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先輩×後輩
「おいで」と先輩は僕を抱きかかえ、今度は膝の上を跨ぐように座らせる。そのまま互いの裸体が密着して向き合う。
「これ、なに?」
「んー、もっと気持ちいいこと」
「あっ、やぁっ」
「ほっせー腰」
両手で腰を掴まれ今度は身体ごと上下すると、僕のが先輩のと擦れて、その度に経験したことない快感が走った。瞑 った目の奥がチカチカする。先輩の荒くなる息と共に僕らのものは圧迫され、いつもより大きくてうわずった声が止められない。
「あぁっ、んあっ、だめ…でちゃ、んんっ」
「いいよ、はぁ、イけよ」
「あっ、ああっ、んっ、んぁ」
「すき、だ…っ」
「あああっんんっ…んっ」
自分のと先輩の熱い液をお腹に受け、嬉しさのあまり力一杯に抱きつく。側に居られる始まりにすぎない今日がこんなにも幸せで、これから与えられる幸せが足りなくなることはないのだろうか。怠く重たくなる身体にまぶたが留まっていられず、それだけを心配しながら意識を失った。
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