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誘ってるみたいだ

ユウの小さな手が、時々ぎゅっと握ってくる やっぱり、息出来なくて苦しそうで 時々唇を離すと 息継ぎしながら、目を開けて、じっと見てくる 少しは俺の体…意識してくれてる? ユウが嬉しいって言ってくれたから 手繋いでてあげたいけど 力加減忘れると、潰してしまいそう 「ユウ…」 「んっ…」 ユウの背中に手を回すと 簡単にユウの体が浮き上がる 片手で頭を支えて そのまま抱き締める 「…シュウにとっては…俺の体なんて、軽々なんだな…」 「怖くない?痛くない?」 「ふっ…ないよ。そこまで弱くないよ」 そう言って、ユウも俺の背中に手を回してくる 「変なの…シュウと、ずっと一緒なのに、体なんて見慣れてるのに…ドキドキする」 「ん…いつも近くに居たけど…こんな風にした事なかった」 「へへっ…シュウの背中おっきいから、触るとこいっぱい……背骨の周りも筋肉なの?触り心地、全然違うや」 俺は、触れ合ってる胸に意識向いて 正直、背中どころじゃないのに ユウが、俺の背骨の周りを、フニフニと触ってきて… 「ふっ…うん。筋肉…背筋も鍛えてる」 「凄っ…背筋鍛えると、こんな風になるんだぁ」 「ユウ…可愛い」 「えっ?背筋に憧れてるから?」 「全部…」 「んっ…」 ユウの首筋にキスをして 「このまま…下げてってもいい?」 「うん……シュウに、掴まっててもいい?」 「いい…爪立てて、しがみ付いてもいい」 「爪立てたら、痛い…んっ…」 痛くてもいいよ 爪痕…付いたら ユウと離れてても、ユウの痕が俺に残ってる 「んっ……なんなんだろな…この……んっ…どうしようもない…堪えられない感じ…」 「ユウ…感じやすいから…」 「あっ!」 胸の柔らかい部分に少し触れただけで ユウの体は、すぐに反応する 少しずつ、ユウの体をベッドに戻す 「んっ…声……もっと…出さなくなりたいっ…」 「ユウの声…可愛いから聞きたい」 「んっ……んっ……はっ…」 胸の辺りを、なんとなく触りながら 後ろに回してた手で、少し下着ごと下げて そのまま下へとキスしていく 「っ…んっ……腰…くすぐった……」 両手で、少しずつ下ろしてく 「あっ…シュウ?」 「下ろしてもいい?」 「ん~~…うん…」 「嫌な事…したくない。今、ユウが大丈夫な事だけ…教えて」 「嫌じゃないよ。ちょっと恥ずかしいだけ」 「うん…」 可愛い… 純粋で、素直で、綺麗 ゆっくりと、全部脱がせて ユウの綺麗な体が、全部見えた時… 「あっ…」 ユウが、突然起き上がった 「ユウ?」 「えっと…一応、鍵…かけといた方がいいかな…」 「かけといたよ」 女の子座りしたユウが可愛い 可愛い…可愛い…可愛い… 「そっか…さすが、シュウ」 その格好で笑われると 理性…飛んでしまいそう 「ユウ…」 襲ってしまいたくなる 優しく…優しく… 「んっ…」 優しいユウだから 優しくしたい ゆっくりと倒して、キスをして 少しぼ~っとしたユウの唇から離れて ユウの右足に触れる 右足を立てて、太ももとは呼べない細さの 太ももの、内側にキスをする 「んっ…そっ…なとこっ…キスするの?」 ユウが、上半身を起こして聞いてきた 「何処も…全部したい…嫌?」 「嫌じゃないけど…シュウが嫌じゃないなら、いいけど…」 「うん…」 少しずつ上にキスしてくと 「んっ…っ…」 すぐ横に見えてるものが びくびくと反応している 足の付け根から、そのままそこへとキスをする 「んっ!…シュウ…」 「嫌?」 「お風呂…」 「気にしない…でも、嫌ならしない」 「嫌じゃないけど…多分…また分かんなくなる…」 「うん…いいよ…いっぱい気持ち良くなって…見せて…」 キスをし始めると 「んっ……っ…」 両手に力入れて、ぎゅっとシーツを握ってる 根元から先端へと、舌を滑らせると 「~~~~っ!」 びくびくとさせて、座ったまま、体反らしてる 可愛い 綺麗… 「はぁっ…はぁっ…」 「ユウ…気持ち悪かったら言って…」 「え?」 ゆっくりと、口の中に含んでいく 「っ!…はっ……はぁっ…んっ!…んんっ!」 