスマークの練習…」 「あっ!俺も付けてみたい!」 「~~~~~っ!」 痛い!痛いんだって! 一斉に傷口吸われたら、痛いの分かるだろ! 「ぁっ…!」 誰か舐め… 「「「お~~~...」」」 ちょっと声出したのがまずかった… 俺の首と肩は 体育前に、とんでもない事になった 「東雲…風邪でも引いたか?」 「いえ…」 「そんなにジャージのファスナー上げて、苦しくないのか?寒いのか?」 「大丈夫です。授業始めちゃって下さい」 「そうか?具合悪かったら、保健室で休めよ?」 「……はい」 先生… 具合は悪くないんだ ただ… 見たら、先生が倒れるかもしれない そして… ケツではないが… 絶対、大和に知られる訳にはいかない 世の中の仕組みとは、おかしなもので そう思ってる時に限って 絶対会ってはいけない奴に 会ってしまったりする 今日は、暇だからと、バイト帰された だから、絶対大和と偶然バッタリという事もない そう思ってたのに… 「おい、お前も今日バイト休みなのか?」 「っ!ひっ!」 「あ?何怯えてんだよ?」 もう少しで、我が家が見えて来る頃 悪魔に、声を掛けられた 「べっ…別に……お前こそ、珍しくバイト休みなのか?」 何気ない仕草で、外してた1番上のボタンを、しっかりと留める 「ああ。今日行く予定だった子が、体調崩したらしくてな。先生も心配だよ」 「あっそ…」 そして、しっかりとネクタイを上げる 「お前、これからどっか行くの?」 「あ?もう家だろが?」 「じゃあ、何でそんな、キッチリ制服着直してる訳?」 「え?……別に?そんなの、俺の自由だろが…」 「まあ、そうだな?」 ドックン ドックン 心臓が飛び出そう 早く…一刻も早く家に入ろう 「もう、ユウ達帰ってるよな?」 「あ?そうなんじゃね?じゃな…」 そう言って、さっさと自分の家に入ろうとすると… 「あ?何でお前が付いて来んだよ?」 「いや、ちょっと確認したい事があってさ」 「確認?ああ…あの荷物か?ったく、自分のとこに届けろよな…」 仕方なく玄関を開けて、大和も入れる シュウも、もうユウんとこか… 絶対1秒も会いたくなかったのに 家にまで上げる羽目になるとは… 部屋に入って、鞄を置き さっさと荷物を取り出そうとすると… 「おい、こっち来い」 「あ?荷物は、こん中にあんだよ。ったく…確かめる位なら…」 グイッ! 「んなっ?」 クローゼットに、屈んで頭突っ込んでたら 思いっきり、腕引っ張られた 「お前、耳鼻科行く?それとも、脳外科?」 「あ?」 「こっち来いって言ったの、理解出来ねぇの?」 「お前、あの荷物見に来たんじゃねぇの?」 「誰が、そんな事言った?」 「……え?」 用事があるのは、あの荷物じゃなかった じゃあ…何? めちゃくちゃキレてる大和に 俺は、フリーズした 「さっさと言う事聞けよ、このアホが」 そう言いながら、グイッとネクタイの結び目を下に下げてくる はっ…! ダメだ! 「何すんだよ?!」 シャツの襟元を掴む 「随分と今日は、貞操観念高いな?」 「お前に、アレコレされて、高くなってんだよ!」 「へぇ~?俺に?俺以外には?」 「………関係…ないだろ?今日は…ケツなんか…触られてねぇぞ…」 昨日の話は…触れないでおこう… 「ふ~~ん?お前さ…なんで、今の高校行ったの?」 「………あ?」 突然なんだ? 「お前、彼女居た事あるよな?でも、男のが、好きだった訳?」 「…は…はあ~?んな訳あるか!女の子大好きだわ!」 「…っそ…で?何を隠してる?」 「……だから…お前には関係ないって…言ってんだろ?」 ジリジリ...