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12君が魅力的過ぎて、できれば見せたくない

「あーあ、このトレンデの街ともおさらばか」  先日俺はある誘拐組織を街の警備隊と一緒になって潰した、だがしぶとく逃げ延びた連中がいるらしく、警備隊からこの街に居るのは危険だと言われた。俺は自分が大事だったし、性奴隷のサシュのことも大切にしていた、だから街を移ることにした。目指すのはブレッド、鍛冶が盛んな街らしく、商隊の護衛依頼がすぐに見つかった。これでブレッドのに行くまでの飯の心配はなかった、俺はサシュとも相談してブレッドの街に行くことにした。 「サシュ、ブレッドは鍛冶が盛んな街らしい。見物をかねて行ってみないか?」 「誘拐組織のある街から避難するのは正しい選択だと思います」 「それじゃ、サシュも賛成だな。新しい街、楽しみだなぁ」 「はい、一生懸命歩いてついていきます」  こうして俺たちは密かにブレッドの街に行く商隊護衛を引き受けて街を出ることにした、冒険者ギルドの職員からは引き止められたが俺が依頼を受けるのを止めることはできなかった。ちなみに冒険者ギルドが何故に俺を引き止めるかというと、”旋風”のような二つ名を持つ冒険者は少ないし、俺は真面目にどの依頼もしていたので便利が良かったからだ。だが俺には俺の都合がある、俺とサシュはブレッドに行く商隊の隊長に挨拶して、そしてようやく旅が始まった。 「サシュ、前より歩くのが早くなったな。大丈夫そうか?」 「はい、荷物は持てないですが商隊についていけます」 「そうか、荷物のことは気にすんな。俺は力持ちだからな」 「はい、カイトは力持ちです。カイト、……夜は相手をしてくれますか?」  サシュはこっそりと俺との性行為を求めてきた、俺はよく考えてしばらく周囲の様子を見て決めることにした。 「今夜は駄目だ、俺も我慢してるんだからお前もそうしてくれ」 「はいです、分かりました」  目に見えてしょんぼりしているサシュは可愛くて、本音を言うとそのあたりの木陰とかに連れ込みたかった。だが俺は鋼の自制心でもって、サシュの頭をよしよしと撫でるだけにしておいた。そうしてしばらく夜の様子を見てみると、やっぱりお盛んな奴はいるもので結構フリーダムだった。だから翌日の夜から俺はサシュを膝の上に乗せて、手で抜いてやったり唇にキスをした、サシュには声を抑えるように言っておいた。 「僕だけ気持ち良くして貰ってます、カイトにもお返ししたいです」 「それじゃ、エロいキスしてくるか?」 「はい、キス以上もしたいです」 「それ以上はブレッドの街についてからだな、楽しみにしておくよ」 「はいなのです、カイトをいっぱい気持ち良くするです」 「ははっ、もうサシュは可愛いなぁ」  そうして街道を進んでいったら盗賊が出た、俺はもう人間相手でも慣れてしまって、迷わず素早くそして的確に盗賊の数を減らして全滅させた。二年前の俺だったらちびってしまいそうな修羅場だったが、人はどんな環境にも適応して慣れていくものだなと思った。そうしてブラッドの街にようやくついた、サシュは荷馬車に遅れず余裕で歩ききった。護衛の賃金も貰ったし、俺とサシュは宿屋を探しに行った。そうして値段は高いが風呂トイレ付という宿屋を見つけた、個室にトイレまでついているとは珍しい店だった。 「カイト、カイト、もう我慢できません。カイトに触れたいです」 「おお、サシュったら積極的だな。それじゃ、エロいことしようぜ」  そうしてやっと着いたブラッドの宿屋で俺たちはまだ昼間からエロいことをし始めた、お互いに体中にキスして口にもディープなキスをして、口や手で刺激しあって相手を射精させた。 「はぁ、カイトが足りないのです。