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15君の話す言葉は、飽きが来ない

「恋って突然気がつくものなのかも、俺がサシュを好きなのもそれか」  俺はサシュといつもどおりにエロいことをして気持ち良くなって、そしてサシュが疲れてスヤスヤ眠ってる時にそんなことを呟いた。だって今までもサシュのこと可愛いと思っていたけど、それが恋だなんて思わなかった。でも今はサシュのことが大好きだし、サシュからも大好きだと思って欲しいし、これからもサシュを大事にしていきたいと思っているんだ。 「よろしくね、俺の恋人さん。サシュ」  よく眠っているサシュからの返事は聞けなかったけれど、俺は十分に心的に満足していた。そうして翌日になって冒険者ギルドに行ったのだが、確かで儲けが多そうな依頼があった、あったのだが俺が受けても達成できそうになかった。このブラッドの街は鉱山もあるのだが、その奥から出てくる太古のゴーレム達を倒してくれというわけだ。 「俺の黒のロングソードは確かに固い物も斬ってくれるが、ゴーレムを斬り続けるというのはかなりの負担になる、駄目だ」 「カイト、ゴーレムとは何ですか?」 「ん、動く石の人形みたいなものでとにかく硬い。俺とは相性が悪いな」 「お人形さんなら関節を外してしまえば良いのでは?」 「関節もそれなりに固い岩でできているからなぁ、うん? いや、サシュ。そのアイディアわりと良いぞ」 「良かったですか、嬉しいです」  そう言って頬を赤くして微笑むサシュも可愛い、今すぐ俺が食べちゃいたいが仕事があるのだ。我慢。我慢。そうゴーレムも関節を外してやればいいのだ、かといって黒のロングソードで斬るのは剣に負担がかかる、だったらまた風を操ってやればいいのだ。 「失敗しても依頼が駄目になるだけだし、試してみよう!!」  俺とサシュはゴーレム退治の依頼を引き受けて鉱山に向かった、そしてさっそくゴーレムがいるという現場に着いた。サシュには後方に下がっていて貰って、俺はゴーレム達に向かって黒のロングソードを魔力を込めて振るった。そうしたらぎゅるるるるっ、という音がして、ゴーレムの関節部分が近くの空間に吸い込まれて壊れた。 「よしっ!! 狙い通りだ。関節部だけ上手く壊れたな」  果たして俺は何をやったのか、それはゴーレムの関節部を目印に少しずらして真空を作ってやったのだ。真空状態になった部分は関節部やとにかく近くにある物を吸い込む、そして関節の岩を吸い込んで関節部は破壊されたのだ。この前の件といい、俺ってわりと器用かもしれない、いやきっと俺と契約している風の精霊が凄いのだ。 「あとはゴーレムの本体をハンマーで砕いていくだけだ」 「魔石は僕が拾うのです」  さて関節部が壊れてじたばたしている本体のゴーレム、後はこいつを砕いて中の魔石を取り出せばお仕事終了だった。事前にハンマーも買っておいたので俺が本体を砕いて、サシュが破片の中から魔石を取り出してくれた、こうして俺たちは冒険者ギルドの依頼を達成した。ゴーレムの魔石だがこれは古代遺跡の出土品になるので、冒険者ギルドで売るよりも鍛冶屋のドワーフに、彼ら売った方が金になるらしかった。 「サシュの思いつきで助かったぞ、サシュ。ご褒美に何が欲しい?」 「そうですね、冒険者の服がそろそろ傷んでいるので新しい物が欲しいです」 「サシュ、それはただの支給品だよ」 「そうですか、でもそれ以外思いつかないです」  俺の恋人はとんでもなく謙虚で可愛かった、だからさっさと冒険者ギルドで依頼達成の報酬を貰った。そうして次は防具屋に行き、サシュに新しい冒険服を買ってあげた。なるべくサシュに似合う物をと思っていろいろと相談した。 「こっちの服の方が可愛くて、サシュに似合いそうだな」 「防御力が高くて、値段があまり高くない物がいいです」 「サシュはもっと可愛いんだから、防御力が高いもので可愛いのを選ぼうよ」 「僕は自分の服なんて選んだことないから分かりません」 「そんなサシュも可愛いんだよね、よっしこれが良さそうだ」 「あっ、可愛い服です。カイトの好みです、良いですね」  俺が服を選んでもサシュはニコニコと嬉しそうにしていたし、本人が嬉しそうだから良いことにしようと俺は思った。そして、夕食を食べて宿屋の部屋に帰れば、サシュといちゃつき放題だった。 「サシュはどこを触っても感じるな、可愛いよ」 「ちょっと敏感なだけなのです、カイト。舐めてほしいですか? 咥えてほしいですか?」 「両方でよろしく!! 俺もサシュのをそうしてやる!!」 「やっ、カイトにそうされたら、すぐに出ちゃうのです。僕がカイトを気持ちよくできないのです」  結局俺はサシュに舐めて咥えてもらって、手でもしごいてもらった。サシュの恋人は最高だなっと思いながら、何度目かいった時に俺はサシュを抱きしめた。これでお尻でして貰ったらどうなるのか、俺はちょっと可愛いサシュのお尻をもんでみた、とっても柔らかくて可愛いお尻だった。 「カイト、とうとう性交するですか!!」 「確かにサシュとも恋人になったし、性交してもいいけど準備がいるな」 「ぼっ、僕はカイトの恋人ですか!?」 「そうだよ、サシュは俺の恋人だよ。ああ、起きてる時には言ってなかったか」 「ますます性交したいです!!」 「でも今日は無理だよ、準備する物があるし」  サシュは残念そうにしていたが、俺は焦ることはないと思っていた。よしとうとうサシュとセックスだ、初めてのことなのでしっかり準備をしてやってみようと思った。サシュは女の子じゃないから勝手に濡れないし以前に貰っていたが潤滑油がいった、それにお尻の中を綺麗にしてからでないといけないので下剤も必要だった。俺はサシュが準備って意味分かってるのかなと、ちょっとだけ心配だった。 「僕の中にカイトのものが入るのでしょうか?」 「うーん、俺はそれほど大きくないし」 「そうなのですか、じゃあ大丈夫でしょうか」 「試してみないと分からないな」 「楽しみなのです、僕はちゃんとカイトの恋人するのです」 「そうだな、そしていつかは…………」  俺はサシュが俺の性奴隷で無くなっても恋人でいてほしかった、だから奴隷解放の手順も密かに調べていた。もしサシュが性奴隷は嫌ですと言ったら、すぐに俺はサシュを奴隷身分から解放するつもりだった。 「いつか自由になっても、俺の恋人でいてくれよ。サシュ」

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