ジリジリ... こっちに迫る大和に、後退ってると… 壁に…到達した… 「お前、俺から逃げられるとか、思ってんの?」 「~~~っ!…何だよ?!何なんだよ?!見りゃいいだろ?!」 バッと手を離すと… 「あ?ちゃんと自分で開けろよ…」 「はあ?!何で見て欲しくもねぇのに、自らボタン外さなきゃなんねぇんだよ?!」 「シャツ1枚ダメにしてもいいんなら、俺が脱がしてやっけど?」 「………開けます」 シャツの前、開けるかどうかって話だよな? なんで、シャツダメになんの? 開けるだけじゃなく、脱がされんの? 仕方なくボタンを外してく 何だって、こんな目に… ボタンを外し終わると… バッ…! びっ…くりした~~~... 勢い… シャツの前、開ける勢いじゃねぇよ! 「へ~~~?随分と激しく愛されてんじゃねぇか?」 「ほっとけ…」 「念のため、一応聞くが…彼女か?」 「絶対違うって、知ってんだろ?」 「じゃあ、彼氏か?」 「だから!男に興味はねぇよ!ねぇのに、お前のせいで、こんなんされたんだからな?!」 言ってから気付いた しまった これじゃ、この前の二の舞だ 「あ?」 「いやっ…じゃなくてっ…違う違う!男子校だから!そういうノリなんだよ…」 ほら! もうキレてる! 「へぇ~?男子校って、人の噛み痕に、キスマーク付けるノリなんだ~?」 「そっ…そうそう…とにかく…そんなんばっか、考えてんだよ…」 「じゃあ、お前も?」 「は?…っ!」 今日、散々いじられた傷口… 触んな~! 「お前も、誰だか知らねぇ奴に、しょっちゅう、ちょっかいかけてんの?」 「んな訳ねぇだろ!俺は、男の体に興味はねぇんだって!」 「じゃあ…お前に、ちょっかい出してる奴は、男に興味があるんだな?」 「は?…いや、そういう訳じゃねぇけど…」 「さっきと言ってる事が違うな?」 男子校を知らない大和に どう説明したら… 「あれだ!例えば、修学旅行…いつもならしない、猥談で盛り上がったり、なんなら実践する奴まで居たり…女子が居ないと、おかしなテンションになるだろ?あれが日常なんだ。深く考えんな」 って… 今日は、大和のせいにしたの、秒で謝ったけど? なんで、こんな事情聴取されなきゃなんない訳? 「お前、修学旅行で何実践したの?キモッ…」 「俺じゃねぇよ!…ってか、もういいだろ?」 何だったんだよ? シャツのボタンに手をかけると 「お前…苛められてんの?」 「違うわ!」 「これ…何人に付けられた?」 「…もう、知らね…あいつら…ケツから手を引いたと思ったら…」 「お前さ…今日はケツ触られてねぇって…昨日は?」 ギクッ… 「……昨日?……昨日は……」 「何処見てる?俺の目を見て答えろ」 「……いや…俺は嫌がったぞ?やめろって怒ったんだからな?」 「つまりは、触られた訳だな?」 「言っとくが、最初っから俺は、怒って逃げてんだからな?!誰も好き好んで…」 ドンッ!! ひ~~~っ! 壁ドン…とは思えないドンだよ! 壁…穴空いてない? 「事実は、触られた訳だな?」 「……はい」 「はぁ~~…俺が協力して、そんなもんまで付けてやったのに、お前は…」 「これ発見される前に、朝っぱらから触られたんだよ!もう、挨拶みたいにして触ってきてたんだよ!」 「そんで?今日はキスマーク付けられて?お前、学校に何しに行ってんの?」 「そんな事されに行ってると思うか?!」 え…… 急に無言になった 怖っ… 何考えてんの? 今のうちに逃げられねぇか? 俺、何されんの? とりあえず…立ってみようかな… 壁伝いに、立ち上がろうとした時… カチャカチャ… は? 「おい…何してる?」 「見りゃ分かんだろ?」 「分かんだろ?じゃねぇよ!