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ソコ…そういう仕組み?
シュウとお昼ご飯
別に珍しい事じゃない
なのに…
なんだろう
「ん?」
「っ…ううん…」
シュウと視線が合うと、ドキドキする
シュウが、こっち見て笑うと
もっとドキドキする
「ユウ…大丈夫?」
「だっ…大丈夫だよ?」
「うん…この後、どっか行きたいとこある?」
「え…えっと…行きたいとこ…」
シュウと、行きたいとこ…
改めて考えると…
いつも、こんな考えなくても、適当に色んなとこ行ってたのに
何処行けばいいんだ?!
「ユウが、前に気になってるって言ってた映画ね…」
「え?」
「明日までなんだけど…見に行く?」
「あ!え?明日まで?!行く!」
「ふっ…じゃあ、食べたら、すぐに向かおうか」
「っ…うん」
シュウ…
あまり笑わないで
心臓が持たない
「さすがに、もう混んでないな」
「うん。席、選びたい放題だね」
「どの辺にする?」
「じゃあ…1番後ろで広々見よ?」
「うん」
シュウ…結構前に言ってたのに
あれから、彼女と付き合ったり、色々あったのに
覚えてくれてたんだな
「ユウ…ポップコーンどうする?」
「食べる!」
「2人で1個でいいかな?」
「うん」
あれ…
「ポップコーン、間に置くね」
「うん」
映画館って
隣の席と、こんなに近かったっけ?
「ユウ…」
「っ…何?」
近っ!
顔…近い!
「結構近いね…」
結構じゃない!
すっごく近い!
うんうんと頷く
これ…2時間…
俺の心臓持つかな…
とか、思ってたけど
映画が始まったら、普通に夢中になってた
暗いし、意識しないと全然大丈夫だ
凄いなぁ
アニメになった時も興奮したけど
実写版で、これが出来ちゃうなんて
この俳優さん、色んなアクション自分で実際に演じてるんだよなぁ
カッコいいなぁ
憧れるなぁ
?!
シュウが、俺の手の上に重ねてきた
なんか、こっち見てる
あ、凄いねってシュウも言ってるの?
うんうんと頷くと
ぎゅっと手を握ってきた
ありがとう
シュウのお陰で映画館で見られたよ
これは、映画館で見るべき
だね、シュウ
手から伝わってくる、ぬくもりに少しドキドキしながらも
しっかりと映画を楽しんで、映画館を出る
「面白かった~!やっぱ映画館で見るべきだね!」
「ユウ…凄い集中力で見てたもんね」
「だって、凄くない?同じ人間が演じてるとは思えないよ!ほんと、あの俳優さん凄いよな~」
「そうだね」
「前に見たドラマでもさ、すっごいアクションしてたんだよ!」
「そっか…凄いね」
「ね!」
はぁ~…改めて良かった
もっかい、スロー再生して見たい
凄過ぎる
そのまま、俺の家へと帰ると…
誰も居なかった
あれ…
大和も、どっか出掛けたんだ
「はぁ~…面白かった~!シュウ、覚えててくれて、ありがとう!」
「ユウが楽しめたんなら、良かったよ」
「すっごく楽しんだ!…はぁ…カッコ良かった…」
頭の中で思い返す
1つ1つのシーンが完璧な再現力…
「はぁ~…んっ…ん?!」
え?
シュウがキスしてきた
「ユウ…そろそろ限界」
「え?」
限界…
シュウ…ずっとキスしたかったの?
「現実じゃなくても…そんなに他の男に夢中にならないで」
「………え?」
「一応俺…彼氏だから……ここに俺居るのに…」
「え…ごめん!…そういう…ものなの?ごめん、シュウ…」
「…ううん…俺の心が狭いだけ」
え…
いつから我慢してたの?
帰り道?
映画館?!
「分かってる。俺だって、凄いと思うし憧れる。けど…他の男の事考えて、ユウがあんな顔してるのかと思うと…」
「ごめん…言ってくれて良かったのに…」
「カッコ悪い…結局言っちゃったけど…こんなんで嫉妬とか…」
「シュウ…」
なんか…嬉しい
そして…シュウが可愛い
「キスしよ?」
「…していい?」
「うん、シュウが好きだよ」
「ユウ…好き……ユウ…」
「んっ…んっ…」
愛おしそうに
大事そうに
見つめてくれる
触れてくれる
それが…嬉しくて心地いい
「ユウ…ユウ…」
「んっ…ぁっ……シュウ…」
シュウの声が…
いつもと違う
唇から…キスが下がっていく
シュウに、ゆっくりと後ろに押し倒される
見下ろしてくるシュウが…
いつもと違うシュウで…
ドキドキする
「ユウ…胸…触っていい?」
「んっ…いいよ…」
シュウが、服の上から触ってくる
「んっ…」
服の上からなのに
くすぐったい
シュウに触られてるって思うから?
