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第4話 αとΩそしてβの育て方
父さん母さんはβなので弟の育て方は相談しないけど
Ωの妹のについてはじいさまによく相談してる。
やっぱり考え方とか常識が違うみたい。
公園に連れていくのも買い物にいくのも危険なのが頭でわかっていてもどこにも連れて行けないのが苦しいらしい。
じい様の言う番いができたら 全部そいつに任せる感覚も理解できない。
「親なのに、、、」母さん悲しそう。
じいさまはそういうもんだ、だからこそ良い番いを見つけて来るのが親の務めだとか、、
じいさまよβの夫婦にそりゃ無理だよ。
じいさまはわかってるみたいで最近、行かなくなってたパーティなどイベントに顔出すようになっていた。
僕は小さい頃からずっと
父さんも母さんも時々抱きしめてくれて耳を当てて心臓の聞いてくる。
「動いてるね」嬉しそうに「温かいね」頭をなぜてくれる。
「育ってくれてるだけで母さん幸せ」はいはい 僕もとっても幸せですよ。
じいさまは「αの精神は頑丈だから多少放置しても大丈夫のはずだが こいつは弱いな」と父さんに言ってた。
ソファーに座ってた父さんは僕を抱き上げて膝に乗せて
「性は関係無いですよ」笑ながら頭をクシャっと撫ぜてくれた。
父さん!僕はもうお膝に乗せられる年じゃ無いよ!体は小さいけどさ、、、。
「どちらでも良いですよ 隼人は隼人なんです」
うん、ありがとう!父さんは僕が生きてるだけそれだけでニコニコしてくれる。
じいさまが「ふん、、、」
あ!じいさま 父さんに言い負かされた!!!
その瞬間弟が「あ!兄ちゃんずるい!!!」ドダダダ!!
父さんの脇腹にタックル「グフ!」あ、、ハマったな、父さん息ができなくて苦しそう。
弟はそのままよじ登り肩車からの!肩に立ち上がり
「びくとりー!!」バンザイポーズ!それ危なくないか?と思ったら
そのままバランス崩して 落ちた!
幸いソファーからこぼれ落ちなかったのでバウンドしただけ。
その後ソファーでトランポリンして弟は母さんにがっつり叱られてた。
「兄ちゃんずるい!なんでおれだけ!」
僕は父さんの膝に座ってただけだから、、
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