ベルト外して、何する気だよ?!」 「お前、まさか生で触られてねぇよな?」 「当たり前だ!」 「じゃあ、見せてみろ」 「なんで?!なに見たら、なに分かんだよ?!」 もう知るか! 大和の手振り払って 立ち上がって、ベッドにうつ伏せになる 今日はもう限界! 学校でも家でもって 無理過ぎだろ… ドサッ ……え? 顔臥せて、うつ伏せになってる俺の上に 大和が乗っかってきた… 「誰が勝手に逃げていいと言った?」 「う…嘘だろ?見て分かるよな?もう…今日、限界だから…限界な友人に…慈悲とかないの?」 「あ?それ、お前に使う意味ある?」 「お…鬼過ぎんだろ!待て!下げるな!」 「何とでも言え。さっさとケツ出せ」 お巡りさん! 俺…幼馴染みに襲われてます! もう少ししたら… 優しさなんて皆無の強姦されるかもしれません! 「…ったく、時間と手間かけさせやがって…」 ベルトもボタンも外されてたズボンは パンツと共に、あっという間に下げられた こんな屈辱… 「四つん這いになれ」 「……は?」 「四つん這いだよ。知らねぇの?」 「知ってるわ!なんで、その必要があんだよ?」 「ケツ弄くったり、挿れる時、四つん這いのが楽らしいぞ?今から、慣れとくんだな?」 「……え?…俺…四つん這いで、お前に色々されんの?」 「痛かろうが、何だろうが気にしないのなら、俺は、何だっていいが?」 痛かろうが?! 「いっ…痛いのはやだ!」 「じゃあ、四つん這いが、オススメらしいぞ?」 「……マジか」 「おら、さっさと四つん這いになれ」 「いや、今すんの?なんかすんの?」 「この前の体位と、痛さ変わるか、体験しろ」 「~~っ…マジで?……あっ!あれは?次は、ローション付けるって、言ってたじゃん?」 そうだよ そしたら、あんま痛くないんだろ? 「ローションも使ってみる…が、どれだけ違うのか、まずはそのままじゃないと、違いが分かんないだろ?」 「言うから!シュウには、絶対!どんな状況だろうと!ローション付けずに触んな!って…言っとくから!それならいいだろ?」 「……まあ、そうだな。ちゃんと指導しとけ」 「分かった…」 ほっ… 安心… じゃねぇよ! これから、また未知の体験始まるんだ! って… 気付いたら、勝手にクローゼットの奥から、荷物取り出してるし… もう勝手にして 俺が、どれだけ嫌がろうが、断ろうが、お願いしようが、こいつはやめないんだ 「これと…これで…あ、朔、汚れたくなければ、下、全部脱いどいた方がいいぞ?」 「ぜっ…全部?」 「まあ、お前の制服のズボンが、ローションまみれになってもいいなら、構わないが」 「っ!……脱ぐ…けど…」 一度、ズボン上げて、立ち上がり ドアの鍵… カーテン… 「お前、やっぱ馬鹿だろ?」 「は?!」 「こんな時間に、お前の部屋のカーテン閉まってんの、もしユウ達が気付いたら、帰って来てます。部屋に居ます。って、言ってる様なもんだろが?普段通りにしてりゃ、誰も気にしねぇだろが」 「あ...そっか……」 急いでカーテンを開ける…が… 「明るい中、四つん這いで、お前の前にケツ出すの?」 「お前だけが被害者面すんな。俺は、明るい中、お前のケツ弄くらなきゃ、なんねぇんだぞ」 「う~~…」 下を全部脱ぐと、当たり前だが、フルチンで見える訳で… 大和は気にせず、せっせと俺のベッドに、何か敷いている 「何?それ…」 「ローション垂れまくったら、お前のシーツヤバいだろが」 「ああ…」 なんか…そういう準備とかは 完璧なのな? 俺への準備も完璧にして欲しい 敷き終わると、振り返り 「制服の上着も、裾、汚れんぞ?