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第3話
社に戻り社長室へ直行する、
そこにはいつもどおり社長と物凄く美人な男性秘書が待っていた。
「取り敢えず座って。」
所長に促され立派なソファーに腰掛ける。俺の横にはピッタリと隙間無く上司が腰掛けていた
「…あのさ…君たち…くっつきすぎやしないか?」
俺たちの様子を見て社長は呆れたように零した
「そうですか?俺はこれでも我慢してるんですけど?」
とぼけたように上司が言う。
実は社長は上司と幼馴染だ。この会社を立ち上げたのも社長と上司含めた7人らしい。
「俺はこいつを膝に乗せていたいくらいなんですけど?そんで…グフッ」
「…お綺麗な面で下品な声を出すな」
「げへっ…だって…ぐふふ…」
「…なぁ…本当にこれでいい訳?気持ち悪くないの?」
「…気持ち悪いです」
「だろ?俺が認知してやろうか?」
「ばかか!?そんなこと俺がいてさせるわけねぇーだろ?」
「…社長にその口の聞き方はいかがなものでしょう?」
…本当にこの人で大丈夫だろうか?
仕事はすごくデキる人でみんなの憧れの的でクリーンなイメージしかない人で…
この人に好意を持っている人は少なくなくて…これまで浮いた話一つなかったことが不思議なくらい素晴らしい人だって…そう…そのはずだったんだけど…だし今でも俺や社長以外は思っているはずで…
ここに来る前話したときも何だか変だったけど…あの時は俺も頭の中ぐちゃぐちゃで…
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