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「ンァ、はぁ、ンンッ……も、むり……」
痺れるように中途半端な刺激が延々と続き、限界を迎えた優斗は、遂に自身の昂りに手を伸ばす。
しかしそれを東はすぐに引き剥がし、それはダメ、と自身の太ももをM字開脚の形にするよう持たされ、ちゃんと離さず持っててねと言って、ベッドの横に備えている棚からローションを取り出し、後孔と東のはち切れそうなソコにたっぷりかけた
「えっと、ゴムは……」
棚を漁る東を見ていた優斗は、もどかしさで涙を浮かべ、物欲しそうに涎を垂らしては太ももを持つ手を更に拡げるよう持ち上げる
「それ、要らないから……っ」
早く、と言わんばかりにヒクつく後孔を東のペニスに切なく吸い付くようにキスしている
「え、いやでも……」
「も、早くッ!おかしくなる、からぁ!」
「ーーッッ……ごめん。優斗、死ぬほど優しくするから」
ちゅ、と額にキスを落としギンギンに張り詰めた昂りを、ゆっくりと窄まりに沈めていく。
期待に満ちた肉壁が、嬉しそうにギュウギュウと東のソレを締め付ける
「うっ、キッツ……締めすぎ……っ」
「アッァァ…ッ、もっとっ激しくっ、おねが……」
優斗は両足を腰に回し、両手も首に回してギュウウ♡と東をホールドする
「お前ッ!可愛すぎだって!もう、俺のがおかしくなる!」
それでも東は最奥まで挿入った自身の昂りを小刻みに律動させるだけだった
奥をトントンと突かれる度に、軽度の刺激が優斗を貪欲にさせる
「そんな、じゃっアッ、足りないッ……!ンッ」
もっと激しく、もっと暴力的に、壊れるくらい一方的に責め立てられたい
それなのに東は、そうしない。
いつまでも軽い刺激を無遠慮に繰り返す
その行為に、気がおかしくなった優斗が自ら腰を激しく打ち付け始める
「ふぁッ、ンッ……あぁっ♡」
「ッ…ハッ、やっば、優斗……上、乗って」
東は背中に片手を伸ばして、挿れたままグイ、と上体を起こし形勢逆転する
所謂騎乗位の形になった優斗は、止まらなくなった腰を激しく打ち立てる
「アッアッ、ハァ♡ンンッ気持ちッ、キモチイイ♡」
ぱつんぱつんといやらしく音が響く
理性を失った優斗は、自分の欲を満たすように、激しく腰を振り、グチグチと左右上下に艶かしく動く
「アッ、ふかっ、深いッ♡東のッ…ゴリゴリしてっ、んぁっ♡」
「ッ、エロすぎるって……も、限界なんだけど……」
その姿に釘付けになっていた東が、ごくりと生唾を呑んだ。遂にずっと抑えていた東のタガが外れる
好き勝手に動いていた優斗の腰をガッチリと掴み、激しく上下に打ち付ける
「ヒァッ、ン、それっ、好きッ♡もっと、アッ♡」
「あぁクソッ、ダメだ……止まんないッ」
バツンバツンと激しく打ち付ける度に、優斗の口から甘い吐息が溢れる
東はまた上体を起こし、優斗をうつ伏せにするように押し倒した
ベッドに突っ伏した状態で自ら尻を高く突き上げ、早く♡とねだる
東は悔しそうにその可愛い要求に応え、犬のように激しく腰を打ち付けると、優斗の中はキュンキュンと締まった
「アッ、アゥッ、深ッ♡深いィッ♡♡」
「もっ、らめッ、イクッ、イッちゃ♡」
ハッハッと苦しそうに汗や涙や唾液でグチャグチャになっている優斗は、快楽に墜ち完全にトんでいた
「あぁっ、俺も、限界っ……イクッ!」
最後に一段と中を深く穿つと、東は溜まっていた欲望を全て注ぎ込んだ
「アァァァああッ、すごっ、出てるッ、いっぱいッ♡」
身体をのけ反りビクビクと痙攣させ、最後にはぐったりと突っ伏した
ベッドには優斗の吐き出した熱でグチャグチャになっている
「あぁ~~~ッ!クソ!絶対乱暴にしないって決めてたのに!童貞かよっ、マジでダセェ……」
ぐったりとまだ背中で息をしている優斗の背中を覆い被さるように東が抱きしめる
「ハァ、ハァ♡……東、すごい気持ちよかった……」
「~~ッッ!だからそんな急に素直になるの反則だって!」
東は心底悔しそうに優斗のうなじに顔を埋め、そのままヂュウウと印を残す
「優斗、俺を、俺だけを見て……他のヤツなんか考えられないくらい俺だけを感じてよ……」
こんなにも近くに、激しく脈打つ鼓動さえも感じているのに、東は優斗の背中が遠くに感じていた
未だに微かに残る傷跡に、あの男を彷彿させ、嫉妬と苛立ちでおかしくなりそうなりそうだった
「最近帰りが遅くなってごめん。俺、マジでお前に全部思い出してもらいたくて……ちっちゃい時に一緒に遊んだ場所とか、全部下見してたんだ」
やっと呼吸が落ち着いたのか、優斗はゆっくりと顔を東に向ける
「明日、休みだろ?だから、お前が忘れてしまった場所、全部見に行こう」
そう言ってまた優斗の頬に優しく口付けをし、そのまま抱き抱えては、ベッドを抜けた
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