シャツは洗濯出来るだろうが」 「ああ…そっか…」 全然笑ったり、馬鹿にしないで そういう心配してくれんの… なんか…ちょっと安心して… ああ…こりゃモテんだろなって 不覚にも思ってしまった 上着と、ついでにネクタイも外すと 大和も、上着を脱いで、ネクタイを外し、ボタンを緩めて、腕捲りをした なんか…その仕草がやらしくて… すげぇ似合ってて… どんだけ女抱いてきたんだよ…って思った もう、ほとんど意味のないシャツを、一応羽織ったまま、敷かれた物の上に、四つん這いになる 「ちょっと、冷たいかもしんない」 「分かった…」 「触るぞ?」 「おお……~~っ!」 何これ! 全っ然違う! ただ触んのと、全っ然違う! 「大丈夫そうか?」 「っ…大丈夫…」 「しばらく、マッサージすっからな?」 「んっ…」 気持ちいいとかは思わない 不快と、不安と… でも…時々… この前の…よく分からない、変な感覚が混じる 「ローション付けると、違う?」 「全然っ…違うっ……絶対…付けるべきっ…」 「やっぱ、そういうもんか。まあ、触ってても、スムーズに触れるもんな?」 しばらく周りマッサージされてると 「ちょっと入れるぞ?」 「っ!」 「ローション、たっぷり塗ってやるから、そんなビクつくな」 お前に、入れられる側の気持ち、分かるまい! 「じゃ、入れるな?」 ツプッ… 「~~っ…」 不快感…異物感…半端ない あと…圧迫感… けど…やっぱ、全然痛くない 「どう?入れられんのも、違うもん?」 「んっ…全然っ…~~っ…」 「へぇ…じゃあ、ちょっと動かすぞ?」 「んっ…~~っ…はぁっ…~~っ…」 屈辱…恥辱… ケツの穴ん中…弄られるなんて… 「こうやって、少しずつマッサージして、穴広げてくらしい」 「~~っ…はぁっ…はぁっ…~~っ…」 「この準備に時間をかけず、無理矢理ヤると、絶対切れるからな?まあ、シュウは、そんな事しないだろが…」 「~~~っ…はぁっ…~~~っ…」 あの…変な感覚が… 少しずつ増えてって… 「おい、大丈夫か?痛いのか?」 「~~~っ…」 何か言える状況じゃねぇんだよ 首だけ振る 「んじゃ、もう既に気持ちいいの域に達したとか?」 「~~~っ!」 違う! んな訳あるか! どんだけ、俺、変態だよ! 思いっきり首を振る 「あっそ。どん位で、気持ち良くなれんのかなぁ…ユウは絶対、お前より早く気持ち良くなるだろうけど…」 「はぁっ…はぁっ…~~~~っ…」 「もうちょい、入れるぞ?」 大和の指が、もう少し入ってくる 「~~~っ!」 「それは今、どんな感じなんだ?」 今、話せねぇの! 分かれ! ふにふに ウネウネ 大和の指が、俺の穴を広げる様に、マッサージが続く ローションの力が大きいんだろうけど… 少しずつ、無理せずしてくれるのが 全然痛くなくて 凄く安心して なんか、大和が優しいだなんて… 錯覚してしまう 「んっ…」 「ん?どした?」 ちょっと…今…心配とかしないで… 優しくされると… 「はぁっ…~~~~っ…んっ…~~っ…」 変な感覚が…強くなってく… 堪らず…肘を付くと… 「朔?痛いのか?どうした?」 「~~~っ…」 痛くない… 心配すんな 優しくすんな 首だけ振ると 「今日は、この位にしとくか」 そう言って、大和が指を抜く 「あっ...!…~~~っ…」 何…この感覚… 抜いて欲しくないみたいな… そんな訳ないのに… 何この感覚… 「朔?お前、大丈夫………」 「……はぁっ……大…和…」 俺の顔を覗き込みに来た大和が… あの大和が… フリーズした

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