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第一章 嫉妬⑨*
それまで優しく穏やかだったウィルバートが突然大きな声で叫んだ。しかも中の肉塊がビキビキと大きくなっていく。
「んあぁっ! な、何っ!?」
「クランツ隊長が代わりを務めようとしたのは聞いていますが、どこまでされたんです?」
ウィルバートはそう言いながら、腰をぐりっと動かしマティアスの中を抉った。
「はぁんっ! あ、アーロンには服脱がされて、脚とか胸とか……撫でられたっ。あと首にキスされて……ひっひゃぁっ! ウィルっ?!」
マティアスが必死に説明するも、ウィルバートはまるで聞いて無いかの様に呼吸を荒くし、マティアスに遠慮なく腰を使い始めた。
聞いているかわからないが、マティアスは自分の要望を聞いて欲しくて必死に説明を続けた。
「あんっ! あ、ウィル、あのねっ! 僕、アーロンは凄く嫌だっけど、ウィルには触って欲しいって思ったんだっ、たがら……お、お願いっ、僕の胸、触って……っ」
ウィルバートは腰を揺すりながら身を屈めて来た。そして両手てマティアスの両胸脇を撫でる。
「はぁんっ」
先端には触れないがマティアスはそれだけでも興奮した。
「クランツ隊長は直にこの胸に触れたんですか」
ウィルバートが低い声で聞いてくる。
「しゃ、シャツの上からだよ……」
「じゃあ、シャツ越しに乳首には触れた?」
マティアスはこくりと頷いた。
「そ、それが一番嫌だった……っ」
するとウィルバートはマティアスの両方の乳首をちょんと指で触れた。
「んぁっ!」
マティアスの身体が跳ねた。
「嫌?」
「や、やじゃない……もっとして……!」
マティアスがそうねだると、ウィルバートはマティアスの両胸を鷲掴みに揉むと、先端を指先でクリクリと転がし始めた。
「あんっ! あっ! はっ、ああぁんっ!」
くすぐったさの中に甘い疼きを感じ、マティアスは声が止められなかった。
ウィルバートはマティアスの胸を愛撫しながら、さらに蕾もその剛直で蹂躙していく。マティアスは全身から溢れる快楽についていくのが必死だった。
すると突然、ジュルッと音を立てて、胸に濡れた感触を感じた。
「あっ、ウィ、ウィルっ!」
マティアスの乳首にウィルバートが舌を這わせていた。さらに舐めるだけじゃなく、口の中にその胸の粒が取り込まれ、吸われ、吸われながらチロチロと舌で嬲られている。
「あんっ! あっ、あんっ、で、でちゃうっ!」
マティアスはあまりの快感にビクビクと身体を震わせ、薄くなった精液を吐き出した。
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