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第22話:俺たちもう結婚(概念)してます
かあーーっと顔が熱くなる。
「は、恥ずかしいよぉ……」
わざわざ、俺に自分で全裸にさせるなんて……。冬真が脱がせてくれるほうが恥ずかしくないのに……。
「自分で、ちゃんと脱いで」
冬真に見られながら、俺はパジャマの上半身を肩から脱いで、布団の脇に置いた。
目を合わせないように顔を背けているけれど、冬真の熱い視線を感じて、それだけで股間がジンジンと熱く硬くなっていくのがわかる。
ズボンを足から抜き、やっぱり布団の脇に置いた。
「ぱ、ぱんつも……?」
俺はおそるおそる聞く。
「当たり前だよ。全部見せてくれなきゃ」
こ、こいつやっぱりドスケベだ……。天才級のドスケベだ……。
真っ赤になりながら、ボクサーパンツも脱ぐと、既に硬くなっているちんこがぽろんと出てきた。
俺は女の子みたいに左右の膝をくっつけて、ぺたんと布団の上に座り、完全な全裸を冬真の前に晒した。
「いい子だね」
恥ずかしいことを無理やりやらせているのはコイツなのに、冬真に褒められると、脳からぞわぞわした何かが出てきて全身が嬉しくなってしまう。
これじゃあ冬真の思うツボじゃないか。
くやしいので、
「俺が全部脱いだんだったら、冬真だって脱がないとダメだぞ」
と言うと、冬真は「わかった」と言って、スムーズにパジャマの上下を脱ぎ、ボクサーパンツも脱いで全裸になった。
冬真の白い肌がすべてあらわになる。俺のTシャツ焼けしている体に比べると、とっても綺麗だ。
ぶるん、と大きいちんこが出てきた。もう完全に固くなっていて、ズズンと上を向いている。
恥ずかしがる様子もなく、布団の上に全裸であぐらをかいている。
「……なんでそんな平気でちんこ出せるんだよ……」
俺は、前かがみになって両腕で股間を隠すようにして聞いた。
「だって、俺たちは結婚するんだから。全部見せるのは当たり前だろ」
そう言って冬真は、俺のおでこにちゅっとキスをしてきた。
「恥ずかしがらないで、ちゃんと見せて」
体を隠そうとする俺の腕を、冬真が優しくほどいて、両手首をつかんで持ち上げた。
「ひゃあっ」
反射的に膝で股間を隠すと、
「だめ、全部見せて。朔太の全部は俺のなんだから」
と、膝を開かれてしまった。
俺のちんこは恥ずかしいくらいに張り詰めていて、先っぽからガマン汁が漏れてサオを伝い、タマにまで垂れている。
「やだ……やだぁ……」
恥ずかしくて、涙がにじんできた。
「全部を見せてくれてありがとう。愛してるよ」
冬真が俺を優しく抱き寄せ、俺のちんこをぎゅっとつかんだ。
「ひゃあぁっ!……あああんっ!」
何か月も触ってもらえなくて、やっと与えられた刺激に、俺はビクンと体を跳ねさせて、あられもない声を出した。
冬真は容赦なく、綺麗な手で俺のサオをしごきはじめた。
大きな手のひらで、先っぽをぐりぐり撫でまわされる。
「ああぁっ!……んあっ!……」
気持ちよくて、全身が震えてしまう。恥ずかしくても、もう自分では、膝を閉じることもできなくなってしまった。
冬真が、また俺の唇にちゅっと口づけて、ゆっくり舌を差し込んできた。
俺は目を閉じて、舌を受け入れた。舌同士をからめ合わせているうちに、だんだんと頭の中がとろんとして、もう何もかもどうでもよくなってくる。
冬真は、俺のサオをしごきながら、片手でタマを揉み始めた。
「ふわぁ……そこぉ……ああぁんっ」
あまりの気持ちよさに気が遠くなりそうになっていると、今度は乳首を軽くつままれた。
「ひゃあんっ……!」
今年度前半に冬真のエロエロ授業で鍛えられてしまった俺は、ちょっと乳首をつままれただけで、喘ぎ声を上げて下半身が疼くようになってしまった。
「立派にえっちな体になったね、朔太」
「だ、誰のせいだと思ってるんだよ……!」
「ふふふ」
冬真は言わずもがなの問いには答えずに、俺の乳首の先端を、そっと爪の先で撫ではじめた。
もう片方の手は、まだまだ俺のちんこをしごいている。
「あ……あ……」
甘い刺激が、体のいろんなところに伝わっていく。そのたびに、俺の体はビクンと痙攣した。
「かわいいよ、朔太」
ちんこの先っちょを親指でぐりぐりされるたびに、膝を動かして悶えてしまう。
「ん……あっ……ああんっ」
だめだ、もうおかしくなっちゃう……
「と、冬真……そこの、ベッドの下の引出しに、あれ、あるから……」
冬真は手を止めて、ベッドの下の引出しから、兄ちゃんが俺に渡してきたローションとコンドームを取り出した。