「ユウ…」
「んっ…」
シュウのキスは…好き
「ユウ…」
「んっ!」
シュウの呼び方…
囁く様な…その声…
「シュ…」
「はぁっ…ユウ…」
「んっ…はっ…あっ!」
首…
舐めてる…
「はぁ…ユウ…」
「んんっ!」
舐められてんのと
シュウの声で
また…
体…熱く…
「ぁっ…んっ…」
出した方が…いいんだよね
もう下着…脱いでおこう
「ユウ…脱ぎたいの?」
「んっ…脱いでおく…」
「ふっ…可愛い…脱がせていい?」
「うん…」
このタイミングの、可愛いは、よく分かんない
けど…
ちょっと…
脱がせる距離じゃ、なくない?
「シュ…シュウ……あんまり近くで見られたら…恥ずかしい…」
「ごめん…キス…したくなった」
「………え?!そこに?!」
「うん…嫌?」
「や…嫌って言うか……え?そんなとこ…キスしたりすんの?」
「うん…でも、ユウが嫌ならしない」
ええ?
嫌かどうか?
「シュウが…嫌じゃないなら、いいけど……」
「ほんとに?無理してない?」
「うん…ってか…分かんない。想像した事ないし…」
「そうだよね…じゃあ、嫌だったら、すぐに言って」
「うん…」
シュウが、顔を近付けてく
ほんとに?
ほんとに、そこにキスしたいって思ってるの?
上半身起こして見てると
ちゅっ
ほんとにキスした
「シュウ…大丈夫?」
「大丈夫だよ?ユウは?」
「俺も大丈夫」
「もう少し…キスしていい?」
「いいけど…なんか…変な菌とか付かない?」
「大丈夫だよ」
ちゅっ…ちゅっ…
キスされてる感覚ってか…
シュウが…そんなとこに…
大切そうに…キスしてる姿が…
「んっ…」
「はぁ…ユウ…」
「んっ!…ちょっ…」
そこで…喋んないで…
「ユウ?大丈夫?」
「だっ…大丈夫…」
「うん…ユウのここ…可愛い…」
シュウが、両手で持って
ゆっくりと…キスをする
ちゅっ…ちゅっ…
「~~~っ…」
そんな汚ないとこ…
そんな扱いしてるシュウを見てると…
「はっ…んっ…」
シュウが触れるとこから
どんどん熱を帯びてく
「んっ…んっ……」
勃ってきてるの分かる…
すると…
シュウが、少し持ち上げて
「んっ!あっ!」
裏側…キスしてきた
「ね…シュ……あと…また今度…」
「あ…嫌だった?」
「違っ…ちゃんと…洗った後…」
「なんだ…汚なくなんてないよ…ここも…」
「んあっ!」
シュウが、先端にキスしてきた!
そこはダメだろ!
「シュ…そこはダメ…」
「汚なくないよ…ちゅっ…」
「ぁあっ!…きたな…オシッコ……きたな…」
「可愛い…ユウ…ちゅっ」
ダメだ…
上半身…起こしてらんない…
力…入んない
ドサッと力を抜いて、ベッドに倒れる
シュウがいいなら
もう好きにして
「はっ…んっ…ぁあっ!」
シュウが、ちゅっちゅ…ちゅっちゅ…
色んな方向からキスしてきて
もう…だいぶ…
頭変だよ
考えられないよ
「っ?!…」
ちょっと…今…
「あっ!…はっあっ!」
ソコ…
あんまり触っちゃ痛くなるんじゃないの?
ってか…
自分ですら、あんまり触んないとこ…
だって、オシッコん時だって
わざわざそんなとこ触んない
「ユウ…痛くない?」
痛くはないよ
痛くはないけど…
一応首を振る
「ここ揉むと…いっぱい出てくるから…」
え?
そういう仕組み?
そうなの?
そう言って、シュウが優しく揉みながら
その先のものを先端に向かって舐め出す
「~~~っ!」
なんか…来る!
「ユウ…イキそう?」
ぶんぶんと頷く
出そう!
なんか…奥の方から来る!
「あっ!やぁあっ!」
シュウが、裏側を舐め出した
来る!来る!
「きちゃ…やっ!…だめっ…もっ…」
何言ってんのか分かんない
足も…膝立ててんだかなんだか…
とにかく…
シュウがなぞったとこ…
来る!来る!
もう出る!
「やぁあっ!来る!シュウ!…やっ…っ…~~~~~~っ!!」
分かんない
シュウ…どうなった?
顔…どこにあった?
上がって来るものに抗えず
そのまま出し切って
力を抜いた
どうか…オシッコじゃない様に
どうか…シュウの顔にかかってません様に…
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