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甘やかさないで
調子に乗ってしまった
ダメだって分かってんのに
ユウに触れれるのが嬉しくて
嬉しくて…つい…
だって、すごく触り心地いい
すごく反応可愛い
どこも、ユウにピッタリ可愛い
キスもそうだけど
何処触ってもキスしても
すごく感じやすい
男なのに
こんなに胸感じる人居るんだ
どうしよう
止まらない
もっともっとユウの可愛いとこ見たい
なんか…胸でイキそうになってる
声…可愛い
後ろ…ヒクヒクしてきた
少し指を入れてみる
入る
ユウの中に…
痛くなさそう
それどころじゃなさそう
胸…もっと感じてて
「はっ…シュ…もっ…~~~~~~~~っ!!」
あ…イッた
ユウがイクとこ見ちゃった
なんて…なんて…
可愛いくて…やらしいんだろう
下着を下ろして、汚れたであろうユウのものを出そうとすると
?
少し…気持ち良さそうになってて
全然汚れてなかった
イッた訳じゃなかったのかな
「シュ……はっ…指……抜いて…」
「あ…ごめん」
もう少し…堪能したかったけど
ゆっくりと指を抜く
「はっ…んっ……」
「ごめん。痛かった?」
「痛くは…ないけど……とにかく…」
「とにかく?」
「手…洗って来て」
とにかく…
それなんだ
大人しく、言うこと聞いて、手を洗いに行く
ちょっとだけ感じたユウの中
暖かくて…柔らかくて…
感触洗い流しちゃうみたいで、勿体ない
ユウ…流石に怒ったよな
怒るの通り越して
呆れたかも
時間戻しても止めれた自信ないけど
ユウ…びっくりしてた
泣いてたら、どうしよう
もう…顔も見たくないとか言われるかもしれない
普通あんな事考えられない
ショック過ぎて、熱とか出たらどうしよう
静かに部屋に戻ってみる
「……」
そろりとドアを開けると
「シュウ…ちゃんと石鹸つけて洗って来た?」
ユウが、薄暗く電気を点けた中起きてた
なんか…
普通……を装ってるのか?
「うん…」
「しっかり洗った?まさかとは思うけど…指に……あり得ない物…付いてなかった?」
ちょっと困った様な
泣きそうな顔で聞いてくる
「……なんで…」
「なんでってお前…アソコはアレの出口だろが」
「なんで……俺の指の心配なんか…」
「いやだって、万が一にでも付いてたら…そんなのあり得ない事態だろ?」
「あり得ないと思ったのは、ユウだろ?」
「え?」
なんで…
どんな時も自分じゃなく誰かの事
「俺は…ユウが優しいのをいい事に、勝手にユウにとって、あり得ない事した。怒られても、呆れられても、軽蔑されても仕方ない。もう…近くに来るなって言われても…仕方ない……なのに、なんで俺の指の心配?」
「シュウ…」
今回だけじゃない
ユウは…そういう奴だ
それを知ってて
俺は…
何処かで、ユウなら許してくれると思って
ユウの優しさを利用したんじゃないか?
