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第5話

俺のことを好きだというのなら体を重ねた事実はあるのだからそのまま隣にいてくれればよかったのだ…だってそうすれば相手が誰なんだって考える必要なかったし彼のことを俺だって好きなんだからそのまま付き合うという流れになってもよかったんだ。なのに… 路地裏で男二人が抱き合いながら話している姿は不気味だよなぁ…なんて思いながらもやっぱりあの日一人で取り残されたことは不思議でそのままの体勢で問う 「そんなに俺のことを思ってくれているのなら…何で?」 「…不安にさせてすまなかった…あの日は…社長に急に呼びつけられたんだ…」 社長から呼ばれたのならば仕方がない。だって仕事なんだから。仕事一つ終えられないことでいろいろなところに支障が出ることなんて誰だって理解できる 「ならしょうがないですね」 そういうと彼は泣きそうな顔で続けた。 「…仕事とはいえ…すまなかった…あの日…一人置いていったことが申し訳なくて自分が許せなくて…あの日の事…話すタイミングを失ってしまった…って…そんなの言い訳にしか過ぎないが…本当に…悪かった…」 俺の肩に顔を伏せながら小さく震える姿に何だか絆されてしまった。 逆に良かったとも思った。こんな事なければきっとこの人から話してくれることはなかったかもしれないしこうなったことでこの人は俺から逃れられなくなったんだ…俺だけのになったんだ…ずっと…憧れてた人が… 「じゃあ…責任取ってください。俺と生きてください。今後俺と子どもをもっともっと愛してください」 「あぁ!勿論だ!」 そう言うと彼はぎゅっと抱きしめてくれた。そしてものすごくキレイな顔が近づいて来て俺はそっと目を閉じ唇に感じる温もりを堪能していた。 …ただし…ものすごい美しい顔しててもこの人のパンツの中は今も汚れたままだし…なぜだか彼の彼をおっ勃たせて激しく腰を振ってるんだけど… 「お前を愛している…もう…離さない…一人にしない…そばにいる…約束するよ」 「はい…これからまたよろしくお願いします」 ぎゅっと俺から抱きしめると彼は返してくれる。そしてもう一度優しい笑顔でキスをくれた。 「…だいたいなぁ…社長が…あいつが…あんな事言うから!」 「はい?」 先ほどとは違い今度は物凄い恐ろしい声で低く呟く彼に俺は変な声を上げることしかできなかった 「…これから一緒に社長に会いに行こう。子供のことも報告しないとだし今後のことを話さないとならないし」 「そうですね」 その前に着替えたほうがいいのでは?…それ汚れたままですよね? 言葉にならない俺の想いに気づいたのか途中多目的トイレに俺ごと連れ込んで目の前で自慰を始めた彼のそれに俺は釘付けになった。 どうしても触れたくなってそっと握ると彼はめちゃめちゃ気持ち悪い顔になってその俺の手に自分の手を重ね巧みな腰使いで何度も何度も果てた。 その後着替えた彼とともに社に向かった。 てか…めっちゃ、デカかったな…あんなん俺のに入ってたんだ…身体ってすごい…神秘だ…すげー…また触りたいなぁ…なんて思いながら運転する彼のそれと美しい横顔を交互に見つめ続けてたらあっという間に到着してた。 「…折角…着替えたのに…お前が視姦するからまた出ちまった…着替えるから待ってて…」 「…早漏ですか?」 「…さぁ?どうだろうな…また今度試してみような?時間はた~っぷりあるし。まぁ子どもが生まれるまでは中に入れるのは我慢するけど…たまには…手伝ってな?キスしてくれる?」 彼のおねだりに答えるとまた彼は達したらしい。すごいなぁ…早漏で絶倫?うわぁ…回数すごそう。シラフの俺の身体って持つのか? そうして社長室に向かったのだ

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