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偏愛Ⅲ≪竜side≫5
お風呂から上がると、ハルカさんは寝室のベッドで横になって音楽雑誌を読んでいた。
その時ちょうどハルカさんのスマホが鳴る。
「ん―…マサくん?電話珍しいな。マサくん昨日はどーも」
山田先生…
わざわざ電話だなんて、何の話なんだろう。
「いないよ。帰ってくるよ。つかケンカって何したの?あー、兄貴プラネット大好きだからなぁ。取り寄せれば?」
笑いながら楽しそうに山田先生と話してる。
その笑顔、俺だけのものじゃないの?
俺にだけ見せて欲しいのに。
「つーか俺、今日マジで二日酔い―…ん…」
俺を癒すその唇で、楽しそうに山田先生と話さないで。
「りゅ―…ん…」
ここから出てってもいい、だなんて。
俺がいなくてもいいのは、ハルカさんの方なんじゃないの?
「ん―…は…りゅ……」
山田先生と話してるのに、無理やり唇を奪って、舌を入れて会話を中断させて。
わざとキスの音が先生に聞こえるように唾液を絡めて、舌に吸い付く音を聞かせて。
そして俺は通話中の画面を見て、通話を切った。
バカみたい。
一番でいたくて。
電話をすぐに切って欲しくて。
我慢出来ずに自分で人の電話を切るなんて。
「ねぇ、しよ」
ハルカさんがいなくなったら、俺は―…
「明日休みだから…たくさん抱いて」
「二日酔い治るまで抱くぞ?」
「いいですよ」
ハルカさんは俺をベッドに押し倒し、そしてキスをした。
先に進みたくなる、もっと欲しくなるイヤらしいキスを何度も。
「ん…ふ」
舌を絡め合い、激しいあまりに俺の口から唾液が垂れる。
それすら興奮してしまう自分がいた。
でも、山田先生が頭から離れない。
それに住谷さんだって。
俺より先にハルカさんを知ってる。
俺の知らないハルカさんを―…
「集中しろ」
ハルカさんが俺の耳を舐めながら囁いた。
「は、あっ…」
ハルカさんは俺の服を脱がせ、鎖骨を舌で舐め、そのまま乳首を苛めた。
いやらしく音を立てて吸ったり舐めたりする。
「やっ、あ…あっ、気持ち…い!んぁっ…」
変なの。
軽く舌先で転がされてるだけで、もうイキそうなぐらい感じてる。
「あっ、ん…ハル、ん…あっ」
ハルカさんは乳首を攻めながら、俺のズボンから硬くなった俺のモノを取り出した。
先端がヌルヌルしてるのが自分でも分かる。
ハルカさんは、ヌルヌルさせたモノを扱きながら乳首を吸い続けた。
乳頭を唇で挟んで、舌先で舐めて、弾いてを繰り返されると頭が真っ白になった。
「あっ、アアッ!んっ、アッ、アッ…や、ぁっ―…も、イキそ―…んん…イ、クッ…イく、イクッ―…ッ!!」
「今日どうした?ヤケに感じやすいなお前」
絶頂をして息を切らしている俺に軽くキスをしてからハルカさんが言った。
俺はそれどころじゃなかった。
今日は早くハルカさんが欲しくてたまらない。
「も、…これ欲し…」
硬くなっているハルカさんのモノを、足先で刺激をする。
「まだだ」
「まだ」というその言葉に更に欲情して、ハルカさんが欲しくておかしくなりそう―…
俺は逆にハルカさんを押し倒し、ズボンを下げてハルカさんのモノを取り出した。
硬くて、大きいコレが俺の欲しているもの。
我慢できずに口に含んだ。
根元から先端まで舌を尖らして何往復も舐めた。
更に手を動かしながら、裏スジの部分を攻める。
喉奥ギリギリまで挿入して、吐く寸前で一度口からモノを抜くと粘液の混じった唾液で俺の口元はヌチャヌチャになっていた。
「気持ちいい…ですか?」
「最高」
そう言われ、再びハルカさんのモノを口に含んだ。
気持ちいい場所を攻められると、ハルカさんの腹筋がピクピクなるのがたまらない。
欲しい、
欲しいよハルカさん―…
「はぁ、ん……!?」
ハルカさんは俺に舐められながら、近くにあったローションを手に垂らした。
そして、俺のモノに塗り付け、扱き始める。
「あっ、ん…やぁ、ハルカさっ、あっ、アッ、アアッ」
「喘いでないで早く舐めろって」
容赦なく扱かれ、フェラチオどころじゃない。
「無、理ぃ…アッ、アアッ!イッちゃう―…手、止めてっ!お…願い、入れて」
「何が欲しいんだ?」
あぁもう、焦らさないで…欲しくてたまらない。
「ハルカさんのオチンチン入れてッ!も、欲し…よぉ」
こんなに乱れたことがあっただろうか。
普段、ハルカさんとのセックスで俺はこんなに狂わないのに。
今日は欲しくて欲しくてたまらない。
自分が自分じゃないみたいにハルカさんの全てを求めてる。
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