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第14話

その時バァーンとドアが開いた。 「てめー!人のもんに何してんだ!!」 俺を抱き寄せて顔を隠すのはもちろん世羅さん。 「えぇ!変態なんてやめたほうがいいよぉ!ってはなしてだけじゃん!!事実でしょ?」 「否定はしねぇがキララはだめ!」 否定しないんだ…でもなんだか正直安心した。 「キララぁ大丈夫かぁ?」 「大丈夫。みんな優しいよ?それよりも…」 自分を抱きしめる世羅さんの姿にびっくりしてた 「どうしたんですか?その格好」 「あぁ…母親が服のデザイナーしててそのサンプルができるたびに着せられるんだけど…今回のコレは…あれだな…」 「コスプレ?」 「わかるぅ?よく似合うでしょ?このキャラクターが世羅ちゃんによく似てるからずーっとずーっと着せたかったのに絶対嫌だって聞かなくて…で連絡してこなくなったしここにも帰ってこなかったから腹が立っててぇ。でお仕置きで着てもらったの」 「こんな格好こんな年でしたいわけあるか!!」 世羅さんは学ランを着ていた。しかも長ラン…そんでヘアメイクもバッチリで何だか 「カッコいい…」 そう。カッコいいのだ。確かに年齢的には…っていう世羅さんの気持ちも分かるのだがすっごく似合ってるんだ。年齢なんて感じさせないくらいすっごく似合うのだ! 「カッコいい?」 「はい!すっごくかっこいい!!」 「あ…そうか…それなら…あぁ…いっか!まぁ当然だろ?俺だからな!」 褒めたら調子に乗り出した世羅さんを家族の皆さんの冷たい目で見てた。 「ほんと…我が子ながら…もったいないよねぇ。こんなにいい男に育ててあげたのにさぁ変態なんてさぁ…本当にこの子でいいの?キララくん。お兄ちゃんの方がおすすめよ?お兄ちゃんまじめでしっかりしてるし嫌がることはしないわよ?」 「ほらぁ!母さんもこう言ってるじゃん!俺にしなって!キララくん」 「ごめんなさい!俺はどんな世羅さんでも愛してるので!」 はっきりいい切ってみた。確かに気持ち悪い人ではあるけれどもう俺は世羅さんしか見えないのだ 「ちぇー残念!でも仕方ない!嫌になったらいつでもおいでね!たーっぷり甘やかしてあ、げ、る!」 いつの間にかお兄さんが近くに来ててそっと俺の唇を奪っていた。 すご…気持ちぃ…どさくさ紛れにお兄さんは舌まで入れてきて俺の俺が反応し始めた。 「トロンとしてる…可愛いね。」 小さく呟いてもう一度顔を近づけてきたので目を閉じてしまう。もっと気持ちいいキスしたいなぁ… そしたら高い位置から顔を上に向けられて世羅さんがキスしてきた。 「ん…」 「…子供っぽい嫉妬だこと…」 「ちょっとお前ら出ていってくれ…いまからキララ堪能するから」 「はいはぁい!いくわよぉ。二人とも」 お母さんに耳を掴まれて引き摺られるように2人は連れて行かれた

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