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第128話 結ばれた
ジヌを抱いて眠る。少し温かい体温。抱きしめる。
「テツ、僕以外の人と本気のキスをしないで。」
瞳に涙の名残りを乗せて見つめてくるジヌを夢中で抱きしめた。感情に火がついた。
その身体を貪る。
「はあ、はあっ、テツ激しい。そこはダメ。
怖い。優しくして。」
「わかった、ゆっくり、だな。」
猛り立つ男を、ジヌの柔らかい尻に押し付ける。
(俺のものだよ。俺の嫁。)
後ろから抱いて、固くなったジヌのモノを扱いてやる。滑らかな腹を撫でて後ろを解す。
起き上がってローションを取って指にまとわせる。
「痛くないか?」
「うん、大丈夫。」
腰を震わせて、指を飲み込もうとする。指を増やして奥まで探る。何か感じる所に当たったのかビクッと反応した。
「ここか?ここがいいのか?」
「うん、なんか凄く敏感な所を触ってる。痛いような快感。あっ、あっ。」
ジヌが可愛い。テツに全てを任せている。
(愛しさとは不思議なものだ。
腕の中にお前がいる。)
凍夜に貰った滑りのいいゼリー付きのゴムを付けて、ゆっくり亀頭を入れた。
「痛くないか?」
「うん,キツい。なんだか無理。」
奥に進めるのは我慢した。
「壊れちゃうよ。」
髪を撫でて、優しい気持ちになる。
「ジヌのここはキツいな。
これ以上は入らないかな。」
「なんか変。」
身体がピクピク、震えている。
「気持ちいい。なんか凄い。」
思わず腰を抱いて奥を突く。
「あ、ああ、凄い。」
力無く項垂れていたペニスが立ち上がって精を吐き出した。
「あ、あ、テツ、こんなの初めて。」
(ああ、ここが前立腺か?奥まで入ったんだな。)
「俺もイクよ。ジヌ、愛してるよ。」
二人とも腰を震わせて達した。ジヌは何回も甘イキしているようだ。
耳を軽く噛んだだけで、またイッタのがわかる。
「はあ、はあ、テツ、死んじゃう。」
優しく抱いてそっとペニスを抜いた。
疲れたが、頑張って抱き上げて風呂に行く。
膝にうつ伏せに抱いてシャワーで洗ってやる。
無理に侵入した後孔はもう閉じようとしている。大切に洗い流して尻を触る。
「可愛いなぁ、ジヌの尻。誰にも触れさせるなよ。」
「うん、テツも誰にも入れないで。」
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