「準備していてくれてたんだね。嬉しいよ」
冬真は、包装フィルムをぺりぺりと破って、ローションを手に取った。
「さっき……、お風呂に入った時、お尻の穴も、きれいにしておいたから……」
俺は恥ずかしいのをがまんして言った。
「偉いね。結婚初夜の心掛けができているね」
冬真はそう言って、また俺のおでこにちゅっとキスをした。恥ずかしいセリフなのに、冬真に言われると、頭がとろんとして何も考えられなくなって、息が荒くなってしまう。
冬真は、ローションを垂らした手を、俺のお尻にゆっくり近づけて、入り口を優しくマッサージする。
「ん……はぁ……」
冬真は、そのまましばらくお尻の穴のまわりだけを撫でていた。その間、ちんこもしごかれっぱなしだから、じれったくてもう気が変になりそうだった。
「ふわぁ……と、冬真ぁ……」
早く、早く冬真がほしい……。
「だめだよ、ちゃんとほぐさないと」
冬真は、今度は人差し指をゆっくり差し込んだ。
「ひゃあん!」
久しぶりに体の中に入ってくる感覚に、体中が悦んでいる。
指をちょっと曲げたり、出し入れしたりしながら、少しずつ入り口を広げていく。俺はもう我慢できなくなって、冬真の首にしがみついた。
「はぁんっ!」
お尻の中をいじられていると、もっと中の方を激しくかき回してほしい、めちゃくちゃにしてほしい、という気持ちが高まってきて、俺は冬真に腰を押し付けた。
「あっ……と、冬真っ……もっとっ」
冬真は、指を二本に増やして、俺の中の一番気持ちいいところを、ぐりぐりと刺激しはじめた。
「ああんっ! ああんっ!」
「朔太のお尻、俺の指をいやらしくキュウキュウ締め付けてるよ。……気持ちいい?」
「あん……っ! きもちいぃ、きもちいいよぉ」
冬真は俺のお尻を、ぐちゅぐちゅっと音を立ててかき回し、激しくこねくり回す。
「ふわぁんっ! あんっ……あんっ……!」
「もうダメ……、イっちゃう……。とうまぁ……。冬真のが入ってないのに、イキたくないよぉ……」
冬真は、尻の穴から指を抜き、自分のちんこにローションを垂らした。
「あれ、コンドーム、使わないの?」
俺が、荒い息遣いで聞くと、冬真は、
「俺たちは結婚するんだから。朔太の体に俺の精子をたっぷり染み込ませて覚えさせないと」
と言って、俺の頬を撫でた。言っている内容はド変態なのにゾクゾクしてしまう。
「朔太……。朔太と結婚できて、嬉しいよ」
冬真は俺の尻穴にちんこの先端をあてがった。
「俺も、とうまと結婚できて嬉しい……」
「朔太、大好きだよ」
そう言って、冬真は一気に俺の中に押し入ってきた。
「ふぁあああっ!」
突然の衝撃に、目の前がチカチカする。体が痙攣して、意識が飛びそうになる。
ズズッと冬真がさらに腰を進めると、おなかの中に、冬真が全部入ったのがわかった。
「あっ……、あぅ……」
俺のお尻の穴は、根元までずっぽりと冬真のちんこをくわえこんでいる。
「朔太の中、熱くて気持ちいいよ」
「ああぅ……とうまぁ……。俺の中、冬真でいっぱい……」
「もっと気持ちよくしてあげるからね。……動くよ」
冬真が、俺の腰をつかんで、ゆっくり抜き差しを始めた。
冬真のちんこが、俺の気持ちいいところをゴリッと擦りながら出ていく。
「ああんっ!」
今度は勢いよく入ってくる。
ずっ、ずちゅっ……!
ずちゅっ……、ずちゅっ……、
「はああんっ」
だんだんと、冬真の腰の動きが速くなる。
俺も、気持ちよすぎて頭がトロトロになり、夢中で腰を動かした。
「初めてなのに、自分から腰を動かすなんて、いやらしいな」
ずちゅっ、ずちゅっ、ずちゅっ、ずちゅっ……
「だってぇ……、気持ちいいよぉ……、もっと、いっぱい突いてぇ……」
冬真が、俺の一番気持ちいいところを、一番太いところでゴリゴリと刺激する。
「ひゃあんっ! ああんっ!」
もう、頭の中はもう冬真のこと以外は考えられないくらいにトロトロになっていて、お尻の中を激しくかき回されるたびに、全身に快感が駆け抜けて行く。
「ああぁんっ! ああっ! ああぁっ……!」
もうだめ……、もう死んじゃう……。
「冬真ぁっ! あっ、あっ、ああんっ!」
「いいよ、イっても……」
冬真のちんこが、俺の中でさらに大きさを増した。
「あんぅっ! もうだめぇっ……! ああぁっ!!」
俺が冬真の背中にしがみつきながらドピュッ、ドピュッと精液を出すと、俺の中の冬真のものが、びゅくん、びゅくんと震えながら熱い精を吐き出した。
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