光は初めから激しかった。 　熱い楔で僕を貫く。何度も何度も。 　入り口ギリギリまで戻ってはまた奥深くまで突き上げる。 　何度も何度も。 「ああっ……ああっ……ああっ……」 　ガクガクと揺れる視界が快楽で掠む。 　僕はもう何回もイッて、出すものなんか残ってないのにそれでもまだ性器は熱を持ってて。 「のぼる……のぼる……」 　光の顔が快楽の色に染まっていく。それが綺麗で色っぽくて。 　僕は後孔を知らず知らずに締め付けてしまう。 「……っ……」 　光の途切れ途切れの吐息。 　僕は光に縋りつき背中に爪を立てた。 「光……これから、は、僕だけを……」 　抱いて。 　最後の言葉は光のキスによって封じ込まれた。 「そんなの、決まってるだろ。っていうか俺、もうおまえじゃなきゃ勃たないって、言っただろ……」 「ほんと……？」 「ほんと……おまえじゃなきゃ、だめ……好きだよ……のぼる」 「……っ……あああっ……」 　光の愛の囁きに、僕は高みへと昇りつめた。 　そう、何も吐き出すものもなく……ドライで。 　そのすぐ後に光も僕の体の奥深くで熱い精液を迸らせた。