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なんか…変
自分が、よく分からない
シュウが戻って来てくれて嬉しい
それは、前と同じ
だけど…
シュウに抱き締められると
今まで感じなかった何かを感じる
それが、何なのか分からないけど
なんか…体の奥の方がぎゅってなる
嬉しいとも違う様な…
だけど離れたくなくて
なんか…
なんだろう
どうしたらいいんだろう
なんでか知らないけど
「ねぇ…シュウ……」
「うん?」
「…なんで……た……ス………って…思うのかな…」
「何?よく、聞こえなかった」
「………ううん…もう少し…このままで居ていい?」
「うん…」
聞こえなくて良かった
こんなの思うなんておかしい
なんでシュウに…またキスして欲しいとか、思うんだろう
「ユウ…」
シュウに名前なんて
どれだけ呼ばれてきたか分からないのに
なんで…この分からない感覚…
「シュウ…」
シュウが、ぎゅっと抱き締めてくると
~~~っ…ってなる
だから、俺も抱き締め返す
大和に相談しなきゃ
おかしくなっちゃったって
こんなんじゃ
きっと、シュウと今まで通りの幼馴染み出来ない
「シュウ…」
「ん…」
「手…握って寝たい…」
「ん…そうしよ」
シュウの手を握る
シュウが不安な時、俺が握ってあげて
シュウは、それで安心して眠って…
「ユウ…何か…不安?」
「シュウ……よく…分からない事が…どんどん出てくる」
「ん…でも…一気に知ろうとしなくて、いいと思うよ」
そう言って、握ってない方の手で
俺の頭を撫でてくる
「~~~っ…」
この…ぎゅ~~ってなるの何?
どうしたらいいの?
「ユウ?大丈夫?」
「あ…ごめん…」
手…強く握り過ぎてた
「頭…嫌だった?」
「違う……嫌なんじゃなくて…上手く…言えないんだけど…」
「うん…」
「なんか…凄く奥の方で……ぎゅ~~~ってなる感じがするんだ……分かんないだろ?けど、ぎゅ~~~ってなるんだ…そうなると…どうしたらいいか…分からなくなる…」
訳分かんない
ぎゅ~~~って何だよ
そんなん言われたって
シュウ困るよな…
「ユウ…それ……どんな時?」
「え?…シュウに…抱き締められたり…名前…呼ばれたり……さっきは、頭撫でられた時…」
「そっか……うん…俺も…よく、そうなる」
「シュウも?そうなの?」
「うん……ユウを…こうして抱き締めると……泣きそうになる…」
そう言って
ぎゅっと抱き締めてきた
泣きそうに…
確かに…
~~~って気持ちは…泣きたい気持ちに近い
「なんで…こうなるのかな?」
「………なんでだろな」
「シュウも…分かんない?」
「……どうだろな」
泣きそうになるって言ったシュウが
俺の背中で泣いてるんじゃないかなって思って
なんか…それ以上聞けなかった
ただ…
シュウが俺の髪や…背中に…優しく触れる度
その感覚は、やってきて
シュウが耳から首の辺りを触った時
「~~っ…あっ!」
「っ…ごめん…」
自分でも、びっくりした
けど…なんか…
いつもの、くすぐったいのとは、ちょっと違う
「~~っ…なっ…なんか…」
「え?」
「シュウ…なんか……変っ…」
「ユウ?…変って?」
「~~っ…分かんない……なんか…あっつい」
そうだ
暑い
体…熱い
~~~って、なってるのに、くすぐったいが混ざって…
体…おかしくなった?
「ユウ…ごめん……ちょっと触るね…」
「うん…?」
触る?
今度は何処…
「あっ!!」
「ごめん…」
シュウが…
下着の上から触ってきた
「んっ…びっ…びっくり……ぁっ…ゃっ……シュ…シュウ……」
何これ…
下着の上から、シュウに触られてると
その辺だけが…熱を持ってるみたいに熱い
「ユウ…これ……出さないと辛いから、このまま出していい?」
「あっ…わっ…分かんないっ…」
なんか…
勝手に体が動いてる
変…
自分の体じゃないみたいだ
「ごめん…ちょっと出すね」
シュウが、下着から出す
何が起きてるの?
どうなってるの?俺の体…
「シュ……」
シュウの服を、ぎゅっと掴む
「こっ…怖っ……何…これ…」
「ユウ…大丈夫だよ。前に俺が気持ち良くなってたの…覚えてる?」
「んっ…んっ…」
「あれ、するだけ。大丈夫…怖い事じゃないから、力抜いて…気持ち良くなってて…」
力…抜く?
