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「俺、自分が目つけたモノに手出されるの死ぬほど嫌なんだわ」 そう言うとまたニコッと白々しい笑顔を貼り付け、相澤の手を引いた 「はっ?えっどこに行くっ!?」 「決まってんじゃん、俺んちだけど。あ、でもその前にこいつブタ箱にぶち込んでからね」 東はその後また不敵に笑い、俺に選択肢を与える 「それともここに残ってコイツのちんこしゃぶっときたいの?」 どうする?と目を細める東にどうしようもなく息が詰まった 他にいい考えがないのか、最良の選択肢はなんなのか、思考が停止する するとすぐに東が痺れを切らして黙り込む相澤の手を強引に引き、そのまま横抱きにした状態で歩き始めた 「まーじ、そんな悩むなよ!こんなのと比べられたらヘコむし!いいよもう、俺が人攫いって事で!」 物凄く不機嫌になった東はどこか居た堪れない表情も浮かべている それもその筈だった。東がしてきたことは、このクズ親父となんら変わりはなかったのだから それを頭で理解しているのか、悔しい表情を浮かべながら近くの交番へと足を運んでいく そしてあれよあれよ言う間にあのクズ親父は東の盗聴器もといボイスレコーダーのもと、近親相姦の他に無銭飲食やらその他複数の罪状を重ねて、東の言う通りムショ入りとなった そしていつの間にか親父と過ごしたあのクソみたいな家もアパートも立ち退きされていて、今は何故か一人暮らしをしている東の家に転がり込んでいた もとい連れ込まれていた

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