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第三章 朝日の中で②*

 カイは我慢できずその赤い粒に触れた。明るい陽の光の元、存分に観察しながらその可愛い先端を弄る。さらに唇を寄せ吸い付き舐めた。  舌でコロコロと転がすとマティアスの小さな乳首はムチッと勃ちあがってくる。唇で挟んだりちゅっと吸ったり様々な刺激を与えた。 「はっ……あんっ、な、何……?」  あまりの刺激にマティアスが目を覚まし困惑の表情を浮かべている。 「おはよ」  カイは挨拶しつつ、マティアスの胸の先端を指先でツンと弾いた。 「ぁんっ! か、カイっ?!」 「すまん。我慢できなかった」 「なっ!」  上掛けを捲られ光の元に晒されている自身の上半身を見て、マティアスは慌てて腕で胸を覆い、身を捩り裸を隠そうとする。 「ああ、恥じらわれると余計にクるな」 「なっ、何言って……っ」  前を隠され背中を向けられてるが、その背中も美しい。肩甲骨から曲線を描く背骨。細い腰のさらに先に尻の谷間が少し見える。  カイの悪戯心が顔を出す。 「昨夜の『ウィル』って二回呼んだお仕置きまだしてない」 「そ、そんなのっ」 「ちゃんと見せて。それで許す」 「……さ、寒いしっ!」 「すぐ熱くしてやる」 「はっ……!?」  マティアスは顔真っ赤に染めて、身体を丸めたまま戸惑っている。カイはマティアスの肩をチュッとキスを一つ落とした。 「もうわかってるだろ? 俺はこの身体に欲情してる。もっと見たい。……この前は酷い言い方をしてしまった。すまなかった」  カイの言葉にマティアスがチラリと視線を向ける。戸惑い、高揚し、潤んだ緑の瞳。 「そ、そんな……よ、欲情するなんて言われたら……余計恥ずかしいよ……」 「……ん、そうだな」  顔どころか全身も薄紅に染めるマティアスが愛おしくて、カイはその柔らかな頰に口づけ、その丸められた肩に手をかけ、マティアスを再び仰向けにの位置に戻した。  キスで宥め誤魔化しながら身体を開かせていく。 「ここ、枕、握ってて」  マティアスに両手で枕の端を握らせた。戸惑いながらもマティアスはカイの指示に従ってしまう。顔を赤く染め目を潤ませながらも胸や脇を曝け出している。 「ん……、綺麗だ」  カイはマティアスの二の腕から脇、胸への手のひらを滑らせた。 「ふっ……ん……」  そして腰から下を覆っている上掛けを捲った。  寝起きなのもあるが、カイが唇や胸に悪戯していたからかマティアスの中心部は反り返って主張していた。いつも隠すこと無く晒されてていたソコだが、勃起している状態はさらにカイを煽ってくる。

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