無理だよ
全身力入るよ
「はっ…あっ!…ゃっ…」
何かが奥から出てきそう
こんなの…大丈夫なの?
「シュ…んっ…シュウ…」
「……ユウ…出しちゃわないと…ずっと辛いから…力抜ける様に…キスしていい?」
「んっ…シュウ……たっ…助けてっ…」
「大丈夫だよ…ユウ…」
「んっ…んんっ……はっ…んっ…」
シュウのキス…気持ちいい
熱くなってる部分とは違う
力が…抜けてく
「んはっ……はっ…んっ…んぅっ…」
舌…入ってくると
やっぱり刺激強いけど…
でも…なんか……気持ちいい
ふわふわする…
「っ!!…あっ!やっ!…シュ…」
急に…忘れてた部分が
我慢出来ない感覚に襲われる
「ん…そのままイッて…」
「やっ…やだっ……変っ…なんかっ……やっ!…~~~っ…なんかっ…っ!…出そう…」
「大丈夫…ユウ…そのまま出して」
「~~~っ…ゃ…ゃっ…~~~っ…」
「ユウ…大丈夫…大丈夫だよ…出して」
「~~~あっ!…やっ!…出ちゃ…~~~~~っ!!」
頭…真っ白になった
全身に力入れて…
そのまま…分かんなくなった
「ユウ…大丈夫?」
シュウの声…
大丈夫?
よく…分からない
何だっけ…
「ここ…拭くから、ちょっと我慢して…」
ここ…拭くって?
我慢って何…
「あっ…あっ!!」
「ごめん…まだ敏感になってるよね…すぐに拭き終わるから」
「やっ…!」
「うん…終わったよ。もう大丈夫…下着履くね…」
シュウのその声の後…
違和感があった部分は下着の中に納められ
ズボンを上げてくれると
シュウが、隣に来て抱き締めてくれた
「~~~っ…うっ…」
「ユウ…大丈夫だよ…」
「っ…なっ…なんかっ……変だった…」
「うん…でも、普通の事だよ」
「~~っ…でもっ……なんか…やだった…」
「そっか…うん…初めては、皆びっくりする」
「~~~っ…シュウ…」
「うん…頑張ったね…大丈夫だよ」
きっと…いい事なんだ
皆と同じ様になれて、安心する事なんだ
だけど
今までの自分と…物凄く違う自分になったみたいで
なんか…あまり良くない自分になったみたいで
「なっ…なんかっ……やだった」
「うん…それでもいいよ」
「シュウ……なんか…俺…やだ…」
「でも、俺はユウの事好きだよ」
「~~~っ…シュウ…」
変わってしまった自分が、なんだか好きにはなれない
でも、シュウが好きだって言ってくれるから
シュウの胸の中に隠れたら
優しく包み込んでくれた
「ユウ…大丈夫だよ」
「シュウ…」
「ん…ユウは、何も変わってないよ。大丈夫」
「シュウ…」
「大丈夫。俺が好きなユウのまま…大丈夫だよ」
「シュウ…」
シュウの魔法みたいな声で
だんだん気持ちが落ち着いていく
シュウに優しく撫でられて
だんだん力が抜けていく
眠りそう…
少し寝ていい?
なんか…凄く疲れた…
「ね!ね!嫉妬で気付くの!」
「いいわよね~」
「葵もね~、よく嫉妬される!」
「え~!葵モッテモテ」
「うん!葵モッテモテなの!」
楽しそう
葵…そんなにモテるの?
心配だな
中学生とかになったら、彼氏出来て
嫉妬とかされんのかな
葵が、ほんとに好きな人ならいいけど
嫉妬とか…
トラブルに巻き込まれないかな
葵が中学生……
その時俺は、生きてるかな…
「へっへっへっ…葵が描く漫画にも、い~~~っぱい!嫉妬入れるんだ~!」
「じゃあ、お母さん…ファン第1号になろうっと」
「蓮も読んでくれるかなぁ」
「男の子は、どうかな?」
「じゃあ、蓮が主人公のお話にする~!そしたら、読んでくれるでしょ?」
「そうね。蓮、きっと喜ぶわ」
俺が主人公じゃなくたって読むよ
葵が描いた漫画なら
葵が描いた漫画…
読めるまで生きていられたなら…
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