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混乱している東もつられて自身の足元を見下ろした
その目に映ったのは、相澤から発せられた熱がズボンの裾にかかって、ヌルリとした液が靴にまで伝っている光景だった
「え……?なに、今のでイったの?…………踏まれて?
ハハ、なにそれ……」
俺は上を見上げることが出来なかった。
ただただ教室に飛び散った白濁の跡を、無気力な思いで見つめていた
あぁ……終わった……。
こんなヤツのせいで、俺の学校生活……全て台無しだ……。
覚束ない頭でそんなことを思っていたら、再び下腹部に違和感を覚えた
「えっ……」
気付くと東の手が、萎えている俺のアソコを扱いていた
「アッ!な、して……あぁッ、やめ……!」
果てたばかりのアソコは簡単にまた熱を帯び、固くなっていく
抵抗しようにも力が入らず、相澤は東の広い肩をせめてもの反抗と言わんばかりにギュッと掴むことしか出来なかった
「ぅあッ、ん゙ンッ!も、やめ……イった、ばっか……アァ!!」
遂に不良の手の中で果ててしまった
気恥ずかしさで東の目を見きれない
そしてずっと黙っていた東がやっと口を開く
「……なんだよホント……キモチワリィ……」
そう言って東は急いで立ち上がり、足早と教室から出ていってしまった
「………………。」
一人取り残された相澤は、東の不可解な行動に疑問しか浮かばず、ただその震えた東の声だけが頭に木霊していた
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