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「⋯⋯他に、方法は⋯⋯薬でどうにかなるのか⋯⋯? 愛賀、薬はどこにある」 「慶さま」 ベッドに置いていた手に触れる。ピクッと離れようとするその手を取り、そのまま熱い頬に触れさせた。 「⋯⋯薬、はいい⋯⋯から、そばにいて⋯⋯」 「それで、どうにかなるのか⋯⋯」 小さく頷く。 本当はもっと奥まで暴いてめちゃくちゃにして欲しいのだが、今の彼は頑なにそうしようとしないだろう。 だったら、ただそばにいて欲しい。 「⋯⋯分かった。そばにいる」 膝を着いていた御月堂は緣に座り、何も言わず姫宮のことを見ていた。 姫宮もまたおさまらない熱を帯びた目線に合わせた。 こうしている間もシたくてシたくてたまらないのをどうにか押さえ込んでいるのだろう。目の前にすぐ股を開く淫乱なオメガがいるのだから当然だ。 この溢れんばかりの愛液で満たされた後孔の最奥にある子宮に、欲を満たしてくれたらどんなにいいことだろう。 あ、もう考えただけで軽くイッちゃった。 「どうした、愛賀」 「ん? んーん、なんでもない」 それでも一人で悦びで頬を緩める姫宮のことを不思議そうに、あるいは今にも手を出したそうな目で見てくる。 いつか、いつかは愛賀のことは気にせず、思うがままにシて欲しい。

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