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第12話:冬真先生のドスケベ放課後授業

「できた! 終わった!」  勉強に向いていない俺だが、やればできるもので、時間内にどうにか終えることができた。  冬真がテストしてくれたところ、全問正解は無理だったが、九割方の単語はちゃんと覚えられていた。 「じゃあごほうびな。ちゃんと家でもやるんだぞ」  そう言って冬真は、俺を抱き寄せ、唇を合わせてきた。 「い、いらんわっ」 「本当かな~」  ちゅっ、ちゅっ……。  ──ダ、ダメだ……。心がふわふわして、何も考えられなくなる……。  気づけば俺は、冬真の首の後ろに手を回して、自分もちゅっちゅしていた。  冬真の舌が、俺の口の中を愛撫する。  もう、ごほうびでもなんでもいい……。  ひとしきりちゅっちゅした後、冬真は唇を離してテーブルに向き直った。 「じゃあ、次は数学な」 「ええ~!?」 「なんだ。エッチな授業のほうがいいのか?」  冬真はニヤニヤした。 「そんなわけないだろ! さっさとやるぞ」  普通に疲れただけなんだが、エッチな授業の方がいいわけない……いや、勉強よりはマシ、なのか……?  ともあれ数学も、俺は何一つ理解していなかったため、テキストの例題から始めて、まずは冬真と一緒に解き、次に冬真厳選の予想問題を、俺が一人で頑張って解く、という流れになった。 「今回も頑張ったらごほうびあげるからな」  今度は、耳にかかった俺の髪の毛をかきあげながら、耳元にささやいてきた。いちいちエロい。  数学は苦手なのだが、冬真の教え方がいいのか、それとも俺が実はごほうびほしさに脳を活性化させたのかわからないけれど、合っているかどうかはさておき、ちゃんと解くことはできた。 「〇、〇、×、×……」  冬真が〇×をつけてくれる。本当に先生みたいだ。 「う~ん、もうちょっと正答率を上げてほしいかな。計算が雑でミスが多いから、筆算を広めの余白にきちんとまっすぐ書くだけで、×が減ると思うぞ」  俺としてはだいぶ頑張ったつもりだったのだが、意外と×が多くなってしまった。  ×の問題だけもう一回解き直しさせられ、またチェック……解き直し……と、何回も繰り返した。 「冬真、もう疲れたよ~」 「もうちょっとだぞ」  ようやく、全部の問題を解き直し終わった。 「疲れた……」  俺はめったに使わない脳を使って疲れ果て、ローテーブルの後ろにバタリと倒れた。 「よしよし」  冬真がおでこを撫でてくれた。 「×多かったから、ごほうび……なし?」  俺は冬真を見上げて言った。 「×は多かったけど、頑張ったから、ごほうびあるぞ」  冬真はそう言って、上から覆いかぶさるようにキスをしてきた。  ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ……。  冬真の舌が、優しく俺の舌に吸い付く。  ──嬉しい……幸せ……気持ちいい……  俺は冬真の背中をぎゅっと抱きしめた。  冬真は、俺の頬や髪を優しくなでながら、ちゅぱちゅぱと音を立てて、俺の唇を吸った。  この前お店でいきなりされた時より、優しくてとろけそうなキスだ。  本当にごほうびもらってるみたいだ……。 「冬真……」  唇をいったん離して、見上げると、冬真が優しい目で俺を見ていた。  俺は、今度は自分から唇を合わせた。  舌を絡めると、冬真の体の匂いがする。口の匂いじゃない、なんだかよくわからないけどいい匂いだ。 「ん……、はぁっ……」  なんだか、だんだん体が熱くなってきた。心臓から下半身にドクドクと血が流れているような気がする。  ──まずい……。  キスするのをやめて、冬真をどかさないといけないと思っているのに、唇や舌は、冬真を求めて動きをやめない。 「と、冬真……お、俺……」  股間が硬くなり始めていることを冬真に気づかれないうちに、どいてもらわないと……。 「朔太、好きだ」  ちゅっ。冬真がまた唇を奪った。もうどちらの唾液かわからない液体を、俺はこくんと飲み込んだ。 「お、俺も……」  ──でもごほうびはもういいから、そろそろどいてもらわないとまずい……! 「嬉しい……」  冬真は微笑んで、俺の首筋に唇を添わせ、制服のズボンに手を伸ばした。 「朔太のここも、俺が好きだって言ってる」  冬真は、硬くなり始めた俺の下半身を制服の上から握った。  ──手遅れだった……。  このドスケベサラブレッドが、俺の反応を見逃すわけがなかったのだ。  冬真は俺のズボンのファスナーを下ろし、ぽろんと俺のちんこを外に出した。 