もっと、もっとです」 「俺だってサシュが足りない、もっとよこせ」 「カイト、キスして」 「ああ、少し口を開けてくれよ。サシュ」 「ああ!! やああぁ!! 出ちゃう、出ちゃうです!!」 「俺の方もだぜ、サシュがエロいからだな」  最初は性急にお互いを求めあったが何度か射精をすると、今度はゆっくりと楽しみながら俺たちは愛し合った。そうして射精できなくなったら、お互いに抱きついてキスをしまくった。風呂やトイレも綺麗で良い宿だと思った、こうしてブラッドの街に着いた夜は夕食も食べずに俺たちは愛し合っていた。翌日、俺はいつもどおりにサシュのキスで目を覚ました。 「おはようなのです、カイト」 「ん~、おはよ。サシュ」 「街を見に行きますか? カイト」 「そうだな、昨日はサシュが凄くて俺ったら街も全然見れてない」 「カイトだって凄かったのです、食べられちゃうかと思ったのです」 「俺はサシュを食べたりしないって、性的には食べちゃうけどな」  そんなことを言いながら、俺とサシュは朝食を摂った。そうしてブラッドの街を見てまわったのだが、いろいろと工夫がしてある街だった。排水溝とかしっかりしてたし、家の作りも頑丈そうだった。そしてお楽しみの鍛冶屋に行ってみたら、俺が剣を見る間に店主のドワーフが俺の持っている漆黒の剣を見ていた、もう近くでガン見だったので俺は剣を外して見せてやった。店主のドワーフは興奮して俺の剣を見ていた、俺は何なのだろうとサシュを一緒に首を傾げていた。 「こんなに純度の高いオリハルコンの剣を見れるとは!?」 「あー、これオリハルコンの剣だったんだ。どうりで高かったわけだ」  オリハルコンとはファンタジーにはつきものの鉱物で、地球には存在していないものだ。なんかよく分からないがやたら高値で取引されている、どうりで俺の剣もすっごく高かったわけだ。 「あー、鍛冶屋のおっさん。もういいだろ、俺の剣を返してくれ」 「むむむっ、これをいくらなら売らな……」 「いや、いくらでも売らないからね。その剣、魔力の流れが良くて気に入ってるんだ」 「それもそうじゃろう、オリハルコンとはそもそも……」 「はい、サシュ。冒険者ギルドに行くぞ」 「分かりました!!」  こうして俺は鍛冶屋の街に来たのに、せっかくの鍛冶屋から逃げ出すことになった。どうやら鍛冶屋には行かないほうが良さそうだ、今は剣を必要としないこともあって俺たちは鍛冶屋を見物するのは諦めた。その後、冒険者ギルドを見てまわったりしたが、賑やかだが”疾風”がきているらしいとか噂になってなくて安心した。この中二病全開の二つ名とも縁が切れるのかもしれなかった。面白い依頼がなかったので、街をふらっと見物した。露天商が売っている焼き肉の串など、道端で売っているもので昼食も夕食も済ませた。その後は宿屋でいつもどおりのお楽しみ、サシュといっぱいエロいことをして楽しんだ、その最後にサシュがこんなことを言いだした。 「カイト、僕と性交してください」 「ん? 今しているだろ。キスしてお互いに楽しんでる」 「ちゃんと性交したいのです、ここならお風呂も厠もそろっていて準備もできます」 「ああ、確かにそうだな。サシュ、そんなに俺と性交したいのか?」 「はい、したいです。ちゃんと性交して、カイトの性奴隷になりたいです」 「今だって十分に性奴隷なんだけな。分かった、考えておく」  サシュはどうしても肛門を使った性交をしたいようだった、確かにこの街の宿屋なら設備が整っていた。俺はサシュと性交をしようかどうか考えていた、俺的には今のままでも何も問題は無かった、でもサシュの願いを叶えてやりたくもあった。 「ちょっと挑戦が必要かな、サシュは本当に可愛いなぁ」

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