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06お金があるなら、使うしかない
「本題に戻ってみよう、俺は何故今でもオナニーをしているのか」
安全な宿屋の中でサシュには部屋の扉の前に待機を言い渡して、三回ほどオナニーをしてから俺はこんな疑問が浮かんだ。サシュが本来ならば俺の性奴隷なのだから使えば良かった、でもサシュってまだ十歳の子どもじゃん、日本なら完全アウトだ。異世界でもギリギリセーフと言ったところだ、そう思って俺はまたサシュとエロいことをしていいのか悩んでいた。するとコンコンコンッとノックが聞こえてサシュの声がした。
「カイト、もうお部屋に戻って良いですか?」
「ちょっと待って、換気するから!!」
「はい、待ちます」
「窓を全開で空気を入れ替えて、汚染物は処分済、手も洗った。入っていいぞ、サシュ」
俺がそう言うとサシュは扉を開けてトコトコと俺のところに戻ってきた、そうしてベッドに座る俺の膝に乗ってえへへへっと可愛く笑った。うっわぁ、可愛い。どこぞのアイドルも目じゃない、うちの子が世界一可愛いかった。だが今日こそは問おう、サシュに性奴隷として使っていいかを聞くのだ。
「あのさ、サシュ。俺、お前を性奴隷として使っていいのか?」
「はい、僕はカイトの奴隷です。どうぞ、使ってください」
「いや、あの、そもそもサシュは使われるの意味が分かってるのか?」
「詳しくは知りません、いきなり突っ込まれたりすると痛いぞとは言われました。あとは主人になる人の言うことに素直に従っておけばいい、そう言われています」
「………………つまり、サシュ。お前はほとんど何にも知らないんだな」
「すみません、できれば痛くない方法でお願いしたいです」
俺はサシュに性的講義の必要性があることを知った、でもサシュ自体が多分まだ精通を迎えていなさそうだった。だから俺が部屋を出て扉の前で待っててと言っても、何の疑問も持たずにサシュはいつも待っているのだ。俺はサシュの精通がきてからでいいかと思った、そうでないとまだ精通もしていない子どもに手を出すのは気が引けた。
「よし、分かった。サシュはよく食べて大きく育つように、それと白いおしっこが出たら俺に言え」
「はい、分かりました。カイトみたいに大きくなれるよう頑張ります」
「俺は百八十センチ超えてるからな、サシュはいっぱい食べないとな。それに運動も必要だ」
「はいです、食事も運動もどちらも頑張るのです!!」
今日もサシュが元気いっぱいで良かった、性的問題についてはいずれどうにかなるだろう、そう俺は思ってしばらくは右手が恋人の状態で過ごすことにした。そんな日々が続いていたある日だった、俺と一緒にサシュが大通りを歩いていると、そんなサシュに声をかけてきた人がいた。
「サシュ? おい、サシュなのかよ!?」
「フェーアなのです!? カイト。ちょっとお話していいですか?」
「俺はいいけど、そのフェーアってやつ。風呂と病院が必要なんじゃないか!?」
サシュに声をかけてきたのは昔の奴隷仲間だった、長い茶色の髪と同じ色の瞳をして今は首輪もしておらずその代わりに体は泥だらけだった。歩き方もおかしかったので、どこかに外傷があるようだった。俺たちは彼をとりあえず医者につれていったら、病室の外でお湯を貰って体を洗うことになった。それからフェーアは医者の診断を受けたが、足の骨が折れていることが分かった、手当をしてもらい病室に入ってからようやく彼とサシュの話が聞けた。
「俺を買った奴、酷い奴でよ。いきなり突っ込んで、気持ち良いだろとか言うんだ、馬鹿だよ」
「やっぱりいきなりは痛いのですね、カイトがご主人様で良かったです」
「俺が泣き喚いてんのに、仲間にもまわしやがるしさ。最悪のご主人様だったぜ」
「仲間に? まわす?」
「なんだサシュはまだしてないのか? 大事にされてるんだな。……羨ましいぜ」
「はい、カイトは良いご主人様なのです!!」
「俺は病気かもしれないって捨てられたけど、本当にお前は良いな。サシュ、ずるいぜ」
「病気なんですか!? カイトに治せないかどうか聞いてみるです!!」
俺はフェーアを診察した医者からその性病について聞いていた、神殿に行って回復の上級魔法を受けれれば治るかもしれないが、神殿に払う金は高いし順番待ちだとも聞かされた。
「カイト、カイト!! フェーアが!?」
「おう、話は大体聞いてた。神殿に治療の申し込みをしてみるが、こればっかりは順番待ちだそうだ」
「ありがとう、カイト。……でも僕もフェーアも神殿に払うそんな大金持ってないです」
「出世払いで俺が払うさ、あとは時間との闘いだな」
それから俺は神殿に回復の上級魔法の使用を申し込んだ、二か月待ちだと言われたので倍の値段で申し込んだら一週間待ってくれと言われた。俺は金だけは有り余っていたから、サシュの仲間を助けられるし、ちょうど良かったと思った。フィーアは粘り強く生き抜き、見事一週間後に回復の上級魔法を受けて体の傷や病は全て治った。
「ありがとよ、サシュにカイト。金は俺がこれから稼いだ中から、少しずつ返してくれればいいって本当か?」
「ああ、それでいいよ。それにこのトレンデの街にいつまでいるか分からないから、引っ越した時は残りのお金はもう払わなくていいよ」
「カイトはお金持ちなのです、それにとっても優しいのです」
「冒険者としてやっていく剣や服までくれて本当にありがとう、金はお前たちがこの街に居る間にできるだけ返すからな!!」
「冒険者になるんなら無理はしないこと、最初は簡単な依頼から受けていって焦らないこと」
「そうなのです、焦った冒険者は死んでしまうのです」
フィーアは分かったと言って、最初は森の入り口付近の薬草採りからはじめていた。そしてお金が入る度に少額だが借金を返してくれた、俺も回復の上級魔法を見れたしこれは得だった。それからフィーアはサシュに関してアドバイスもくれた、サシュは俺にすっごく懐いているから性的なことも、最初に優しくしてやれば絶対に嫌われないと言ってくれた。
「フィーヤが元気になって良かったです、カイトのおかげです。僕はカイトの為にも一生懸命に大きくなって、そしてカイトの性奴隷の務めを果たすのです」
「そうだな、こんなに細いと抱き心地が悪そうだ」
「むぅ、今にもうちょっと太るのです。太り過ぎもいけませんから適度に大きくなるのです」
「そうか、サシュが大きくなるのを待ってる。期待しているからな、俺の性奴隷さん」
サシュは少し背が高くなっていた、そして顔は幼い可愛い系から美人系に育ちつつあった。今でも可愛いのにもっと可愛くなったらどうしよう、俺はそうなったら心臓が持つかなっと馬鹿なことを考えた。
「えいっ!! やあぁ!!」
「踏み込みが甘い」
「きゃああ、足元注意です!!」
「そうそう足はしっかりと地面につけておかないとな」
こうしてサシュは訓練と食事で少しずつ成長しつつあった、それもかなりの美人さんになりそうだった。俺は何年後になるか分からないが、サシュとエッチなことができるのを楽しみにするようになった。
「ははっ、美人に育てよ。サシュ」
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