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先輩×後輩
僕は半裸で仰向けになっていた。でも見えるのは天井ではなく、馬乗りになる先輩だった。ベッドを軋ませ、口ごもる姿から一変して雄々 しく挑発的になっていく表情に身体が疼いた。
「教えてやるよ」
「えっ」
「本物のえっち」
低く甘く、先ほどの仕返しとばかりに吐息がかかる。
「わ、わかんない」
「いいよ。気持ちいいことだけ考えてろ」
「…っん」
真っ暗な視界の中、僕の両手は頭の上で拘束され、耳から胸元にかけて何度も唇が行き来する。屋上や神社でしたえっちとは、比べものにならないくらい感じる。まだ始まってもいないのに、気持ちよすぎておかしくなりそうだった。
「…だめっ。ん、はぁ。あっ、ん…」
「もう凄いじゃん。触んなくてもイけそう」
「やだぁ…んっ。せ、んぱい」
「わかったよ。ここが好きだもんな」
するするとベルトが外され、パンツの中に手が伸びる。喉が締まるような刺激が走ると身体が反り返り、そのままパンツが汚れた。
「あっ、あぁっ」
「おまえ敏感すぎ」
先輩は頭を撫でながら、ティッシュに手を伸ばした。
「まだ。もっと、したい」
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