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先輩×後輩

「今日は終わり。またいつでもしてやるから」  僕は硬くなったそこに触れた。初めて触った先輩の欲情はすごく熱くて、今までこれをひとりで処理してきたのかと思うと興奮した。 「無理すんな」 「……やってみるから。教えて」  ベッドにもたれ掛かる先輩の間に座る。「疲れたら途中でやめろよ」と念を押した先輩は、ボクサーパンツの下から形が浮き彫りになったそれに僕の顔を近づけた。 「先っぽだけでいいから舐めてみて。入りそうだったら、そのまま奥まで(くわ)えて」  言われた通りに舌を動かし、口に入る所まで押し込んでみても、熱くて硬いこと以外の反応がないようだった。意地になって無心で繰り返す。口に含みながら目線だけで先輩の様子を伺うと、だんだんと歪む表情にたまらなくなって、自然と右手が動いた。 「自分でしてるの初めてみる。今日ほんとエロい」 「わかん、ない。手が、かってに」 「口動かして。それじゃ、イけないよ」 「んぐっ、んっ、んっ、はぁ…んっ」  後頭部を掴まれて上下に動かされていると、匂い、味、音、自分の快楽で、ぐちゃぐちゃになった。身体中の熱に脳内が溶けて、難しいことは考えられない。早くどうにかしたいという欲望だけになる。いつもは先輩が簡単に終わらせてくれることが、自分ひとりだと先が見えなくもどかしい。 「あっ、しぇ、んぱいっ…やっ、て」 「何を」 「ぼ、くの……んんっ」 「俺のを気持ちよくしたいんじゃないの?」 「ごめ、ん、なさ…いっ、はぁ、あっ」 「楽しんでるのはどっちだよ」 「んぁ…あっ…せ、んぱい」 「どうしようもないな」

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