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偏愛Ⅶ≪ハルカside≫1
踏み出す勇気を
その一歩が強さだから
足を上げろ
1mmの勇気でいい
恐れるな
振り返るな
前だけを見ろ
なぁほら 進めただろう?
アスティ 「Overcome 」
「シナモンロールケーキ?」
「あー悪ぃ。もって帰れってスタッフがうるさくて。甘いの嫌いなのにごめんな。すぐ食って胃袋で抹殺するから」
竜は甘いものが苦手なのは知ってたけど、父親とのビデオを見たときに理由が分かった。
竜の乳首にクリームやシロップを塗って口移しして―…って思い出しただけで俺が部屋の壁を破壊しそうだ。
そう思いながら俺が口に運ぼうとしているシナモンロールケーキを、竜は一口かじった。
そしてすぐに飲み込んで、俺に深いキスをした。
「竜、大丈夫か?」
「これからは甘い物を克服できたらいいな。ハルカさん、協力してくれる?」
「どうやって?」
思い出したのか、今すぐ泣きそうな顔して俺を見つめる。
「俺が甘い物を食べる度にキスして。ハルカさんの味として上書きして欲しい」
「お前が震えなくなるまで、一人で甘い物が食えるようになるまで…もちろん食えるようになっても傍にいるよ。愛してるよ竜」
俺がそう言うと、竜は何度もシナモンロールケーキと深いキスを繰り返した。
「もっと言って。もっとキスして…」
「愛してるよ竜」
「もっと」
「愛してる」
震えそうになりながら食べて、キスでその震えを落ち着かせて。
気付くと竜の目から涙が溢れ落ちていた。
「竜、大丈夫か?」
「甘い物って…こんなに美味しかったんだ」
泣きながらも、笑っていて。
その顔が愛くるしくて、切なくて。
当たり前の幸せを、俺が教えてやるから―…
「時間かけていこうな」
「―…っ」
俺が抱きしめると、竜は何時間も声をあげて泣いた。
早くあいつの幻影を全て消したい―…
「やめて…父さん………!…あっ…ハル…カさん…ごめんなさい…ハルカさん、俺…また―…ごめん」
「大丈夫だよ。無理するな」
「嫌だ。絶対克服する」
後ろから指を挿入しただけでまだアイツを思い出してしまう。
何か良い方法は無いか考えるも、単純な結果に行き着いた。
「んじゃー…鏡の前でヤってみるか?それなら俺の姿分かるし」
「え……」
全身鏡をベッドの前に移動させ、背後から竜の耳を舐めながら足を開く。
「ほら竜、もうすげぇ勃ってる」
「や…恥ずか、し…ん」
そして後ろから視線を鏡に向けて首筋に吸い付く。
待って…これ…めっちゃ興奮するな
そう思った俺はローションでヌチャヌチャになった竜のモノを左手で後ろからゆっくりと扱き、右手は乳首を弄った。
「やっ、ん…ハルカさ、あっ、アッん...」
ぎこちない左手の動きとは対象的に、右手の乳首は摘まんだり乳頭の側面を弾いたりを繰り返すとそれだけで竜はイキそうになる。
「アッ、んんっ、や…動き、変っ―…んっ、アァッ。イッちゃう…ふぁ…イ、ク―…イクッ!」
「あー、ザーメン出てる出てる。俺にうしろから手で扱かれて乳首弄られて…可愛すぎんだよな俺の嫁♡」
「やっ…あ、出てるぅ!手ぇ、止め…てっ、ハルカさんっ…」
恥ずかしいのに絶頂させられてる姿を見て興奮した俺を鏡で見ると、無意識に舌なめずりして笑ってめちゃくちゃ楽しそうだった。
変態じゃねぇか、と思いつつも新たな扉が開かれた俺は止まらなかった。
「はーい、次は指が入るよ…すんなり入った。広げてくぜ」
「恥ずか…しいっ…や…ん…」
