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普通のオナニーじゃ足りない…… 4
なぜか高峰のよくわからん創作話が始まった。それをへーって思いながら聞いてたはずだったんだ。はずだったんだけど、あれ? と思ったときにはすっかり高峰のペースに巻き込まれててカウントダウンされてた。
「な、んで……」
「お前、かけてもらうぞーって意気込みすぎだったから。気を逸らすとこからやっただけ」
「ふぅっ……んっ」
「でもあんま心配いらなさそう。|ヨシヒサ《・・・・》って、俺に心許しすぎ。たぶん今後はすぐかかるよ、俺の声で」
頭の中に高峰の声が響く。全然触られてないのに高峰にコントロールされてイく寸前で止められてる。
「あ……あ……お願い」
「も少し我慢したほうが気持ちいいんじゃない? ヨシヒサ、精神的Mだし。ほら、5、4、3……3、2、1……2」
「うぅんんんー」
「そんな涙目で見られるともっと焦らしたくなっちゃうなぁ」
ブンブンと首を振ると高峰が俺の耳にふっと息を吹きかけてくる。
「ひゃぁん」
普段なら男に息を吹きかけられるなんて気持ち悪いだろうけど、全身性感帯みたいになっちゃってる俺はビクンビクンしながら感じまくっていた。
「欲しいの、あげようね」
「ん……ん……欲しい。最後まで……言って……」
「数えおろしてゼロになったあと指を鳴らしたらイけるよ。今までためた快感がどんどん弾ける……」
その後はもう何度も指の音に合わせて頭の中がパチンパチンと白く弾けて、それと同時に身体が跳ねた。とにかく高峰の指が耳元で連続で鳴らされて声も出せずに翻弄されてた。
下腹が攣りそう……苦しいのに気持ちいい、やめてって思うのにやめてほしくない……でもさすがにしんどい。
「高……峰ぇ」
もう触っていいって言ってよ。俺、また動けなくなっちゃう、から。
「まだ、だめ。今日はこないだと違うことしような」
「な……で」
「ヨシヒサは焦らして焦らして気持ちいいの大好きだもんね」
自分から頼んだことではあるけど、でも、もう結構限界……なんだって……。気持ちいいけど、気持ちいいけど。
「カウントダウンして指を鳴らしたら、ヨシヒサのチンコとヨシヒサの右手の感覚がリンクして繋がるよ。5、4、3、2、1、ゼロ」
パチンッ
え? と思った直後に高峰が俺の手を握って擦る。
「ああああっ! それやっ」
「そんなに脚をモジモジさせて、やーらしー」
高峰が高峰が俺のチンコを握ったりしごいたりしてるっ! って、あれ、違うんだっけ? もうわけわかんない……。
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