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第三章 朝日の中で⑥*

 マティアスの濡れた蕾に亀頭を押し付けるとそこはヒクヒクと吸い付いてきた。一気に突き入れたい衝動を抑え、ゆっくりと中へと侵入を試みる。しっかりと解されたそこはズブズブとその肉塊を飲み込んでいった。 「はっ、はあぁぁんっ……っ」 「あぁ、すっげ……」  エラの張った一番太い部分が肉輪を通った。内壁がきゅうきゅうとカイの欲望の塊に吸い付いてくる。 「痛く、無いか?」  はぁはぁと荒く呼吸をするマティアスはカイの問いかけに微かに首を縦に振った。 「じゃ、もうちょっと奥……」  カイがそう言い、腰を進めるとマティアスがカイの腕を掴んできた。 「んあっ! だっ、だめっ!」 「痛いか?」 「んんああぁぁっっ!」  マティアスは絶叫と共に身体をビクビクと震えさせたと思うと、起立していた可愛らしい果実から白蜜がぴゅっと飛び出した。 「んっ……くっ……ご、ごめんっ……」  射精と共にその柔らかな蕾がさらにきつくカイを締め付けてくる。カイは激しく揺さぶりたい衝動を必死に堪えた。 「ああ、凄いな。入れただけなのに」  快楽の波に呑まれたマティアスは恍惚とし蕩けた瞳をカイに向けてくる。どうやら入れた瞬間、マティアスのイイ所を擦り上げてしまったようだ。 「……カイ、好きにして……」 「ん……」  先に出してしまい申し訳なく思ったのかマティアスがそう言ってきた。カイはマティアスに覆い被さり背中に手を回させた。そしてマティアスにキスをしながら緩く腰を動かす。 「んっ……ぁっ……」  射精でさらに敏感になった身体。マティアスからは小さな喘ぎが漏れ、それごと吸い込むようにカイはキスを重ねた。キスの合間にマティアスが尋ねる 「カイも……きもち、いい?」 「ああ、すげぇいいよ」  油断すると千切れてしまいそうな理性をなんとか保ち、マティアスを傷付けないように優しく抱く。するとマティアスが潤んだ瞳を向けて言った。 「奥……出して……いっぱい……」  カイは驚きながらも静かに答えた。 「あんなこと……もう二度としないよ」 「……なぜ、だ? 私の中、出すの嫌か?」  マティアスが不安そうに聞いてくる。 「まさか。あんな自分勝手はもうしないよ。……後始末も大変だったろ?」  カイの問いかけにマティアスはふるふると首を横に振った。 「ま、魔術で……処理したんだ」 「そんなこと……出来るのか……」 「だ、だから……ね……お願い……」 (騎士様にもそうさせてたんだろうか……)  冷静でいろと言う理性と、むくむくと湧く嫉妬心。そうだ、この無垢な蕾を犯した男が他にもいるのだ。  カイはグイッとさらに深く突き入れた。 「はあぁぁっんっ!」  カイは中を大きく抉りながら、マティアスの首筋を舐める。 「あっ、あっ、あんっ」  激しい突上げだが、マティアスの男性器が再び硬くなっていた。 「いいか……?」 「ぁんっ、いぃ……!」 「中、すげぇ、蕩けてる……」  互いの快楽を確認しあって上り詰めていく。 「ああっ、もうっ! 中、良いんだなっ?!」 「んっ! ああカイっ! 出してっ!」  より激しく腰を打ちつけ、カイはマティアスの最奥に子種をぶつけた。 「んんんっ!!!」  その刺激でマティアスも再び、ビクビクと薄い精を吐き出した。 「ん、ぁ……嬉し……」  蕩けた瞳で見つめてくるマティアスにカイはもう一度口づけた。

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