竜のナカが見えるような体勢で鏡に見せつけ、人差し指と中指で大きく拡げる。
くぱあっと開いたナカがローションでヌチャヌチャしてて、俺はもうそれだけで早く挿入したくてたまらなかった。
「そりゃ恥ずかしいことしてるからなぁ。分かるか?ここ、前立腺押されてんの。見てみ、鏡で」
「ふぁあっ!ん...やぁ、見ない、でっ…指、押さな―…んん…また、イく…からっ…やっ、脇っ、吸わないで」
俺は前立腺を押しながら、乳首をコリコリして、さらに竜の脇に吸い付いた。
最近、脇も竜の性感帯であることに気付いた俺はそのうちここも開発しまくろうと決めている。
そして俺は指を抜き、竜の両足を持ち上げた。
「まだイクなよ。挿れるから……よっと」
「――ッ……!!」
俺は竜を持ち上げて、背面座位で竜の秘部に硬くなった自身を押し当てて入り口を発見すると一気に腰を落として挿入した。
「はぅあっ!!ンンッ、アァッ、やぁ…イッちゃ―…イクッ」
「あ、挿れたらイッた?残念、俺ここからまだまだ動くから。鏡見てろよ」
結合している部分を鏡に見えるような体勢にすると、射精してる瞬間や、ヌチャヌチャな結合部に興奮しているのかめちゃくちゃナカが締まる…
「あぁっ!ん、や、…すごっ、入ってる…あっ、ん…見えてるっ!俺に…ハルカさんのおっきいの、気持ちい、あっ、やぁ!イクッ!またイクッ!」
「お前の実況エロくてやばいわ…一回出す」
興奮と快感でいっぱいになっている竜に耐えきれず、俺は竜の奥で中出しした。
「熱い…ハルカひゃん…の俺のナカで―…ピクピクっ…出てる―…んっ!?や、またおっきくなっ…やぁっ!まだ動かないでっ!おかしくなる」
その実況で俺はまた興奮して、抜かずに再び動き始めた。
「今俺のチンチンどうなってる?」
「ハルカさんのおチンチンっ、俺のナカ…じゅぼじゅぼってぇ!入って…奥グリグリって、んんっ!あっ…すごっ、ぬちゅぬちゅって、俺っ…ハルカさんの咥えてるっ!入ってるっ」
「やべ…鏡プレイ最高。言えたご褒美に本気の速度でおチンチンじゅぼじゅぼって出し入れしてやるからな」
竜の腰掴んでわざと鏡が見えるような体勢で見せつけると、それを確認するたびに無意識にナカがしまる。
「ひぁっ!だめっ、それ…速いっ!おチンチンじゅぼって、奥すご…当たるっ…あっ、ん…またイッちゃう、やだ俺…恥ずかし―…イく…イクッ」
マジでこの嫁は…可愛すぎてやばい。
俺ほぼ性欲無かったはずなのに、毎日のようにセックスしても飽きないどころか竜が懇願するから中出ししまくって…
数ヶ月前にゴム無しでいいと言われたとき「大切にしたいんだよお前のこと」とか言ってたのどこのどいつ?と思いつつも、もう抜け出せない。
そして、アイツみたいにこれだけ激しくヤッても竜は全く震えていなかった。
VIVA☆鏡様!
それから何日間か、全身鏡を利用してセックスを続けた。
しばらく慣れてから全身鏡を無くして後ろから挿入しようとした瞬間、再び竜が怯え始めた。
「やめ、て―、…父さんっ!―…あ…ごめんなさい」
「…やっぱ姿が見えないとダメだな。無理しなくていいんじゃね?」
むしろ、鏡あった方が俺の変態スキルが向上するし…
「ごめんなさいっ…あー…もう嫌だ。旦那とセックスするのにいちいち体位を気にしなきゃいけないの…」
「後ろからヤりたいときは、鏡さんに出動してもらえばいいだろ」
でも竜は、どうしても克服したい様子だった。
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