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偏愛Ⅲ≪竜side≫6
ハルカさんはローションを使って俺のナカを丁寧にほぐしてから、コンドームを着用する。
そして俺が欲しているソレを秘部に押し当て、ゆっくりと挿入し、奥ギリギリまで入ってきた。
「あっ!ん―…ハル、カさ」
「お前が欲しがってたのが、ココまで入ってんの分かるか?」
そう言ってイヤらしい顔つきで俺の腹部を人差し指で軽く押す。
「やぁ!―…言わな…いで」
その発言だけで更に興奮している俺がいた。
「ハルカさんの…ギリギリまで入ってる…」
「おい…ナカ締め付けるなよ。俺の言葉だけで興奮したのか?」
俺が恥ずかしくて目を反らすと、ハルカさんは腰を動かさずに俺の乳首を舐め始めた。
「やっ!ぁ…ちく、びぃ!アッ、あ―…や、動いてっ…」
「なぁ竜…気付いてるか?まだマサくんと電話繋がってんの」
「え?」
ハルカさんがスマホに手を伸ばし、俺が切断したはずの画面を見ると通知バーの通話時間が増え続けていた。
「うそ…俺、切って…」
「無かったんだな♪」
そう言ってハルカさんは俺の耳元にスマホを置いて、再び乳首を舐め始めた。
「待っ、…て、でん…わぁ!んっ、アァ、切って―…んっ」
「聞かせてやろうぜ」
「やっ―…んん…は、ぁ―…ハル、カさ…んっ…」
唇を吸い、舌を絡めて舐めあげ、再び乳首に吸い付き。
「ひぁっ―…ん、あっ…それ、だめっ―…んん」
それを繰り返されると電話が繋がっていることすら忘れて、目の前のハルカさんを欲している自分がいた。
「あっ―…は、んん!あっ―…気持ち、い―…い、んっ…あ」
指で左乳首を弾き、右乳首を舌で弄り、それを数十秒ごとに左右交換して繰り返して。
腰を動かしはしないものの、まだ奥まで入りたいのか常に奥をグリグリと押し付けられて。
「やっ、―…あ、イクッ…!乳首ぃ、アッ、いク…あっ!アッ!イクッ!イクッ!」
俺が絶頂を迎えた瞬間、ハルカさんは自分の太ももに俺の太ももを乗せて浮いた腰を掴み、吊り橋の体位なった。
仰け反った体に、ハルカさんのモノが俺のナカの壁に突き刺さってる感覚がして、これだけでも再び勃起し、更にまたイキそうになってしまっている俺がいた。
「好きだもんな、この体位」
「や、あ―…押さな、いで…俺イッたばっか…」
今動かれたら―…やばい
そして俺のナカの奥だけを支配していたハルカさんのモノが動き始める。
「これ―…や、ぁ!当たるっ、いいトコ―…!ん、あっ!イッちゃう―…!ひぁ―…イく、イクッ、イクッ!」
俺がイッたことを確認すると、次は屈曲位でハルカさんのモノが奥まで入ってくる。
秘部の入り口ギリギリまで抜いて、俺の奥ギリギリまで挿入を何度も何度も繰り返す。
「あ、ん―…!あっ…アッ、アアッ、もっ…と、もっとぉ」
『もっと』という俺の言葉で、ハルカさんの動きが更に速くなる。
そしてハルカさんは更に奥まで入るように、俺の左足を上げて突いてきた。
「アアッ!アッ!お、く…奥…イイッ!アアッ!」
ハルカさんの吐息と、俺の喘ぎ声が混じり、更にグチュグチュといういやらしい音が部屋に響き渡る。
「さすがに俺ももう…イく…」
「や、あっ…もっと!まだイカないで!」
俺の発言に驚いたのか、ハルカさんは俺のモノを扱きながら腰の動きを速くした。
「アッ、アッ、アアッ!は、あ…おかしくなるぅっ、ん、アッ―…」
「おかしくなれよ」
気持ち良すぎて、もう既におかしくなってるのに。
恥ずかしいよりも、欲望の方が強い。
「アッ、アアッ!イッちゃ、イッ…アッ、ん…イクイク、アアッ、イクッ―…!
!」
「イく…」
俺はハルカさんの手に何度目かの射精をし、ハルカさんは俺のナカで果てた。
早く、いつものあの言葉で安心させて―…
ハルカさんがズルリとモノを抜いて、俺を見て言う。
「おやすみ、竜」
―…え?
「好きだよ」…じゃないの?
そして俺に軽くキスをして、着替えをする。
「マサくん、まだ聞いてたの?切らないのマサくんらしーわ。切るよ」
まだ通話中になっていることに気付いたハルカさんが、切断ボタンを押し、そして冷蔵庫からミネラルウォーターを持ってきた。
電話中だったからいつもの「好きだ」という言葉を言わないのかと思っていたけど、いつまで経ってもその言葉が出ることは無かった。
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