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組曲 11 side奏多 ※
ベッドの上に、凪を横たえる。
「かなた…」
誘うように、とろんと蕩けた瞳で見上げる凪は、上半身にはなにも身に付けてはいなくて。
その白い滑らかな肌に、目眩がした。
「っ…ごめ…かなたっ…」
その上に覆い被さり、逃げられないように両方の手首を捕まえて。
チョーカーと首の隙間に、舌を這わす。
「っ…あっ…」
また、甘いフェロモンが溢れた。
「ん、ぁっ…ごめ、っ…」
もっとフェロモンに溺れたいと、そこに歯を立てると。
応えるように、またフェロモンが溢れて。
部屋中が、凪の香りでいっぱいに満たされる。
「ごめ…ごめん……ごめん、なさい…」
唇を少しずつ滑らせて、鎖骨から肩にかけて何度もキスを落とすと、白い肌が触れた部分から少しずつ薄紅色に染まっていく。
「あ…ぁ…」
ピクピクと、身体が小刻みに震えて。
更に唇を滑らせ、小さな乳首を唇で挟むと。
「あぁっ…」
びくん、と、大きく震えた。
そのまま、先っぽを舌で転がしてやると。
「あ…んっ…」
声に甘さが増す。
手首を掴んでいた手を離し、もう片方の粒を指先で捏ねるように押し潰す。
「は…ぁ…んっ…」
刺激を続けると、最初は小さく存在を主張するだけだった乳首は、ぷっくりと膨れてきた。
「んっ…ん、ふぁっ…」
だらりとシーツに投げ出されていた腕が、背中に回ってきて。
しがみつくように、肩を掴む。
同時に、腹の辺りにグリッと固いものが当たった。
反射的にそっちに手を滑らせると、硬く勃ちあがったモノが窮屈そうに下着を押し上げていて。
下着のゴムに指を引っかけ、一気にそれを剥ぎ取ると、ぷるんと可愛いのが飛び出す。
「っ…や…!」
逃げるように引かれた腰を、逃げられないように両足で挟み込んで。
手のひらにすっぽりと収まるサイズのペニスを手で包み、ゆっくりと上下に擦ってやる。
「やっ…ぁ、ぁっ…」
乳首を舌で転がし続けながら、ゆっくりと擦るスピードを上げていくと、ピクピクと小さく震えて。
やがて、俺の手の動きに合わせて、ゆらゆらと腰が揺れだした。
「あっ…ぁ…ぁっ…んんっ…」
とろりと、先端から雫が溢れて、手を濡らす。
「あんっ…ぁ…あぁっ…」
声は、更に色っぽさを増して。
またフェロモンが溢れだす。
「あ、あ、ぁっ…ダメ…で、ちゃうっ…」
肩に食い込む指の痛みさえ、今の俺には興奮を掻き立てるものでしかなくて。
手の中でまた大きくなったペニスを、激しく扱いてやると。
腕の中の身体は、びくびくと大きく震えて。
「あっ…やだっ…あ、あ、あーーーっ…」
ぞくぞくするほど壮絶な色気を放ちながら、凪は俺の手の中に熱い飛沫を放った。
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