ゆっくり…ゆっくり… ユウのものを、全部咥える 「~~っ…あっ……シュウ…んっ……んっんっ…なんっ…か……あっ…変っ…」 堪えられなくなったユウが 両肘を付いて、そのまま仰向けになった 完全に勃ったユウのものが 口の中でびくびくして 多分、無意識に腰を動かしている また、ゆっくりとユウのものを口の中から出していく 「~~~~っ!」 「はぁ…ユウ…大丈…」 「~~っ…あっ…シュウ……んっ…シュウ…手…」 大丈夫じゃない ユウが、不安そうに両手を出してきた 「ユウ…」 両手を握ると 「~~っ…シュウ…」 ぎゅっと握ってきた 「ごめん…気持ち悪かった?怖かった?」 「んっ…違っ……おかしっ…体っ…」 「ん…ユウ…凄く感じるから…」 「んっ…シュウ……勝手に…あっ…んっ…~~っ…おかしっ…からっ…シュウ…」 イキたくて、しょうがないんだ だけど、それが分かんなくて不安なんだ 自分で腰動かして、その振動で感じて… 「ユウ…頑張ってイっちゃおう?辛いから…」 「んっ…今…アレ無理……これ以上…おかしくなるっ…」 「このまま収めるの…凄く時間かかるから…ユウ、ずっと辛いから…」 「~~っ…んっ…んっ……あっ…分かんないっ…シュウ…分かんないっ…」 泣きそう… 辛いんだ 「ごめん、ユウ…イカせちゃうよ」 「んっ…シュウ……どうにかっ…してっ…」 「分かった…あと、ちょっとだけ頑張って」 「んっ…」 汗で濡れたユウの額にキスをして 「ユウ…大丈夫だよ」 そう言うと 「んっ…」 少し安心した様な顔をした ずっとびくびくして相当疲れてる ユウの手を離して、軽く胸に触れる 「んっ…ぁあっ!」 反応が… もう、敏感になり過ぎてるんだ もう一度ユウのものを、ゆっくりと口に含んでく そして、何度か動かす 「あっ…あっあっ……~~~~っ!…んん~~っ!」 きっと、何処かでイク事に抵抗あるんだ ユウ…疲れちゃうから 我慢しないで 「んっ…あ~っ!…ん~~ん~~ん~~っ…」 多分、無意識に両足を閉じようとしてくる ごめん、ユウ… ユウの両足を、両手で広げて 少し早めに口を動かすと 「はっ…あっ………あっあっあっ…ん~~っ!」 イって、ユウ… 足…閉じないで 「~~っ…ぁあ~~っ!…やっ!…あっ!…んん~~っ!……はっ…はぁっ…ぁあ~~っ!…~~~~~~っ!!」 ようやく、全部放ってくれた 放った後も 目を瞑ったままのユウの体は ユウの意識とは無関係に、何度も反ってて 「………はっ………んっんっ……ぁっ…」 刺激… 強過ぎたんだ ごめん…ユウ… いつまでも、このままって訳にもいかないので そっと咥えてたものを離してくと… 「あっ?!…あっ!あっ!…~~っ?!」 驚いた様な 焦った様な ユウの声が聞こえる ごめん… 口を離して、ちゃんとユウを見ると… 体…汗で濡れてて 手も足も、綺麗な体が見える様に、開いてくれてて 「……んっ……ぁっぁっ…」 可愛い声で 腰動かして… まるで… 誘ってるみたいだ そこに…挿れてって… ユウの中…… 「…ぁっ…シュウ…」 「っ!……ん…大丈夫だよ」 「シュウ…んっ…シュウ…」 「大丈夫…ユウ…もう落ち着いてくるから…」 「んっ……ぎゅって…んっんっ…ぎゅって…」 「分かった…」 ユウの横に行き 横向きにして、優しく抱き締める 俺…さっき、何考えてた? 「大丈夫…ユウ…もう大丈夫だから、力抜いて…」 「んっ…シュウ……まだ…おかしい…」 「もう収まるよ…大丈夫…力抜いて…ゆっくり呼吸して…」 「んっ………んっ…シュウの…匂い……」 「ん…大丈夫だよ」 「……シュウ……シュウの匂い……」 多分…眠った それでも、ユウの体は 時々、思い出した様にビクッとする ユウに嫌か聞いたって、分かる訳ないのに… こんなにとは、思わなかったんだ 「ごめん…疲れたよな…」 体…冷えてきた 起き上がって、布団を引っ張り 横になると 「…シュウ」 探してたかの様に ユウから、胸の中に入って来た 「大丈夫…居るから…」 「ん…」 可愛いくて…可愛いくて… どこまでも優しいユウに 優しく与えたい気持ちと 激しく襲ってしまいたい気持ちと 「はぁ…メンタル…もっと鍛えなきゃ…」 可愛いユウを泣かせたくない 不安にさせたくない そんなの、俺が許さない 「ユウは…守るから」 誰からも… 不甲斐ない俺からも…

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