「あっ! や、やめろよっ……そこはっ……」  俺は体をよじったが、逃れられるわけがない。冬真は、俺のちんこのサオを緩やかに握り、上下にしごき始めた。 「朔太……今日はよくがんばったな。ごほうびあげるぞ」  耳元で囁かれて、背筋に電流が走るような感覚に襲われる。そして再び唇が重ねられた。ちゅっという音や、唾液を吸われる音が頭の中に響き渡り、俺の下半身への刺激と混じって意識がもうろうとする。  先端を親指でぐりぐりされ、ガマン汁が出てくると、冬真はそれを人差し指で、ついーっとカリの下までなすりつけた。 「はぅっ!」  俺は、下半身から突き上げてくるゾクゾクする感覚に身を震わせた。  もう俺のちんこはガチガチだ。冬真の指の動きにあわせてピクッピクッと跳ね、時折先っぽがパクッと開くように動くと、そこから透明な液体が出てくるのがわかる。 「あっ……やだっ! そんなっ……」  恥ずかしすぎて涙が出そうになるのに、なぜかそれに比例するようにちんこがどんどん硬くなっていく。 「朔太、気持ちいい?」  冬真が優しく聞いてくる。俺は首をブンブン横に振った。 「ちが……、やぁ……っ」 「嘘。こんなにガマン汁出してるのに」  そう言いながら、冬真の指は先っぽをぐりぐり回したり、亀頭の溝を広げたりして刺激を続ける。 「ああっ……んっ……」  俺が声を漏らすと、冬真は嬉しそうに笑った。 「気持ちいい?」  冬真は、俺のちんこのサオを上下にしごいたり、先っぽをクリクリしたりしながら聞いてくる。わかっててわざと聞いてるだろこいつ。 「き……気持ちいい……」  俺はもう頭がボーっとしてしまい、強がる理性もなくなってしまった。 「正直でいい子だね」 「気持ちいい……っ、はぁっ、はぁっ……、はぁっ……」  ──イキたい……。  冬真は、しごくペースを巧みに緩めたり早めたりして、俺がイく一歩手前くらいで止めてくる。  ──もっと……、もっと……!  俺は無意識のうちに腰を浮かせてしまい、冬真はそれに気づいているはずなのに、焦らすようにゆっくりしごくのをやめない。 「んっ……、はぁっ……、と、とうまぁ……」 「どうしたんだ、朔太」  わかりきっているクセに聞いてくる。  俺は涙目になって冬真に哀願した。 「イキたい……、イカせて……っ」  冬真は優しく笑って、 「朔太は本当にエッチだな……」  とささやき、シャツの下から乳首をつまんできた。 「ああっ」  乳首なんて、男は感じないはずなのに、下半身を刺激されているせいか、甘い刺激が脳天にまで突き上げてくる。  さらに冬真は、唇を重ね、俺の口内も犯してきた。  三か所を同時に責められて、俺は今まで感じたことのないような激しい快感に襲われた。 「イっていいよ、朔太」  冬真はそう言って、ひときわ強く俺のちんこをしごいた。 「あ……! で、出る……!」  びゅく! びゅくびゅく!  俺は大量の精液を出して絶頂に達した。 「はぁ……、はぁ……」  俺は力なく、冬真の家のリビングに横たわっていた。  冬真は、フローリングに飛び散った俺の精液をウェットティッシュで拭き、俺の腹に飛び散った部分は、つっと人差し指でぬぐいとり、俺に見せつけてきた後、ぺろりと舐めてみせた。 「朔太の味がする」 「や、やめろよっ、ばっちいだろっ」  俺は恥ずかしくて顔から火が出そうだったが、冬真はお構いなしに俺を起き上がらせ、膝の間に抱き寄せた。 「もっと頑張ったら、もっとごほうびあげるぞ」  冬真が耳元でささやいた。 「お、俺がエロいことをエサに頑張るっていうのかよ……」  そんなの恥ずかしくないか。  冬真はその質問には答えずに、俺を見てくすりと笑った。 「夏休み、補習なしにしていっぱい楽しいことしような」  その後も、歴史、生物、現代文、古文漢文……と教わることになってしまい、そのたびに、 「今日も勉強頑張ったね。ごほうびあげるぞ、朔太」  ぬっこぬっこぬっこぬっこ…… 「あんっ、あんっ、あんっ……」  と、俺は見事に毎回冬真にちんこをもてあそばれてしまった。  最後の方は、 「はぁっ、はあっ、はぁっ、……気持ちいいよう……」  と自ら冬真の首に腕を絡ませて、  ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ……  とキスをねだり、 「もう、もうだめだよぉ……、はやく、はやくイかせて……っ」  と哀願するようになってしまった。

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