「びっくりした」
「うん…ごめん」
「あと…胸が、なんか変な感じして、堪えられない感じだった」
「…っ…ごめん」
「後ろのアソコに関しては…もはや恥ずかしいのと、シュウの指が汚れるのが気になって…そのうち、それどころじゃなくなってた」
「痛く…なかった?今は?大丈夫?」
男同士のが
あそこに挿れるんだってのは分かってたけど
ちゃんとした知識もないままに…
最低だ
「シュウ…ちょい、こっち」
ユウが、布団から出て
隣を、ポンポンと叩く
言われた通り、ユウの隣に座る
「痛くない。痛いとこなんてない。堪えられない感じは、キスでもするし、別に痛い訳じゃない。ちょっと、びっくりが大きかっただけだ。そんな顔すんな」
ユウが、顎を持ってグイッと、ユウの方に向けた
ユウは…笑っていた
「なんで…怒らないんだ?」
「怒る理由がない」
「俺が…ユウを好きにしていい権利なんてない。ユウは、怒っていい」
「だってシュウ…俺が怒んなくたって、たっぷり反省してんだろ?」
「反省出来れば、何しても許される訳じゃない」
優し過ぎる
そういう意味が分からなくたって
男に…あんな事
不快だったに違いない
「そうだな…でも、シュウに関しては、こんな事くらい許すよ」
「なんでだよ?!」
「それは、俺の勝手だろ?」
「ダメだ。俺を甘やかすな。じゃないと俺…また…調子に乗る…」
許されてしまったら
近くに居たら
また…
「シュウを怒るって、どうやってだよ?」
「ユウの気持ち無視して、勝手な事すんな!って」
「そうやって怒ればいいの?」
「あと、優しいからって、何でも許されると思うなよ!って」
「その2つ?」
「あとは……恋人でもないのに……ベタベタ…触るな…って」
ベタベタ…触って
キスしまくって
指まで入れた
許されないんだ
「シュウが分かってるなら、わざわざ俺が言わなくたっていいだろ?」
「なっ?!…ダメだ!ちゃんと怒れ!」
「シュウ…」
「え?」
ユウが抱き締めてきた
「なぁ、シュウ…俺とお前、どんだけ一緒に居ると思ってんの?お前が、いつだって俺の事考えてくれてんの知ってる。俺を泣かせようとか、困らせてやろうとか…そんな事考える訳ないって知ってる」
「……違う…俺は…俺の事しか考えないで…」
「そんなシュウが、我慢出来なかったんなら、相当そうしたかったんだろ?」
「したかったからって…していい訳ない」
許すな
俺は…
綺麗なユウを…
「なんかさ…俺には、よく分かんないんだけど、ムラムラする事ってあるんだろ?」
「………え?」
「なんか、急にどうしようもなく、エッチな事考えたり、したくなったり、する事あるんだろ?それだったんだろ?」
間違いではない様な
でも、なんか違う様な
「シュウは、彼女居た事あるし、ああいう事した事あるもんな?なんか…そういうの、したいなぁとか、思うんだろ?」
「それは…俺がユウの事、好きだから…」
「いや、そこは気を遣わなくていいって。だって、全然女の人の体じゃねぇし、触ったって気持ち良くないだろ?」
何…言ってんの?
全然違う
「違う…俺はユウが好きだから…」
「ちょっとだけ…彼女と居るシュウって、こんな顔すんだって…思っちゃった」
「え?」
「すげぇ大切そうに…見つめて…触って……なんか…凄いなって……シュウにあんな風にされたら…」
「……されたら?」
ユウを抱き締める
ほんの少しだけ期待してしまう
そんな訳ないのに
もしかして…
「……よく…分かんないや。もう寝よ?」
そう言って、俺から離れると
俺ごと、布団に入れようとする
「ユウ……正気?さっき、あんな事されたのに、一緒に寝ようとか…」
「あんな事して、反省した後、もうあんな事はないだろ?」
「……分からないよ?」
「っそ。電気消すぞ?」
そう言って、電気を消すと
「シュウ…手、握んなくていいのか?」
だから
なんで、俺が心配されてんだよ
「……ユウは…何かしてもらうと、安心する事ないの?」
「ん~…じゃあ…」
すっぽりと、俺の胸の中に収まってきた
「ユウ?」
「シュウの鼓動…聞きながら寝てもいい?」
「いいけど…ユウにくっ付いてると、鼓動…うるさいかも…」
「いいよ。それでも…シュウの鼓動が聞ければいいんだ」
鼓動…
心臓の音…
それは…蓮じゃなくて、ユウの言葉?
「あと…」
「え?」
「シュウに背中と頭…撫でてもらったら…完璧」
それじゃ…
恋人同士だよ
こんなんじゃ俺、眠れない
また、悪さするかもしれない
「……シュウ…」
「ん?」
「……俺を好きでも……好きじゃなくっても……一緒に居て……」
「………うん」
一緒に…居ていいの?
いつまで一緒に居れるかな
流石に、ユウでも限界あると思う
流石に、俺にも限界来ると思う
ユウがもう一緒に居るのが辛くなるまで
一緒に居てって言ってくれる間
それまでは、一緒に居よう
今まで通りが1番いいんだって、分かってる
ごめん
勝手に理想の関係壊して
だけど、もう止められない
何度考え直しても勘違いじゃない
俺は…ユウの事
ああいう事をしたいって意味で、好きなんだ
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